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命日ポトレを撮った話

2023年10月5日は桜塚やっくんの10周忌。それに合わせて、スケバンセーラー服に竹刀でポートレートを撮ってきた。


前からやりたいと思っていたことで。わたしはよく女装して出歩くのですが、スタンスとしては性自認はあくまで男性で、でもファッションはこちらの方がいいな、程度。そのスタンスを説明するのに、「桜塚やっくんをやろうとしています」は、とても理解してもらいやすい。というわけで、いつもやっくんの存在を感じてきた。

人が死んで、遺体が焼かれて、戸籍から消されて、でもまだ帰ってくるような気がする。なんとなく存在を感じる。そういうことがよくある。
生きている人も、今会ってなければ、次会える保証はなくて、そういう意味では死者と違いがない。生と死の境目って、思ったより曖昧なのかも。亡くなった先人に対しても、生きている人と同じように敬意を持った方がいいのではないかと思っている。
たぶん、昔の人の方が、この感じが得意だったのだろうね。沖縄に旅行した時も思っていた。

ある意味、生と死も個性だし、それが許されにくくなったのか。それを少し息苦しく感じる。

なので、亡くなった人にも、また会おうと言うことにしている。あなたが残してくれた燦めきに感謝したい。そして、いつか、わたしとあなたと世界との境目がゆるやかに解ける日が来る。
だから、もう会えない人とも、「また会いましょう」。

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