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【美容師向け】鮮やかなレッドやピンクに染めるとき根本だけ彩度が高く明るく見える失敗の理由と簡単な解決法

原宿、表参道で美容師をしている楠本真澄です。今回は、簡単そうで以外と難しく、失敗もよくある事例の理由、そしてその解決策をご紹介致します。

例えば、このような状態のお客様がいたとして、この状態から鮮やかなレッドやピンクなどの、ビビットな暖色系に染めるとします。

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根本が3〜4センチくらいが新生部で、それ以外が8レベルくらいのブラウン。そして今回、仮に8レベルくらいの仕上がりを想定します。

多くの方は、「じゃあビビットなレッド、ピンクを一色で根本から毛先まで塗布しよう」となります。

塗布の順番としては、
①中間、毛先から塗り、染まってきたら同じ薬剤レシピで根本を塗る。
②根本から塗布し毛先まで同じ薬剤レシピで一発で塗布。

ある程度時間を置いてチェックし、充分リフトしたしシャンプーして乾かそう。で、仕上がったらなんと根本がめちゃくちゃ鮮やかなレッド、ピンクになり、中間毛先はやや濁り気味なレッドやピンクになっている。。。ていうか毛先に向かってやや暗くなって見えてやしないか?、、、という状態に。これは明度、彩度ともに合っておらず、いわゆるムラが起こっている状態。根本が明るく見える逆グラデーションです。このような失敗は、もちろん僕も経験があるし、あなたもおそらく、その経験があるためこの記事を読んでいると思います。ほんと、焦りますよね。冷や汗止まらないという感じ。

根本が明るく鮮やかなレッドやピンクに、中間毛先は根本の彩度に追いつけずにやや濁り、場合によっては沈んでしまっている。こうなると逆グラデーションカラーとなりクレームややり直しとなり、いろいろと大変ですよね。

ではなぜ、このような失敗が起こったのか。そして、それを踏まえた失敗しないカラーの塗布、レシピについてご紹介致します。この方法だととても簡単ですし、塗布もしやすく早いです。

根本から毛先までの明度、彩度の簡単な合わせ方、そしてその塗布法をこれから記述していきますが、僕の培ってきた大切な技術、知識、経験を書いていきますのでここからは有料とさせていただきます。

あなたのお客様が1人でも喜んでいただくことを願って書いていきます。

ぜひ、ご覧ください。

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