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自助グループ「にじのこころ」

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運営しているセクシュアルマイノリティと精神疾患の自助グループ「にじのこころ」について知っていただくためのマガジンです。
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2019年1月の記事一覧

ゲイとして生きづらさを感じた瞬間「彼との死別」

もう17年も前ですが、昔付き合っていた人が入院したのが1月末だったなとふと思い出しました。 3か月前くらいにひどいケンカをして連絡を取らなくなり、そのまま自然消滅で終わるのかと思っていた時に「入院する事になって他に頼る人がいないので着替えとか持ってきてほしい」というメールが来て、病院に行ったらひどく瘦せ細っていて言葉が出ませんでした。 彼はエイズを発症していました。半月ほどで旅立ってしまいましたが、毎日苦しそうな顔をしていた事だけがひどく記憶に残っています。 彼は故郷に

人は不安になると過去から目をそらし、憎悪と差別に走る

第2次世界大戦中のナチス・ドイツによるユダヤ人などの大虐殺(ホロコースト)について、イギリスの成人の20人に1人が「起きなかった」と考え、12人に1人が「誇張されている」と考えていることが明らかになった。イギリスのホロコースト・メモリアル・デー・トラスト(HMDT)が2000人以上を対象に行った調査に調査した結果。 27日は国連が定める「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」に当たる。イギリスではロンドンでの追悼式典に加え、国内で1万1000件以上の関連イベントが行われた。

「自己責任」はこの国の病巣の表れ

※2020年6月30日 少し書き直しました。 2019年1月22日 毎日新聞夕刊「孤独は自己責任 日本人突出44%」 「自己責任」と言う言葉に対して、人への無関心さ、そして人を慮ったり社会のおかしな所を考える事を放棄するような恐ろしさを感じていましたが、この記事で具体的な数字が出ていて本当に寒気がしました。「孤独は自己責任」というこの生きづらい空気こそ、さらなる孤独を生んでいる事を改めて感じました。 アメリカやイギリスよりも「集団」のイメージがある日本の方が「孤独は自己

食生活と腸内環境とうつ病について

2018年12月27日毎日新聞「Dr.白澤 100歳への道」うつ病予防 少し前の新聞記事ですが、加工食品やファストフードの普及とうつ病の増加の関連について載っていました。 食生活とうつ病の関連については、自分がその病気に苦しんだ中で実際に身を持って感じました。 ファストフードなどによって栄養が偏ってしまいうつ病になりやすいのもあるし、一方でうつ病になりそうなくらい忙しくストレスフルな状態だから、手軽な加工食品やファストフードに頼ってしまうという事もあるのではないかな

共感性羞恥は羞恥ではない。あなたは共感する力が豊かな人なのだ。

先日こちらのnoteでHSPについて書きましたが、それと関連する気がすると思って、共感性羞恥について書きたいと思います。 共感性羞恥とは「人がが怒られたり恥をかくような場面を見た時に、まるで自分が怒られたり恥をかいているように感じてしまう事」を言います。 実際に自分がそこにいなくても、例えばテレビ番組やマンガなどで非難されたり場が凍るような状態にいたたまれなくなる事あります。 数年前にテレビ朝日の番組「マツコ&有吉の怒り新党」で紹介されていて 視聴者からのお怒りメール

周囲の刺激に敏感「HSC」「HSP」

ドンキの圧迫感溢れる店内が苦手なのは自分が「HSP」だからなのかも...と昨日の日記で書いたのですが このHSPとはいったいどんなものなのかと言うのが、昨年11月に『周囲の刺激に敏感「HSC」』として新聞に載っていました。 2018年11月14日 毎日新聞 生まれつき周囲の刺激や他人の気持ちにとても敏感な子どもを「ハイリー・センシティブ・チャイルド(HSC)」、大人を「ハイリー・センシティブ・パーソン(HSP)」と呼んでいて、主な特徴として下のように書かれていました。

鬱々とした時に「ガムテープ」そして「ノート」

新しい年が始まって一週間。多くの方が目標を立てて一年を充実したものにしたいと動き出しているようです。 私も今は割と精神的に落ち着いているので、何か始めようかと考えているわけですが、あまり気持ちが安定しない時は年末年始は結構複雑な気持ちになったものです。 街は華やかだしテレビも賑やか、周りの人たちも新しい気持ちで先にどんどん進んでいくような気がして、自分の事が嫌いになるしこれからが不安でした。 何もする気が起きず薄暗い部屋で寝込む日々が続いて、不安から逃れたくて寝ていると

LGBTばかりになったら国はつぶれる

同性愛は勝手に増えるものではないし、同性婚を認めている様々な国は潰れていません。 同性愛者を含む性的少数者いわゆるLGBTについて、自民党の平沢勝栄衆議院議員が「LGBTばかりになったら国はつぶれる」と発言し、今後、波紋を広げることになりそうだ。 自民党の平沢議員は3日、山梨県で開かれた集会であいさつし、「少子化問題」に触れた上で次のように述べた。 自民党・平沢勝栄議員「LGBTで同性婚で男と男、女と女の結婚。これは批判したら変なことになるからいいんですよ。もちろんいい