初体験1:ホロコーストについて知る
なぜ今ホロコーストなのか。
podcastに「文学ラジオ 空飛び猫たち」という、文学作品の紹介をしてくれる番組があります。
ユルいトークが心地よく、いつも聴いては紹介された作品を読んだり、観たりしています。
その番組で「関心領域」という作品を知り、そこからホロコーストについてもっと知るべきじゃないか?という流れで
「最後の日々:生存者が語るホロコースト」
というドキュメンタリー映画にたどり着きました。(Netflixで観られます)
私がアウシュヴィッツ強制収容所について知っていること。
ユダヤ人が集められ、ガス室に詰め込まれて一度にたくさんの人が殺されたということ。
そして今回映画を観て知ったことは、殺されるよりも生きていくことのほうが地獄だったのかもしれないということ。
生存者が語るホロコーストはリアルで重みがあり、その非人道的な行いはにわかには信じ難く、観ていて苦しくなるほどでした。
その中の生存者の言葉で、心に残った言葉があります。
両親を奪い
アイデンティティや兄弟を奪った
持ち物も
でもなにか残っているはず
それは魂でした
魂は渡しません
魂とは、心の持ちかた。
人としての本当の尊厳は、誰にも奪うことはできない。
私は知ることしかできない。
だけど知らないよりも、まずは知ることから始まる何かがあるかもしれない。
初めての経験を積み重ねていこう!というスタートには些か重めな経験になってしまったけれど、今、知ることができて良かったと思います。
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