盗られて壊れて捨てられて、ビニール傘

天気予報が当たって、段々雨と風が強くなってきました。ひどくなる前に帰宅できてよかったですが、家の中が今シーズンで一番蒸し暑い気がしました。

雨が斜めに降っているので窓も大きく開けられないのですが、5月にエアコンを稼働させるのもなんだか悔しいので、べたつく汗をお風呂でさっぱりさせて、サーキュレーターを扇風機代わりにして涼んでいます。シーブリーズを塗った肌にあたる風は最高です。

湿度が高いだけで人はこんなに簡単に不快になるんですね。肉体にも精神にも最悪なこんな天気の時はイライラしがちなので、何もしないでダラダラすごすのが一番です。晴耕雨読、人がするべき事が端的にわかる四字熟語だなと感じました。


こういう日によく見かけるのが、コンビニの傘立てや植え込みなどあちこちに放置されてしまう壊れたビニール傘の亡骸。こんな風の強い日になぜビニール傘を使うのか、強風をともなった雨のたびにこの光景を見るのでせつなくなります。傘の骨が風で飛んでくるのも危ないし、何より物が大切にされていない事がとても残念でなりません。

私は子供の頃から両親が共働きで、学校の帰りに雨が降ってきても傘を持ってきてもらえないので、通学時に必ず折り畳み傘をカバンに入れて、天気予報も毎朝ニュースで確認する習慣がありました。

大人になってもまめに天気を確認していますし、当然折り畳み傘を携行。ビニール傘ではない骨がしっかりした傘をもう十数年使っています。

ビニール傘だって数百円するだろうし、なにより環境の事を考えると使い捨てるような感覚をさすがに改めないといけないのではと思います。

あと「ビニール傘パクられる問題」をSNSなどで見かける事があるのですが、街に溢れている物だから盗る側の罪の意識がなく、盗られた方も腹が立つけどまた買えばいいかと思ってビニール傘が増えていき、盗る側が「こんなにビニール傘が置いてあるから1本くらいいいだろう」と思って勝手に持っていく、みたいな悪循環が起こっているのではと思っています。

物を大切にする方向にいかないと、人も今以上に使い捨てる国になる。このままではいけない気がしました。


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