結局自分が何者になりたいのかわからない
今更だが、YOASOBIさんの楽曲にどハマりしている。
一番有名な「夜に駆ける」は初めて聞いた時からとても印象的で、特にシンセっぽいあのビートとリズム感は(?)、perfumeを彷彿させるダンスミュージック的雰囲気で(?)、とても私好みだ。(語彙力…)
またこの前、とあるYouTuberさんの歌解説動画で、この曲が小説を元にして作られた作品だと知って、もっと深い感銘受けこの曲が更に大好きになった。
私はおもむろに机の上のリモコンを手に取り、
あの歌声を奏でている女性と同じように夜に駆けるを歌ってみる。あの女性は、良くも悪くもどこにでもいそうな、ごく一般的な、ただの女子大生的見た目と雰囲気をしている。年も近そうだし、親近感すらある。サークルの後輩に1人いそうである。知らんけど…
しかし何度歌ってみても、[あの]女性のようには歌えない。音階の正確性もそうだが、そもそも何か根本的な、抜本的な、天性的な何かがガラッと違う。いくら素人の私が必死に練習したとて、あれだけ歌えるようになるにはあと人生のどれだけの時間をこの曲を練習するのに使えば良いだろうか。
そんな次元を肌で感じ、一人無駄に落ち込んだ
あともう一つ、また全然関係ない話を突然ぶち込むんだけど
私が個人的に数年前から気に入って使っているLINEのスタンプ
「naotte」さんというイラストレーターが書いた"ノスタルジックピープル"というシリーズ↓
※こんな感じ
可愛らしい女の子のイラストと
ちょっとレトロな絵のタッチ
クスッと笑ってしまうようなユーモア溢れる言葉のチョイスがとても秀逸で
これの新しいシリーズが出ているのを見て
(えーい!私にだってこれくらい........!!!!!!!!ッッ)
すぐに私は、ノートにペンを走らせていた。
これは私の良いところでもあり悪いところでもあるんだけど「思い立ったら即行動しないと気が済まない精神」。
やってみたい!と思ったことをすぐに行動に移せないとどうしてもモヤモヤしてしまって
他のことが何にも手につかなくなってしまう。
(ちなみにYouTubeを始めたのもこの発作が始まり)
自分にもできるかもしれない!と思ったことは
とりあえず、なんでもすぐにやってみたい。
私にできないことは、恐らくない。
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そう思うのもそのはず
私は小学校の頃いわゆる「優等生」だった。
何をやっても人より「ちょっとだけ」上手くいった
字を書けば自分の作品に金のラベルが貼られているのが当たり前。運のいい時は、市展や県展に選ばれて全校集会で表彰される。嬉し恥ずかしい反面、なんの努力もしていないのに、みんなに当然のように褒めてもらえるため(あ…私って天才なんだ…!)と変な錯覚をした。今思えばただ習字教室に通っていたからってだけなんだけど。
マラソンを走れば片手の指以内にゴールして当然。
運動会だって紅白リレーに選ばれなかったことはない。
これも他の人よりちょっと体格が良かったことが関係していただけなんだと思う。
算数の計算の演習の時には、クラスの誰よりも早く問題を終わらせて、一番乗りに席を立って、教卓に自分のノートをサラッと提出しに行けたら最高に気持ちいい。(これも、公文に通っていたから計算だけは超絶早かった。)
もちろん学級委員長に選ばれるのは当たり前。
私以外誰がやるの?くらいに思っていた。
そんなたった小さなコミュニティの中で
広大な勘違いをしている
典型的な「井の中の蛙」小学生だった。
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…しかし私はノートにあったその[現実]に絶望する。
そこには、あまりに不恰好な、
奇妙なボールペンの[かたまり]があった。
汚れ、と認識されてもおかしくない。
私は絵の才能だけは絶望的になかった。(笑)
ーやっぱり私って凡人なんだなぁ
小学校の頃の栄光は、ただその狭いコミュニティの中だけで輝けていた'ブースト'であって
広い現実世界に解き放たれた瞬間、
その僅かに輝いていた火のタネは
ただの燃えカスとなってしまって一瞬にして吹き飛ばされてしまった。
(あれは'小コミュニティブースト'だったんだ…)
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そんなことを思うと、この広い「YouTube」という世界で、このちっぽけな私は一体何ができるんだろう?とふと不安に思った。
結局なんの才能もない、平々凡々な私。
小学校という狭い狭いコミュニティの中でしか威張れなかった私。
このYouTubeという多種多様、才気才能溢れる人たちの乱立しているコミュニティの中で、なんの光もない私は一体何を強みにして、何で輝いていけばいいのだろう…
私は結局YouTubeで何をしたらいいんだろう?
そんな風に心底思った。
目の前の作業に全然集中できなくなった。
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これはYouTubeを始めた時からのずっとの疑問だけど、そもそも"YouTuber"って何なのか。
職業なのか?
趣味なのか?
動画を投稿していたらYouTuberなのか。
収益化をしていたらYouTuberなのか。
それだけで生計が立てられたらYouTuberなのか。
芸能や会社員の片手間にやっている人たちはYouTuberなのか。
YouTuberって定義が曖昧だ。
誰が定めたものでもない。
結果論的に"YouTuber"という存在ができただけであって、そもそもなろうと思ってなるものなのだろうか。
そんな疑問が突然ワッと襲ってきては
また何事もなかったかのように
スーッとどこかへ消えていく
(…そもそも私はYouTuberになりたいのか?)
ではなぜYouTuberになりたいのか?
YouTubeで何をしたいのか?
登録者が欲しいのか。
知名度や人気が欲しいのか。
再生回数が欲しいのか。
広告収益が欲しいのか。
自己承認欲求が欲しいのか。
…結局私は人生で何をしたいのか!?
このままの生活でいいのか!?!?
YouTubeで最終的にどうなれるのか!?!?!?
私はチャンネル登録100万人を目指しているのか?
本を出したり歌を出したり自分のアパレルブランドを立ち上げたりしたいのか!?!?(※ほとんどの売れてきたユーチューバーが通る道)
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そんなことを考えていたら
45度に設定していたお風呂は
あっという間に冷めていた。
…実は今、私は風呂に入っている。(衝撃の事実)
いつまで経ってもしっくりくる答えが見つからないのだけど
そろそろ風呂から出ないと…
YOASOBIさんの「群青」という曲を
今日だけでも何回リピートしただろうか(笑)
ー好きなことを続けること それは楽しいだけじゃない 本当にできる 不安になるけど 嗚呼何枚でも ほら何枚でも 自信がないから描いてきたんだよ 嗚呼何回でも ほら何回でも 積み上げてきたことが武器になるー
うーん、いい曲だ。(泣)
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