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自分の好きな曲を列挙してく1

一年も更新期間が空いた理由

ずっと作曲やっててnoteのことほぼ忘れてました。反省はそんなしてない。

本題

 自分の好きな曲を列挙して感想とか怪文書を垂れ流すだけです。この世にあるいろんな曲を知ってもらって貴様らを音楽の沼に引きずり落とすのが目的です。
 東はクラシック西はエクストラトーンまで幅広いジャンルを貪ってきたので年代とかジャンルは全てごちゃごちゃです。

 あと紹介したい曲が死ぬほど多いので説明は少な目です。ほんとは読み応えある詳しめの解説を書きたいですが、曲を聴いてほしいってのがまず最優先事項なので、みなさん曲を聴いてください。



1曲目:instant cytron - Change This World

 透明感のあるボーカルと子供の頃に聴いていたかのような懐かしさのあるポップス編曲が心地よいバンドです。そのバンドの1stアルバム「Change This World」より同名の楽曲を取り上げます。

 コード進行と楽器の扱い方が子供の頃を思い出させるような仕上がりで、聴いてて不思議な懐かしさに襲われます。ボーカルの片岡知子さんの少女らしくも大人びた芯のある声がノスタルジーを刺激します。童話のような世界観の歌詞も素晴らしく、シンプルながらも深い味わいがあります。
 ラスサビ前のピッチカート地帯やばくないですか???? ピッチカート奏法はいつかガンに効くようになる。

2曲目:Nagakumo - マガジン・キラー

 近年関西を中心に活動しているネオネオアコ・バンドのNagakumoの「JUNE e.p」収録の楽曲です。

 3分の中にヘヴィな音と爽快感と瑞々しさが全部入ってます。勢いとか曲調がCymbalsのShow BusinessっぽいけどNagakumo独自のエッセンスが盛り込まれてて、かつ破綻がないとんでもねぇ曲です。ラスサビ前の3連符ドラムが最高です。初めて聴いたときビビり倒しました。カップラーメン作る時に最適な曲です。

3曲目:イア - I wish to have a happy end

 突然に同人音楽かつJungleです。Jungleとは、アーメンブレイクを用いた楽曲ジャンルのことで、分かりやすく言うと時には起こせよムーブメントの曲調が変わった時のアレです。

 初手Ambientのようなシンセから始まり、1:50あたりからリズムが取りにくいアーメンブレイクが入ってきてそのまま一気に盛り上がっていく曲です。使ってるスケールといい曲の展開の仕方がタイトルとすごいマッチしてて脳内で勝手に物語が作られていきます。アーメンの激しさの後ろに悲しさだったり痛みだったりがあって、もがいてもずっと下に堕ち続けるような感じがして、なんかもう、いいですよね。(IQ3)

4曲目:psychoangel - wrld_peace

 (おそらく)イギリスで活動している作曲家、psychoangel氏が出しているデジタルアルバム「psychosis:angelic」の一曲です。

 ジャケットのMS少女といい、やたらサイケな配色といい、アングラ色が大分強めです。曲調も漏れなくアングラ色が強いです。こういう曲すごい好きなんですよね。ある種のドラッグ。曲調は90年代DnBとかJungleの趣きがあり、後半になるとBPMが速くなります。ちょっとイルベロ感ある
 たま~にこういうアングラ色強めな楽曲聴きたくなりますよね。ならない? あぁそう……。

5曲目:ゲーム「サクラノ詩」 - 櫻ノ詩

 10年延期したやべぇ美少女ゲームのOPです。ちょっちアングラめな曲が続いたのでここでお口直し。

 宮沢賢治の詩である春と修羅のワードがそこかしこに散らばっており、文学ヲタとしてはもう最高ですが、編曲がもう滅茶苦茶良くてサビの入りとその直後の高音ボーカルとかマジで好きになる要素しかないです。リバーブのかかったピアノの使い方がすごい上手くて、イントロのメロのキャッチーさも相まって楽曲への没入感がスゴイです。
 本編が芸術や幸福の在り方をテーマにしててすごい壮大らしいですが年齢が年齢なので執筆時点での年齢(齢17)ではプレイできません。かなしい。

6曲目:ゲーム「オトメ*ドメイン」 - LOVING TRIP

 キャラクター人気投票でヒロインを差し置いて主人公が1位を取った美少女ゲームのOPです。湊くんかわいいね。

 もう、この曲はすごいです。美少女ゲームではあまり聴き馴染みのない編曲ですが、管弦楽器の使い方といいシンコペーションの使い方といい、全てがマジで最強なくらい上手くまとまってて、キャッチーで可愛らしいメロと歌詞が滅茶苦茶引き立ってます。このまま語ると論文みたいな文字数になるのでこれ以上の解説は控えます。そういえばぱれっとクオリアさんの新作まだですか?????????

7曲目:Pitcher56 - Humming Word

 メンバー全員が医師関係の仕事に就いている謎多きバンドの曲です。

 00年代の打ち込みって感じのロックですが、透明感が尋常じゃないです。最早美味しいオブラートです。メインは男性ボーカルのはずなのにすごい透明感です。それに負けず劣らずのギターのメロとよく動くベースが心地いいです。正に後期ネオ渋谷系といった感じです。
 ちなみにこの曲、終わり方がすごい特徴的でCaugを使って〆られるんですよね。普通augといったらサビの直前に挿入されたり、進行の途中の味付けとして使用されますが、〆で使うの大分すごいですよね。

8曲目:Cymbals - Highway Star, Speed Star

 00年初頭のポスト渋谷系バンドです。私のお気に入りのバンドの一つです。

 高1の時に渋谷系とは何たるかを叩き込んでくれた楽曲で滅茶苦茶思い入れありますし何度聴いても展開とコード進行が良くて飽きることがないんですよねぇ、二人乗せて走り出す夜の共犯者っていう歌詞が滅茶苦茶お洒落すぎて大好きですし何よりイントロのワクワク感やばいですよね(ここまで一息)。自分をベースの沼に引きずり込んだ曲でもあります。ベースラインがカッコ良すぎる。

9曲目:東大路憲太 - Rerum

 ウマ娘のユメヲカケル!!などを作曲している方の曲です。ピアノとヴァイオリンで奏でられる三部構成です。

 ころころ変わる拍子と掴み所のない印象派的な音使いが特徴的です。第一楽章は不安定ですが第二楽章からは一変して可愛らしい小物のような曲調へ、第三楽章は眠りを連想させるような落ち着いた曲調という構成になってます。不安定と安定を反復横跳びしていますが、何故かそれに妙な安心感を覚えます。ピアノ部分を演奏しようとしたらあまりの複雑さにすぐ挫折した思い出もあります。

10曲目:モーリスラヴェル - 水の戯れ

 印象派世代の作曲家であるラヴェルの曲です。

 まじで進行が不安定です。拍子は安定してますがコードはRerum以上に不安定です。16分がてんこ盛りで不定形の水を表してるみたいでいいですよね。中盤で速くなってからヨナ抜き音階で上がって一気にドゥルルルルル!!!!!!ってするの最高にアツすぎて好きです。水の反映というドビュッシーの曲がありますが、あちらは穏やかな長調の曲でこの曲と対を成してます。エモい。
 ラヴェルさんこんな不安定な曲作っておきながらオーケストラ楽曲になると定型に沿った進行とか展開の作りをしてきて亡き王女のためのパヴァーヌとか印象派の音使いしていながらもロマン派とか古典派みたいな素朴で美しいメロ出してきてこのギャップがいいんですよね(早口)。

11曲目:DJ Raisei - ℉

 Hyperflip楽曲のアルバム「HYPERFLIP OVERTURE」の一曲です。Hyperflipとは端的に言うと超早い人マニアみたいな曲調の奴です。

 クラシックの後に突然これが出てきてびっくりした人が多いと思います。びっくりさせるための構成です。温度差で風邪を引け。
 DJ RaiseiさんのHyperflip曲ってどこか哀愁があっていいんですよね。Twitterで変な事発してる人とは思えない。ボーカルの使い方とコード進行がいいんですよね。後半ガチめなハードコアになるのが大分バイブス高まります。Hyperflipってジャンル的にアニメの音声のサンプリングが多かったりするんですがこの曲はそういったのがあまりない(たくさんあったら腹を切ります)から新鮮味があります。

一旦ひと区切り

 もっと紹介したいですが流石に20曲30曲とたらたら紹介してたらキリがないのでここで一旦ストップします。まだ曲のストックが1000曲くらいあるのでまた怪文書を垂れ流す可能性が高いです。1年後に2が出たらまた創作やってたんだなと思ってシバいてください。それではまた次回かどっかしらで。

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