公務員辞めたら人生詰んだ 転② 東の小学校編②

ちょうど北の小学校にいた後半、私が勤務する市で大きな動きがあった。
市長交代で改革派の市長になったのだ。
改革派の市長になってからいろいろ学校に影響が出始めた。
例としては「市役所の人間が副校長になる」「文部科学省から教育改革担当がやってくる」「任用が府から地区に変わった」など。

一番私たちに影響があったのは「事務室をなくす」ということだった。
私が勤務する市の学校の約半分に事務室があり(その他は職員室で執務)、私は、たまたま勤務した学校全てに事務室があったのだが、それがなくなることになった。
表向きの理由は「基幹職員として職員室、できれば教頭などの管理職の隣に席を置くこと」ということだったが、事務室でサボる人間がいるからだろうと専らの噂だった。

この表向きの改革に便乗して好き放題やったのがJ子だ。
教頭の雑務が、これでもかと私に降りかかってくる。
プリントの配布、地域への手紙配り、電話番。
もちろん誰かがやらなければいけないことだし大切な仕事だと思う。
しかし、「職員室にずっといなければならない」状態ができて、出張や研修に行きにくくなり、年休も取りにくくなってきた。
あまりにもJ子の横暴ぶりがひどいので、校長に相談したら、校長は他の職員からも同様の相談を受けていたようでJ子に注意したようだが、翌年その校長は別の学校に飛ばされた。
教育委員会はJ子のほうをかばったのだ。
本当に腐った市だと思った。

ちなみに私が辞める直前はもうぐちゃぐちゃだった。
私が辞めたので、若手で市固有の正規職員は2人だけ。
あとは他市からの転勤か臨時職員。
「学校事務センター」なるものを莫大な予算をかけて無理やり作り、一体何をしたかったのかわかりません。

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