23.11.12 エリザベス女王杯(全馬コメント)

お疲れ様です。
少し遅くなってしまいましたが、この記事ではエリザベス女王杯についてコメントを残そうと思います。

エリザベス女王杯 過去傾向

ここ2年の印象が強く、荒れ模様のG1のイメージが強い。
果たして、そうなのか。

2004年~2022年の平均3連単配当
(阪神開催含む)
310,208円
(京都開催のみ)
134,925円

一昨年の3連単339万馬券の影響もあってなかなかの高配当。
過去G1最高配当もVMですし、牝馬限定戦は波乱含みが期待できるのかなと思っています。

ちなみに年齢別の成績
3歳 7-7-4-73/91 勝率7.7% 連対率15.4% 複勝率19.8%
4歳 10-5-11-86/112 勝率8.9% 連対率13.4% 複勝率23.2%
5歳 3-7-3-90/103 勝率2.9% 連対率9.7% 複勝率12.6%
6歳 0-2-1-23/26 勝率0% 連対率7.7% 複勝率11.5%
7歳以上 0-0-0-9/9 勝率0% 連対率0% 複勝率0%

どうしてもこの時期は斤量の恩恵などもあって、3歳馬が人気する傾向にあるので、危険な3歳馬を見つけつつ、軽視された古馬で馬券が取りたいところです。

前走ローテ別成績
秋華賞組 5-5-3-54/67 勝率7.5% 連対率14.9% 複勝率19.4%
アイルランドT組 3-4-1-21/29 勝率10.3% 連対率24.1% 複勝率27.6%
オールカマー組 3-1-0-11/15 勝率20% 連対率26.7% 複勝率26.7%
府中牝馬S組 2-1-3-32/38 勝率5.3% 連対率7.9% 複勝率15.8%
天皇賞秋組 2-1-1-0/4 勝率50% 連対率75% 複勝率100%
京都大賞典組 1-2-0-14/17 勝率5.9% 連対率17.6% 複勝率17.6%
札幌記念組 1-1-1-2/5 勝率20% 連対率40% 複勝率60%

ある程度レースレベルの高いレースからの臨戦馬が順当に好走していることが伺えます。

エリザベス女王杯出走予定馬


1.ブレイディヴェーグ

前走ローズS勝馬マスクトディーヴァはレコードタイムを叩きだし、次走秋華賞でもリバティアイランドに迫る内容を見せた。そのマスクトディーヴァに後方から0.2秒差に迫った点やここまで上がり最速の脚を使っていることもあり、現在想定1番人気。素質は間違いないだろうし、ずっと本命を打ってきた馬ではあるが、古馬たちとの対戦で抜けた1番人気想定だが、最内枠になった点や脚質的からも嫌える要素も多い馬だと思う。

2.ルージュエヴァイユ

前走はディヴィーナが逃げて「しまった」レース、緩い展開だったことを考えれば、あの位置からよく着差無しまで迫っているし、瞬発力は間違いない。人気も手ごろになりそうな感。

3.ハーパー

前走、秋華賞は恵まれた印象。パドックでは成長した面も見て取れたが、特筆すべきという感じではなく、「ああ、立ち回り活かして無難に馬券に絡みそうだな」といった印象。ここでというよりは今後、成長してきたときにしっかり本命にしたいという印象で、ここは思い切って切りたい。

4.ローゼライト

単純に実力不足だと思っているので、さすがにここで買いたいとは思えず。買うとしたら、前残りの展開になると考えて、前で揃える場合のみかなと。

5.イズショーノキセキ

昨年の府中牝馬Sではソダシに勝ち切るなど実力は間違いないものはあるが、近走の内容からは特筆すべきものは感じず。究極の瞬発力勝負では部が悪いが、それでもまだ脚は使えており、イメージよりは負けていない。それでも、この馬が勝ち切るのは難しいだろうし、上がり目もなさそう。それでも、馬柱的にはオッズはつくだろうし、牝馬限定戦なので紐では押さえておきたい。

6.ディヴィーナ

前走は逃げて「しまった」というレース。折り合いを欠き気味にハナを叩いたことで、後続が巻き込まれることを避けてしまい、展開的には恵まれた印象。その前走から今回はどういったレースぶりになるのか気になる点からも信用を置きにくい存在。人気なら軽視の方向。

7.ジェラルディーナ

今年は大阪杯6着、QE2世C6着、宝塚記念4着、オールカマー6着と馬券に絡めてはいないものの、向かない展開や出遅れを考えるとやれてはいる印象。今回は牝馬限定戦ということでメンバーレベルも落ちることを考えると、買うべきだとは思うが、どうしても出遅れは避けられないだろうし、脚質的にも信頼は置きにくい。

8.シンリョクカ

前走は秋華賞を回避しての府中牝馬S参戦。大きく馬体重も増やして、成長はうかがえた。それでも、目を見張る内容だったとは言えず、3歳ということで人気するのであれば切り。

9.アートハウス

ここまで本命を打ったことなし。どうしてもオッズとこれまで戦ってきたメンバーを考えると買いづらい馬という印象で。ただし、血統的には注目できるロベルト系のスクリーンヒーロー産駒。オッズと相談になりそう。

10.ククナ

七夕賞では好走したが、このレースは相当恵まれた印象。斤量の恩恵もあったことを考えれば、メンバーレベルが一気に上がるここで推せる要素は感じない。

11.ライラック

今回、真っ先に本命を考えた馬。前走は東京の瞬発力勝負では劣ると思い、印は打たなかったが、パドックではしっかり成長を感じさせており、急遽押さえに。そういった成長した面も含めれば買いたいと思わされる馬。ただ、昨年のエリ女の2着馬ということもあり、某競馬サイトの予想オッズも徐々に下がっているので、直前まで悩みたい。

12.ゴールドエクリプス

小倉記念3着、マーメイドS4着と見た目の着順は悪くないが、メンバーレベル・斤量で相当恩恵をもらって勝ち切れていないようでは、ここでは買えない。

13.サリエラ

末脚堅実。ただし、前走はスムーズでも怪しさのある敗戦で、何とも。その分人気落ちするなら買えるが、その点をどう評価するかになりそう。思案中。

14.マリアエレーナ

今回、本命を打つか悩んでいる馬。昨年の小倉記念があまりにも鮮やかで人気してきたが、近走は馬柱的にはイマイチ。ただ、勝手に期待値を周りが上げただけでこの馬自身は安定して頑張っている。相手なりにきちんと走っているという評価なので、

15.ビッグリボン

前走京都大賞典では不利もあっての0.9秒差8着。そこまでのレースを考えても、マーメイドSはHペースで後方からの決着で恵まれたり、タフな展開では強さを発揮しているが、スピード性能に関してはこのメンバーでは少し物足りなさを感じる。


まとめ

現状、重めの印を打ちたいと思う要素としては
・軽視されがちな古馬組
・前走、近走のメンバー・レースレベルの高いところからの臨戦馬
です。
正直、一長一短あるメンバーだと思うので、一部の馬を除いては展開次第ではどう入れ替わってもおかしくないと思います。そういった展開面も考慮しながら、残り2日間悩みぬきたいと思います。

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