公務員辞めたら人生詰んだ 承⑤ 北の小学校編②

府の研究会の運営メンバーとして3年、うち1年は役員として他の都道府県に来賓で呼ばれていったり、充実した日々だった。
ただ、学校ではただの事務職員のまま。
研究会をいくら頑張っても給料も上がらなければ、昇格できるわけでもない。
管理職によっては「事務に研究会は必要ない」というような人もいて、活動が認められているとは言い難かった。
また、6年目に入るとさすがに環境に飽きてきた。
私は基本的に飽き性なのだ。
小さい学校だったが、割と問題は多い学校で給食費の支払いをしてくれない家庭があったり、モンスター的な親も割といて、疲れたのもあった。

ちょうど東のほうの小学校の職員が退職するということが噂になり、転勤希望を出したメンバーが2人いた。
私は東のほうの学校は遠いので希望ではく、その転勤希望の人の後にでも行ければいいやと思い異動希望を出した。

結果、私は東の小学校に異動になってしまった。
希望を出した人が通らなくて、希望を出さなかった私が通るという皮肉。
そして、この東の小学校で私は退職を迎えることになる。

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