自分には価値がない?自信がない?? そもそも価値ってなに?

こんにちは。とおるです。

昨日ツイッターで「自己憐憫(じこれんびん)」について呟いた内容に、「自分の価値って?」という話になったので、今日は「価値」について一緒に考えていきたいと思います。


日本人は自分に自信がないと言う人が多いように感じるので、この話がきっかけになって人生が変わる人が出ると良いなという願いを込めて進めていきたいと思います。


まず自己憐憫というのは、わかりやすく言うと自虐ネタみたいなものですね。

子供の頃に、大人の人が変にへりくだってる言動にちょっと苦笑いした人も多いかもしれません。


自分はもうおじさんだからさ、、
自分なんて年だからさ、、
自分は馬鹿だからさ、、

自分なんて、自分なんて、、

「ヒロシです。。ヒロシです。。」みたいですよねw


謙遜ならまだわかりますが、あまりにも卑下してしまうと、
なんというか「そんな事ないですよ」待ちのような空気の時もあります。


自分は価値がない人間なんだ。自分はポンコツだから。。

笑いのネタならいいですけど、段々と自己洗脳してしまいますからね。気をつけないと極ネガに浸ってるようにも見えてしまい、周囲から相手にもされなくなっていきます。


あなたはどんな人ですか? と聞かれて、
自分は価値がない人間です。と言われたら?


自分で自分に価値がないと考えてる人に対して、周りが価値を見出してくれることなんてほとんどありません。
(よほどの才能などがあれば別かもしれませんが)


本人は、敷居を低くしてるのかもしれませんし、
謙遜のつもりかもしれません。

自虐ネタで楽しんでもらえると思っただけかもしれません。

ちなみに僕自身は、自分がいかに価値のない人間で、いかに無知であるかを思い知ったので、人よりも努力が必要だし、価値を提供できる人間でありたいと思いました。


これを僕は「健全な絶望」と呼んでいます。

『嫌われる勇気』などで一躍有名になったアドラー心理学でも、取り上げられていましたが、

引きこもりの心理は、「自分は特別な人間なんだ」「才能ある人間なんだ」という認識が強すぎて、表に出れないのだそうです。

なぜなら、表に出ると「自分は特別じゃなかった」「普通の人間だった」ということを認めなければならなくなるからですね。


以前ツイッターでも「絶望しよう」と呟いたのは、こういう理由です。

ソクラテスは「無知の知」がはじまりだと言いました。

「自分」は特別でも何でもない人間なんだ。という自覚があるから学ぶ姿勢を持てるし、自分を疑えるし、努力もできるし、好奇心にも繋がるのではないかと思います。


さて、話を戻しますが、ツイッターでいただいた質問は、

「価値って自分一人で完結するものなんでしょうか?
他人との関係において初めて計られるものなんでしょうか?」


どういう背景での質問なのかによって答え方もいろいろあると思うんですが、


おそらく「自分の価値の感じ方」だとするならば、
これについて僕の考えは、「どちらの価値もある」です。

自己完結する価値もあるし、他者との関係性で計られる価値もある。ということです。

簡単に説明しますね。

→他者との関係性で計られる価値って?

わかりやすいのでビジネスの例でいうと、「差別化」というのは、他社や他者との「比較」が前提となっていますよね?

他との「差」には価値がある。と言われます。

一言で「差」と言っても、質の高さや低さという何かのモノサシで計る差もあれば、他との違いの事を「差」と言ってる場合もあります。


逆に言えば、誰とも差がないもの=価値が低いもの
ということです。


誰にでも出来ることに対する価値は低い。となります。
(誰にでもできる仕事は基本的に安価ですね)


こうした他と比較することで感じる価値を「相対的な価値」といいます。


人と自分を比べてばかりいると、あの人よりも上だけど、あっちの人よりは下。。というような比較対象によって価値が変わるので、

自分の価値を見失いがちになるのです。


しかし、きちんと「差」を生み出せた場合は、「価値」を生み出せたことになります。


→自己完結する価値って?


もう一つは、自分にとっては価値がある!という場合ですね。

これは誰から何と言われようが、関係ありません。

比較せずとも、価値があるって思ってるんだから価値があるんです。笑

こちらは「絶対的な価値」ですね。


自分は価値を感じている。ということは主観的にあることですから、自己完結でも価値は存在するということですね。

どういった文脈で「価値」を話すか?によって、ニュアンスなども変わってきますね。


人間には価値がない などとは思わないし、かなりヤバい発言ですw

しかし、社会的に価値ある自分かどうかはまた別の文脈ですね。

この場合、なにもしなければ価値など存在しないので、価値を提供できるように努力が必要です。


先日みかさんにアインシュタインの名言を教えていただきました。

Try not to become a man of success but rather to become a man of value.
(成功者になろうとせず、価値ある人になろうとしなさい)

とても素敵な言葉ですね。

これを聞いて(そっか、成功なんて求めちゃいけないんだ)と思った人が数名いる(かも?笑)みたいですが、

成功を求めることが悪いのではなくて、「目的を履き違えるな」というふうに僕は解釈しています。


「価値ある人」というのは社会に対してですね。

価値がないところからスタートです。


価値は創っていくもの。
そして価値を感じてもらうために努力も必要です。


良くも悪くも「人は人と比べる生き物」だし、「他人と比べられる生き物」でもあります。


現時点の自分がどうであろうと、「誰でも価値を創造することはできる!」と僕は確信しています。

本人にやる気があればですけどね。

僕の考えを少しシェアさせていただきました。

最後まで読んでくださってありがとうございます。

それじゃ、またー!


PS
他にも質問したい方がいらっしゃれば、可能な範囲で僕の考えをお話させていただきます。

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