公務員辞めたら人生詰んだ 転① 東の小学校編①

市内でも東の端にある小学校、仮に「東の小学校」とする。
児童数は約500人。市内では少ない方だが、今までの中では一番人数が多い学校だ。
正式な異動の前、3月末に引継ぎをしたのだが、その時が教頭J子との初めての出会い。
「4月からお世話になりますmasumisurvivorです」
「教頭のJ子です。ところで、あなたはどこの大学出てるの?」
挨拶もそこそこにいきなり学歴?まぁ隠す話でもないので
「〇〇大学です」
「あら、まあまあじゃない。一応、KKDR(関西の有名私大群)ですものね。ちなみに私の息子は〇大(旧帝大)の院生なの」
「すごいですね。僕なんてとてもじゃないけど行けません」
「高校はT高校(進学校)なのよ」
「僕もT高校ですけど、旧帝大に行けるのは優秀な人だけですよ」
そんな会話をした。

このJ子、とにかく家族の自慢が多い。
「私の夫は隣の市の校長なの。隣の市で一番若い校長なのよ」
「娘はK女子大なの。高校での成績が良くて、どこでも推薦が取れたのよ」
など。
なぜ、こんなに家族の自慢ばかりしているのかと考えると、どうも彼女自身に強烈な学歴コンプレックスがあるようだった。

中学受験で有名一貫校に入り、高校へも進学したものの(その高校からは東大合格者が何人も出る)、中堅私大しか受からなかったことがどうも心の傷になっているようだ。
教員採用試験に受かり教頭にもなれたし、結婚して優秀な子どももでき、校長の夫との世帯年収は1500万ほどか。容姿もそんなに悪くない(中村うさぎ、かたせ梨乃などに似ている)。
それでもとにかく彼女の学歴コンプレックスは強く、私が彼女よりも良い大学を出ていたせいもあるのか(ちなみに前任者は高卒)、とにかく衝突しまくった3年間だった。

ちなみにJ子は私が退職した年に校長になりました。
「私、女で良かったわ。男だったら私は校長になれないもの」
とご自身でおっしゃってましたっけね。
全く人望がなく上に媚びへつらうことしかできないJ子。
学校が崩壊しないことを心より願っています(嘘)。

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