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3000円ワインまとめ

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3000円台のワインである『3000円ワイン』についてのまとめマガジンです。 ワイン好きのアルパカが、とある3000円ワインについて考えたことや妄想したこと。 そんなワインエッセ…
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#ワ旅

2023年8月│3000円ワインまとめ

8月は怒涛のように過ぎてゆきました。 いや~、暑かった。そして、長かった。なんだか月初が遠い昔のことに思えるのは、それだけ密度が高かったんだと思います。いろんなところで、いろんなワインを飲みました。懐かしくてエモい再会もあったし、新しく刺激的な出会いもありました。 途中、実家の広島に帰って台風に巻き込まれたりしたので、物理的な移動時間も長かったんですよね。そんなこんなでいつの間にか疲れてしまったのか、後半は息も絶え絶えでした…ダメージがなかなかリカバリできない、これも36

[3000円ワイン]世界のワインに恋したい。〈スイス/シャスラ〉

世界中のワインが飲みたいです。 今となっては、あの一大ワイン大国フランスに”ワ旅”に出かけるような、「いかにも」なワインスキーに仕上がっているますたや。 ブルピノ飲ませていっちょ上がり!ってな具合ですっかりできあがっちゃってますが、もとはといえば…というか今でも断然、世界中の知らないワインを飲むことが大好きです。 知らないワインというのは、飲んだことのない国のワイン、そして飲んだことのない品種のワイン、ということ。 ・・・と、いうとなんだかリベラルな感じがしてかっこよ

日本シャルドネとの恋〈日本/シャルドネ〉

北海道産の3000円シャルドネを飲みました。 すっかり酔いも覚めた翌日。 なんとなく胸騒ぎを感じて、昨晩のツイートを読み返してみます。 そうだっけ……? そう思ってよくよく思い返してみると、どこからともなく、日本シャルドネたちとの淡い思い出が蘇ってくるではありませんか。 ――いや、飲んでるやん…! 「今カノ」にいい顔したいがために、「昔の女」を忘れたフリする優男、みたいな酷い仕打ちをしてしまったわたし。 そこで、日本シャルドネたちへの懺悔を込めて、これまで飲んだ日本

二列目の端アイドル、北海道ケルナーへの信頼感〈日本/ケルナー〉

北海道産「ケルナー」への、全わたしにおける信頼感が高まっています。 ケルナーは、ドイツ生まれの白ブドウ。黒葡萄であるトロリンガーと、かのリースリング大先生を掛け合わせて作られた品種です。 リースリングが親もとなだけあって、香りはとてもアロマティック。青りんごのような爽やかな甘みのあるフルーツ感と、高すぎないけど綺麗な酸、そして後半にわずかに感じるタンニンのような苦みが、和食にもあうちょうどいい味わいを醸し出していると思うんですよ。 なにを隠そう、わたし、ケルナー、好きな

あらしのひるに ~雨とヤギとワインの話~〈日本/ソーヴィニヨン・ブラン〉

梅雨。不安定な空模様が続いていますね。今日なんて、え、嘘やろ…ってくらい寒かったです。みなさん、いかがお過ごしですか。 わたし、雨・・・好きなんですよねぇ、実は。特に大雨。 雨音を聴くのが好きなので、朝方目が覚めたときに雨が降ってると嬉しい気持ちになります。水に濡れるのもべつに平気だし、なんだったら多少の雨は傘ささない。日がな1日だって雨の降る窓の外、見ていられます。好き。 noteを書くときはたいてい「雨の音」を聴いてます。そして、1日の終わりにはアレクサに雨の唄を歌

ナチュラルワインと、その愉しみ。~心のワインDDおじさんに寄せて~〈フランス(ロワール)/ピノブラン・ピノグリ他〉

こんばんわ(^○^) 3000円ワインの民、ますたやです♪ 季節は三寒四温。あったかくなったと思ったら、またすこしひんやりした連休になりそうですね。 桜の開花が待ち遠しいけれど、桜、開いちゃうと、散っちゃうからな~🌸 できるだけゆっくり季節が過ぎますようにと願いながら、だいすきな春を待っています。 さて先週、ぽかぽか陽気のなかナチュラルなウィークエンドを過ごしたますたや🍷 でも実はますたや、普段はナチュラルワインを飲むことは少ないんです。なぜか。 ナチュラルワインとわ

旅のB面。〈ドイツ/シュペートブルグンダー〉

みなさん、こんばんわ(^○^) 3000円ワインの民、ますたやです♪ 昨日、雪国山形のワインをめぐる #ワ旅 の記事を公開いたしました。 ▶ 山形は、心あたたまるで町でした! でも実はこのワ旅には、3000円ワインとしてのB面があったんです。 それが、こちら。 そうです。 大好きな3000円ワイン、ベッカーちゃん🦊との同伴旅でございます! フリードリッヒ・ベッカーといえば、きつね🦊のかわいいエチケットが目を引くドイツのワイン醸造所。以前にもいただいたことがあったの

ワインに宿るテロワール。〈日本(都農ワイン)/シラー〉

こんばんわ(^○^) 3000円ワインの民、ますたやです♪ さて、本日は日本の3000円ワインのご紹介です🍷 日本ワインについて考えるとき、ふと思い返すできごとがあります。 それは、2020年の秋、山梨・長野をぐるりとめぐる、3日間のワイン旅でのことでした。 旅のはじまりから終わりまで、日本ワインを飲み続けた最高の旅だったのですが、実はこの旅がはじまってからしばらくの間、出て来るワイン、出て来るワインに、「共通点」のようなものを感じていたのです。 「さっきから飲んでる