皆勤賞とか精勤賞とかもうやめる時期じゃないですか?

インフルエンザの疑いがある場合、感染拡大を防ぐために、病院に行ってはいけないという主張があります。

私ももっともな意見と思います。

ただ現実的には、出席停止扱いにするための証明が必要である学校が多く、病院に行きたくなくても、行かなければならない状況があります。

教育も同様で、インフルエンザの証明を出さないどいけません。雰囲気的に風邪で長期間休むなよ、という空気もありますので、有給で処理すれば良いのですが、それよりもインフルエンザ陽性の証明の方が気が楽なのです。

生徒の立場からすると、精勤や皆勤で、進路が有利になると思っているわけですから、多少熱があっても登校して、感染拡大の原因になったりします。

今回のコロナ感染の疑いによる欠席は、出席停止扱いにすると早々と決定した学校が多いと思うのですが、インフルエンザも陽性が出なければ、ただの欠席になってしまいます。それが嫌で、無理に登校する生徒がいるわけです。

コレが電車が止まろうが、発熱してようが、出社するのがエライ、という日本の社会の空気を作り出しているのではないでしょうか。

確かに皆勤賞をとって、褒められるった経験は生徒にとってかけがいのないものという意見もあるでしょう。しかし、私には良き工場労働者育成のための高度経済成長期の名残のように見えます。

精勤、皆勤をまだ廃止してない学校はこれを機会に廃止し、むしろ、生徒も年に何日かは有給的な休日を与えるぐらいしてもいいんじゃないでしょうか。「自己研鑽日」とかいう意味づけを与えて、資格試験の受験とか、家族の旅行とか、スポーツの遠征とかに使ってもいいと思います。

欠席日数を推薦入学の際にポイント化するのはどちらかというと大人の都合のような気がします。


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