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【競馬】2023年2月 東京新聞杯・きさらぎ賞予想【レース後追記あり】

かなり古い、井崎脩五郎と須田鷹雄の対談本を読んだ。
2000年刊行『「最重要ウマ問題」裏議事録』。
94年~99年頃の競馬雑誌の対談連載から部分的に抜き出して解説を付けた本。面白かった。

レースが始まる前にしゃべっていた話を、結果が出て、さらに少し時間が経ってから読み返すのは面白い。
自分が書いたものでも面白いかもしれない。

試しに今週、重賞レース前に考えていたことのメモをざっくばらんに残していく。

東京新聞杯 GⅢ 東京 芝1600m

東京新聞杯は、同じ東京芝1600mGⅠヴィクトリアマイル、安田記念を目指す馬が足掛かりにするイメージのあるレース。

2018年1着リスグラシュー、2019年1着インディチャンプが後にGⅠ勝ったことで、よりそのイメージが強くなった。
2022年1着イルーシヴパンサーは安田記念1番人気になったし、2023年も、上位入着馬はヴィクトリアマイル、安田記念で注目したい。

近3年は20年2着・21年3着シャドウディーヴァ、21年1着・22年3着カラテと、同じ馬が好走するイメージもある。
2023年は、去年の上位入着馬の出走なし。

GⅢ東京新聞杯2023予想

◎15番ナミュール 牝4(父ハービンジャー)横山武
○5番インダストリア 牡4(父リオンディーズ)戸崎
▲3番ジャスティンカフェ 牡5(父エピファネイア)福永

◎15番ナミュール 牝4(父ハービンジャー)横山武
1年前は2022年クラシックの主役と目されていた。オークス3着、秋華賞2着。
阪神JF1番人気4着、桜花賞1番人気10着と、1600mが合っているのか若干不安も、能力的には上位のはず。
ここをサクっと勝って、2023年はGⅠ勝ってほしい。

○5番インダストリア 牡4(父リオンディーズ)戸崎
傾向として、前走3勝クラスの馬が好走するレースで今回は該当馬がインダストリアのみ。
更に傾向として4歳が強いレース。傾向だけを考えたら外せない。
全然通用しない可能性もある。

▲3番ジャスティンカフェ 牡5(父エピファネイア)福永
過去の着順だけ見たとき「どうして1番人気?」と感じる。
こういう人気馬って前走は不利を受けていたり、調教の調子がめちゃ良かったりするんですよね。おそらくそうなのでしょう。
当日パドックで調子良さそうなら、もっと予想の上位にしたくなる馬。

4番ピンハイ 牝4(父ミッキーアイル)坂井
超小柄で、マイルどうなん?ってイメージと、これまで下位人気でマーク薄かったのが今回上位人気で道中大丈夫か、という印象はある。
戦績もナミュールには劣る。
でも父がマイルGⅠを2勝したミッキーアイルだし、実はマイラーだったりするんですかね。

2番ウインカーネリアン 牡6(父スクリーンヒーロー)三浦
春3連勝のあと、前走GⅠマイルCSは9番人気12着。
年齢が若干の不安要素。
今回新馬具付けて臨むそうで、良いほうに出れば。

16番プレサージュリフト 牝4(父ハービンジャー)ルメール
2022年クラシックの成績はナミュール・ピンハイに劣るけれど、こういう馬が年明けてから逆転していったりすることあるよね。


きさらぎ賞 GⅢ 中京 芝2000m

京都競馬場の改修により、きさらぎ賞は21年~23年の間、京都芝1800mから中京芝2000mに変更されている。
一緒くたに考えていいのかわからないが、過去10年で3番人気以内の複勝率60%と、相当固い傾向のレース。

後のクラシック活躍馬を見つけたいところだけれど、きさらぎ賞がクラシック戦線上位につながるイメージがあったのは2016年1着のサトノダイヤモンドまでで、近年はきさらぎ賞出走馬がクラシックで活躍できていない印象がある。

過去10年で3着以内に入った牝馬はルージュバック(15年1着)のみ。

ルージュバックは、きさらぎ賞51年ぶり牝馬の勝利で、2015年当時は「牝馬三冠狙える逸材」みたいな特集が組まれていたのが懐かしい。
オルフェーヴルの弟アッシュゴールドに勝ったぞ!本物だ!みたいな。
フジテレビ『みんなのKEIBA』では元AKB大島さんが取材に行っていた。

ルージュバックは結局、牝馬三冠どころかGⅠ勝てなかったけど、牡馬混合重賞4勝したし、ずっと結構強いイメージがあった。引退レースの有馬記念も上がり最速で5着だったし(1着は同期キタサンブラック)。記憶に残る1頭。

ルージュバックの弟ポタジェがセリで高値(1億9000万)だったのは、ルージュバックが活躍中だったという理由が間違いなくある。
ポタジェが22年大阪杯に勝ったときは、ルージュバックを思い出して何か嬉しかったな。

……競馬を見始めたのは2014年だけれど、こうやって隙あらば連想して思い出話をしてしまう。


GⅢきさらぎ賞2023予想

◎2番フリームファクシ 牡3(父ルーラーシップ)川田
○7番オープンファイア 牡3(父ディープインパクト)ムルザバエフ

荒れないと予想。
オッズは相当低そう。

単勝1倍台になりそうな大本命フリームファクシが順当に勝つのでは。
秋華賞、英GⅠナッソーSに勝ったディアドラの弟。クラシックにも期待。

日本で6頭のみのディープインパクト最終世代の1頭オープンファイアは、このメンバーなら能力的にも上位だと思うし、ディープインパクト産駒がこのレース強いので、2・3着には来るでしょう。来てほしい。


サクっと書いて終わりにするつもりが3時間くらいかかった。
もっと短くして、定期的に書いていきたい。


レース後追記 きさらぎ賞・東京新聞杯

きさらぎ賞2023・結果

1着 ◎2番フリームファクシ 牡3 川田
2着 ○7番オープンファイア 牡3 ムルザバエフ
3着  3番クールミラボー 牡3 和田

1・2着しか予想せず、完全に予想通り。
オッズめちゃくちゃ低いガチガチ決着。

フリームファクシは期待通りの実力でよく粘った。毎回口を割っているので、折り合い付けばもっと伸びる。
オープンファイアは課題だった追走もできて、ディープインパクト産駒っぽい末脚も良かった。
2頭とも多頭数での重賞は未知数だけれど、今後が期待できるパフォーマンス。

近年きさらぎ賞組は皐月賞で結果が出ていないが、2023年は活躍あるかも。

東京新聞杯2023・結果

1着  2番ウインカーネリアン 牡6(父スクリーンヒーロー)三浦
2着 ◎15番ナミュール 牝4(父ハービンジャー)横山武
3着  16番プレサージュリフト 牝4(父ハービンジャー)ルメール
4着 ▲3番ジャスティンカフェ 牡5(父エピファネイア)福永
……
7着 ○5番インダストリア 牡4(父リオンディーズ)戸崎
8着  4番ピンハイ 牝4(父ミッキーアイル)坂井

ウインカーネリアンが強かった。
勝ち時計は、19年インディチャンプより速いタイム。お見事。
インディチャンプは19年の安田記念とマイルCSを制しており、ウインカーネリアンは安田記念に期待。

ナミュールは2歳の時から「能力はGⅠ級」と言われ、確かにそうだと思えるけど勝ちきれないなあ。

名前を挙げた馬が1~3着ではあったけど、インダストリアを○に入れているし、馬券は買い方次第でしたね。

なお、きさらぎ賞、東京新聞杯ともに馬券は購入していませんでした。




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