「知らない人んち(仮)」最終話(第4話)のアイデアその2

〇暗室の謎

アクは、きいろがどうしても暗室を見たいと言うので、
暗室の鍵を開けた。

しかし、暗室には、ベッドと机以外になにもなかった。

そのときだった。床下収納庫のハッチが開き、忍者の恰好をした人物が現れる。

きいろは「あなたは誰ですか」と言うと、
忍者は覆面を取った。
忍者は先生だった。

実は、暗室は、シェルター構造になった、先生の隠し部屋だった。

先生は忍者が好きで、コスプレ癖もあり、わざと鍵をかけて、謎めいた部屋にしている。
普段は、忍者のコスプレで窓から外出している。

施設時代の事件当時の後、先生ら(アク・キャン・ジェミ)は、床下収納庫に金庫があること発見した。

金庫は祖父母の隠し財産だった。
金庫はテンキー式金庫だった。テンキー式金庫とは、暗証番号をボタンで入力して開けるタイプの金庫のこと。

金庫は重厚なため、動かせなかった。
暗証番号は不明。きいろが当時、黄色の金庫のおもちゃで祖父母からのおこづかいを入れたりして遊んでいたので、
暗証番号を知っているのではないかと思っている。

金庫は、事件当時、先生が発見し、誰にもばれたり、盗まれないよう、部屋に暗室化し、鍵をかえた。
また、災害にも守るように、暗室の床下収納を改造し、地下部屋を作り、シェルター構造にした。

暗室は、地下部屋もあったのだ。
地下部屋は、水、食料、電池、照明、寝具、非常用トイレ、衣服など、生活に必要なものが保管されている。

折りたたみ式ベッドとソファもあり、睡眠もできる。

先生はきいろに金庫の存在を吐露し、暗証番号を知らないか聞くが、きいろは知らなかった。

きいろ(佐和子)は、ためしに、きいろの誕生日4桁(4月21日→0421)で金庫の数字ボタンを押してみたが、開かなかった。
そして、今度は自分自身の誕生日4桁(12月10日→1210)で数字ボタンを押してみたが、、開かなかった。
そこで、ためしに、きいろの誕生日2桁と自分自身の誕生日2桁の組み合わせ(2110)で数字ボタンを押してみた。
すると、「ガチャ」という金庫の扉のロックが解除される音が鳴った。

きいろは、金庫の扉を開けると、そこには3億円相当の1万円札があった。

きいろは、先生らと協議のうえ、先生に引き続き、シェアハウスの維持管理費用として使用することを条件に、
全員で山分けすることにした。

その夜、暗室で、ビールで乾杯する。

以上

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