がくしゅうそうち

「自分ごと化」は「がくしゅうそうち」

「自分ごと化」

皆さんは、
この言葉を聞いたことはありますか?

コーチングをしていて、
とても大事だと感じたので、
ここに書き留めます。

まず、
「自分ごと化」
とは、何か。

あえて難しい言葉でいうと、
「当事者意識」
だと僕は考えています。

ここ最近になって、
この
「自分ごと化」
が本当に、本当に、本当に、
重要だなと感じています。

英語でいうなら、
"Jibungotoka is Fuckin' Important."
です。

放送禁止用語を使ってしまうぐらいに、
重要です。

どの分野においてもですが、
「成長したい」
と思っている人にとっては、
特に重要です。

では、
どういうことなのか、
一緒に考えていきましょう。

わかりやすく、
イメージしやすいと思うので、
スポーツのワンシーンで例えます。

あなたのチームメイトが、
ミスをしました。

コーチはかんかんに怒っています。

そのコーチに、
チームメイトが怒られているのを見て、
あなたはどう思いますか?

大きく2パターンに分けられると思います。

1.「あぁ、また怒られてる」
2.「なんで怒られているのかな?」

この2パターンのうち、
自分ごと化はどちらでしょう?

その通りです。

後者、2のパターンですね。

あなたがもしも、
1の場合、
どういったことが起きるでしょうか。

まず考えられるのは、
自分も同じミスをしてしまう、
ということですね。

その結果として、
同じことで怒られてしまう。

しかも、
チームメイトがミスした後に、
同じようなミスをするとなると、
コーチはさらに怒ります。

これはとても避けたい事態ですよね。

では、
あなたがもしも、
2の場合、
どういったことが起きるでしょうか。

チームメイトのミスに対して、
何が悪かったのか、
何が原因なのか、
自分だったらどうしよう、
こういう風に考えると思います。

その結果として、
チームメイトと同じようなミスは、
繰り返さないようになります。

つまり、
チームメイトのミスを、
自分ごと化することによって、
学習して、
成長するのです。

そう。

「がくしゅうそうち」
なのです。

???

そう思ったあなたは、
きっとポケモンをしていない証拠です。

話を変えましょう。

僕は、
ポケモンが大好きな、
小学生でした。

ポケモンというのは、
相手のポケモンを倒すことによって、
レベルアップします。

普通は、
対戦を経験したポケモンだけが、
経験値をもらい、
レベルアップします。

しかし、
ポケモンには魔法のアイテムがあります。

それが、
「がくしゅうそうち」
です。

「がくしゅうそうち」
をポケモンに持たせると、
対戦をしていなくても、
経験値をもらえて、
レベルアップすることができるのです。

すごくないですか?

戦っていないのに、
レベルが上がるんです。

当たり前ですが、
ポケモンでは、
レベルが高ければ高いポケモンほど、
強いです。

本来はコツコツと、
ポケモンを入れ替えて、
満遍なく経験値を与えて、
育てなければいけないところ、
このアイテムがあると、
一瞬でポケモンがレベルアップします。

本当に魔法のアイテムなのです。

ポケモンを育てる主人公を、
トレーナーというのですが、
これによってトレーナーは、
一気に楽になります。

ポケモンをしたことがある人も、
そうでない人も、
「がくしゅうそうち」
のすごさについて、
理解していただけたと思います。

話を戻しましょう。

このnoteのタイトル、
「自分ごと化」は「がくしゅうそうち」
この意味が何となく分かったと思います。

さっきの話を思い出しましょう。

「自分ごと化」
することによって、
チームメイトと同じミスを繰り返さない、
という結果になりました。

つまり、
自分自身は全くミスをしていないのに、
「自分ごと化」というスキルを身につけるだけで、
他人のミスから学ぶことができるのです。

これによって、
成長スピードは一気に加速します。

これを読んでいるあなたが、
選手であれば、
「がくしゅうそうち」を身につけよう、
と思ってほしいです。

これを読んでいるあなたが、
指導者であれば、
「がくしゅうそうち」を身につけさせよう、
と思ってほしいです。

ここで例えるなら、
選手はポケモンで、
コーチはトレーナーです。

より強いチームを作りたいのであれば、
まずは選手に、
「がくしゅうそうち」
を持たせてあげましょう。

これによって、
選手の成長スピードは、
格段に上がり、
チームの成長スピードも、
格段に上がります。

もちろんこれは、
スポーツ以外のこともそうです、

会社で誰かがミスをしたとき、
偉人の本を読むとき、
などなど、
「自分ごと化」を活用できるシーンは、
たくさんあります。

我ながら、
分かりやすい例えができたのではないでしょうか。

選手にとっても、
指導者(コーチ)にとっても、
読み応えのある記事だったと思います。

ぜひ、
チーム内や会社内で、
でシェアしてみてはいかがでしょうか。

2019.07.21.
升澤圭一朗

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