ビバラバが教えてくれたこと。

増本健一(ますモン。)

2021年2月9日 21:47

こんにちは！

今日は、サンリオピューロランド×劇団ノ－ミーツが行っているオンライン演劇『VIVA LA VALENTINE(ビバラバレンタイン)』通称【ビバラバ】の感想や見どころを書いていきたいと思います。

元々3回の観劇予定でしたが、あまりに素敵な内容だったため全通することを決めたオタクが私です、ハイ。

そんな自分が、いいなと思ったところやまだ間に合うので少しでも多くの人にこの作品の素晴らしさを伝えたいと思い、ペンを走らせています。

※ネタバレが入りますので、まだ見ていない方はご了承ください。（ネタバレ入るときはネタバレアリなどの記載をします）

この作品の見どころ

一つ一つ自分が感じた見どころを書いていきます。

①ワンカット生配信であること

ワンカット生配信というとあまりピンと来ないかもしれませんが、「カメラを止めるな！」のような撮影方法というとわかりやすいかもしれない。

カメラを止めずに、つまりカットが変わらず。キャラクターや俳優たちの物語が進んでいく。

ワンカット撮影は、リアルさを非常に感じられる方法だと個人的に感じます。そのため、舞台のような生っぽさを感じることが出来る。今回の『オンライン演劇』にはぴったりの演出。キャラクターも俳優も、それぞれが同じ時間軸ではあるが別の場所で各々が持っている悩みや葛藤、想いも感じることが出来る。とてもリアルで観劇後に自分で各キャラのその後や、あの時何をしていたんだろう？など様々な想像もすることが出来る。シンプルに言って最＆高としか言葉が出てこない。。！

②オンラインが不安の方も安心

オンライン演劇が初めてで、イメージがわかなかったり不安な方も多いかと思いますが大丈夫です。なぜなら僕もそうでした！

通信環境が悪くて、ちゃんと見れなかったらどうしよう・・。とか、開演に間に合わなかったらどうしよう・・。とか！！

大丈夫なんです！！

なんと翌日朝9：00までは見逃し配信が見られるようにしてくださっている心遣い・・。おもいやりに溢れておられるのです。。僕も実は初日通信環境が悪く途切れてしまったところもありましたが、見逃し配信のおかげで快適に楽しむことが出来ました！！ありがたやありがたや・・・。

③前説がキャラクターごとの日替わり

開演の30分前から、《オンライン劇場「ZA」》にて開場が始まる。（20時開演の時は19：30開場）

この時、いわゆる演劇でもよくある『前説（観劇の上の注意など）』が行われている。しかも、ピューロランドではお馴染みのボートライドに乗りながら。

そしてなんとこの前説が・・・。キャラクターごとの日替わりであることが発覚しました！！（推測ですがこの流れなら絶対そう）

公式サイトのチケット種類の《①ビバラバオリジナルチケット》を見てもらうとわかるのですが・・。

公演日ごとにデザインが異なる『カミチケ（紙のチケット）』が発売されています。

・2月6日(土) 20:00公演　ディアダニエル
・2月7日(日) 20:00公演　シナモロール
・2月11日(木) 20:00公演　ポムポムプリン
・2月13日(土) 20:00公演　クロミ
・2月14日(日) 20:00公演　ハローキティ

上記のようになってたんですね。初日（2/6）の前説はダニエルが担当していました。そして2/7はシナモンが担当しておりまして・・！

これはカミチケの担当日キャラが前説を担当するということが確定なのではないだろうか。。。

なので、まだ観劇していない人もプリン君、クロミちゃん、キティさんの前説が聞けますのでお楽しみに（というか俺が楽しみです）

カミチケもブロマイドもサイン付き…。最高っす。。宝物っす。。

④役者とキャラクターの掛け合いが初？！

今まで、ピューロランドでは数々のショーが上演されてますが、MCやダンサーの皆様とキャラが話すことはあっても、役者がキャラクターと掛け合ってお芝居するというのは初めてじゃないかな・・。少なくとも自分の記憶にはないんですが、これがとても楽しい。あ、これは個人的に羨ましい！！でも本当にこれが素敵なんだよ！！ってことで書きました。笑

⑤物語のあらすじ+みんなの事前準備（ネタバレ有り）

この作品内のショーのテーマは《素直》。

だがクライアントからの『大人の事情』というあまりに現実的な内容で、ショーの内容が変更されてしまった。各々が用意してきたショーの内容を変更されてしまった。皆が用意してきたショーの内容はTwitterで見ることが出来る。

クロミちゃんはかわいい衣装を作り・・

かわいい衣装、できるかな👗💜#ピューロ #ビバラバ https://t.co/q96fyvn4cT pic.twitter.com/0PUfQ1p0W8
— ピューロランド【公式】 (@purolandjp) January 18, 2021

シナモンは作曲にチャレンジしたり・・！

はじめての作曲！かっこいいビート、つくるぞ〜！
ぼくの写真がデザインされたチケットもあるんだよ、チェックしてみてね♪ #ピューロ #ビバラバ https://t.co/3vBrEwVprF pic.twitter.com/lTRQ9mIcXR
— シナモン【公式】 (@cinnamon_sanrio) January 19, 2021

クロミちゃんは、バレンタインにはかわいい洋服が着たい！

シナモンはたまにはかっこいいって思われたい！！

という素直な気持ちで準備してきた。それが無しになってしまった。（シナモン、たまにはじゃなくていつもかわいいよ！！と心の中で叫んだ人絶対多いはず）

それを決定したのは、演出家であるダニエルだった。でも一番納得していなかったのはダニエル。素直な気持ちをキティさんに届けたい。そのためにこのショーを作ったのに・・。すごく辛かったと思う。

でも仲間たちからの後押しがあり、本番直前にダニエルが動き出す…！！

⑥それぞれの役への自分なりの感想（ネタバレ有）

【バイアス製菓】

・悪者に見えがちな吉池さん。彼には彼の考えや正義があって。【イメージ】というものを考えているからこそ、彼は彼なりに会社やクライアントのピューロのことを尊重した内容にしたように感じる。不器用なだけで、沢山の感情が彼の中でも動いてるんだろうなってかんじられて。この先の吉池さんがめちゃくちゃ気になる。それにしても、ロゴは目立つように見直されたんだろうか・・(*´▽｀*)

・ずっとサンリオファンだった小室さん。これからもピューロランドと仕事がしたいからこそ、上からの意見に従う。所々本音が出てしまうけどこの先を考えると・・失敗できない・・という重圧。非常に苦しいポジション。正直、自分が社会人を続けていたらこうなる可能性ってあったのかもしれないなと思うと、見ていて気が気じゃなかった。上司・好きなサンリオの皆・自分の気持ち。この感情がごちゃごちゃになるんじゃないか。。だからこそ、乗り越えた小室さんはとても輝いて見えた。

【ピューロランド】

・ピューロの舞台スタッフの鈴木君。ただの鈴木。鈴木君も、見ていて胸が苦しくなる。自分は表舞台に立ちたい。でも、食っていけないかもしれない。だからこそ、裏方に回り舞台から離れないという選択をしている。これは一度考えたことがある人は多いんじゃないだろうか。というより、それを選択している人も多いのかもしれない。プリン君とのやり取りで自分の気持ちに気付き始めた。気づかなければ、気づかず自分の気持ちを殺してスタッフをし続けることのほうが楽なのかもしれない。それでも、自分の気持ちに気付いて、行動できた彼は素敵だ。

・ピューロプロデューサー茂木さん。こんな上司絶対最高じゃん。ちゃんと注意もする。次はこうすればいいじゃん！っていうことまで提案できる頭の柔らかさとコミュニケーション能力。フットワークの軽さ。それでいて、いろんな人の想いを汲んで、最後はやらせてあげる。自分を、相手を納得させられる強さを持っているのはお客様のことを、キャストのことを愛して考えてるからこその選択を出来る強さを持っているからだと思う。そんな想いがダイレクトにこっちに伝わってくる。何かあっても俺がどうにかしてやる！！こんないざって時に頼れるかっこいい上司反則です！