【競馬】2023年2月重賞③フェブラリーS、京都牝馬S、ダイヤモンドS、小倉大賞典 回顧

2月も終わりそうだけれど2023年2月の重賞回顧3記事目。
毎週下書きに途中までは書いていたので、完全に時期は過ぎているけど書き足して公開します。

本記事は2023年2月18・19日のフェブラリーS、京都牝馬S、ダイヤモンドS、小倉大賞典を振り返るものです。

フェブラリーステークス GⅠ東京ダート1600m(左) 

年始最初のGⅠ フェブラリーステークス。
残念なことに、2023年は出走馬の層が薄い印象。

フェブラリーステークス2連覇中のカフェファラオ、
4連勝中でダートGⅠを2連勝中のウシュバテソーロ、
ダートGⅠ3勝のテーオーケインズ、
去年のGⅠチャンピオンズカップ1着ジュンライトボルト、
同2着クラウンプライド、
などの現役ダート有力馬の面々がフェブラリーステークスを回避してサウジ・ドバイ遠征。

サウジ・ドバイ遠征組がほかにもいるし、怪我で休養・引退(ギルデッドミラーは残念でした…)した馬もいるしで、前走まで全連対している1番人気レモンポップにとっては、過去に負けた馬や別路線で勝っている馬が出てこないレース。
相手関係が相当楽に見えた。

レモンポップは1400mが適距離と言われているが、このメンバーなら能力でイケそうな感じ。

地方から来た牝馬スピーディキックはどれだけ通用するか楽しみだけれど、厳しいだろうなとも思っていた。

2023年フェブラリーステークス 結果

1着 レモンポップ(父Lemon Drop Kid) 坂井(1人気)
2着 レッドルゼル(父ロードカナロア) 川田(3人気)
3着 メイショウハリオ(父パイロ) 浜中(4人気)
4着 ドライスタウト(父シニスターミニスター) 戸崎(2人気)

順当決着。

1200m・1400mに強いスプリンターで、前走まで1600mになると3着以内に入れていなかったレッドルゼルが2着、スタートで大幅に出遅れたメイショウハリオが3着。
やはり層は薄かったのだろうか。
国内ダート有力馬がサウジ・ドバイを選ぶことが続く気もするので、開催月を変更できるなら変更されるといいな。
2月でなくなったら「フェブラリーステークス」の名称ではなくなるか。

とは言えレモンポップはさすがの勝利。
東京ダートでの勝利数は歴代トップ。ほかの競馬場での活躍も見たい。
次走はドバイを視野に調整中とのことだが、チャレンジしてほしい。

昨年2着のテイエムサウスダンは厩舎変わって、騎手がルメールになってから厳しい状況ですね。調子の問題なのだろうか。

地方牝馬スピーディキックは道中の追走が遅れていて「やっぱ中央は厳しいんだな」と思っていたら6着。がんばった。
今年の地方重賞はどのレースでも期待。

昨年GⅠかしわ記念を勝つも、秋以降は勝ちから遠のいていたショウナンナデシコは本レースで引退。おつかれさまでした。

京都牝馬ステークス GⅢ 阪神芝1400m(右)

京都牝馬ステークスはGⅠヴィクトリアマイルへのステップレース的な意味合いがあるレースだったとは思うが、2016年から1600m→1400mになって、あんまりヴィクトリアマイルにはつながっていない(気がする)。

過去の出走馬を見てもGⅠ馬はあまり出走しておらず、パッと目に付くのは2016年1着クイーンズリング(エリ女、有馬2着)、
2017年1着レッツゴードンキ(桜花賞)。

おお、ジェンティルドンナの姉ドナウブルーが2014年2着だ。
あとは最近レモンポップのライバルだったギルデッドミラーが2021年2着。

ギルデッドミラーはダート適正抜群で、結果的にダート転向が遅かったと言っている人もいるが、NHKマイルC3着、京都牝馬S2着とか芝重賞で掲示板に入れるのにダート転向するのは勇気がいるよなあ。

過去10年で2年に1度は1番人気が勝つ一方で、3着以内は5番人気以下の方が多いという馬連・3連複・3連単が高配当になる予想しがいのあるレース。
2023年はどうか。

2023年京都牝馬ステークス 結果

単勝1~3番人気が1~3着。
すべての馬券種で1人気か2人気が払い戻しという超固い決着。

1着ララクリスティーヌ(父ミッキーアイル)は近走菅原騎手を背に2着、2着、1着、1着と来ていて、これはヴィクトリアマイルも期待できるかも。

2着ウインシャーロット(父スクリーンヒーロー)もGⅢ連続2着で悪くない。
次走は4月の阪神牝馬Sとのことで、調整が順調にいけばここも勝ち負けできるか。


ダイヤモンドステークス GⅢ 東京芝3400m(左)

過去にフェイムゲームが3勝、2着1回。
他にはステイヤーズステークス3連覇のアルバートが勝ったり、アドマイヤラクティ、ユーキャンスマイルが勝ったりと、その当時の長距離重賞常連組が出てきて、ここも勝ってる。みたいな印象のレース。

2023年は重賞初挑戦のシルブロンが1番人気、同じく重賞初挑戦のミクソロジーが2番人気で層の薄さを感じる。

2023年ダイヤモンドステークス 結果

2番人気ミクソロジーが4連勝で、重賞初挑戦初制覇。
2022年ダイヤモンドS1着テーオーロイヤルが天皇賞(春)3着だったように、ここで勝てるなら天皇賞(春)も好走できるか。


小倉大賞典 GⅢ 東京 芝1800m(右)

小倉大賞典は超実力馬が出てこないけど、重賞でローテ組んでる馬が結構並び、ゴツゴツした印象がある。
ハンデ戦なこともあり、人気通りの着順に行かないことも多い難解なレース。

過去10年の1~3着馬を見ると、カレンブラックヒル、クラリティスカイのNHKマイルC馬を始め、ヒットザターゲット、ラストインパクト、マルターズアポジー、トリオンフ、スティッフェリオ、カデナ、ボッケリーニ、ランブリングアレー、アリーヴォなどなど、重賞で複数回名前を目にする名前が並ぶ。

ただ2023年は前走重賞初挑戦で中山金杯6着だったレッドランメルトが1番人気と、層の薄さを感じる。
この週の重賞は「層の薄さを感じる」と書き過ぎだな。


2023年小倉大賞典 結果

7歳馬ヒンドゥタイムズ、重賞初制覇おめでとう。

予想の難しいレースという印象変わらず。

また翌週のレースで。

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