23.10.15秋華賞(全馬コメント)
秋華賞全馬コメント
☆過去秋華賞の傾向
○過去10年の平均ラップ
(阪神開催を含む)
12.2-10.8-12.1-12.0-12.0-12.3-11.9-11.8-11.8-12.1
(京都開催のみ)
12.2-10.7-12.1-12.0-11.9-12.3-11.9-11.9-11.8-12.0
○気にしたい血統傾向
京都開催の秋華賞ではロベルト持ちの好走が目立つ。
・ロベルト持ち
ハーパー、マラキナイア、リバティアイランド、モリアーナ、キタウイング、ピピオラ、ソレイユヴィータ、エミュー
○前走条件
京都開催時(1996年~2020年・出走馬全頭・上位5レース)
ローズS組 13-16-11-141/181
オークス組 5-0-1-31/37
紫苑S組(G3) 2-3-0-20/25
クイーンS組 1-2-4-26/33
紫苑S組 1-0-2-60/63
・オークスからの直行組
ハーパー、コナコースト、リバティアイランド、ドゥアイズ
・ローズS組
マラキナイア、マスクトディーヴァ、ラヴェル、コンクシェル
・クイーンS組
ドゥーラ、キタウイング
・紫苑S組
モリアーナ、ミシシッピテソーロ、グランベルナデット、ヒップホップソウル、エミュー
・別路線組
フェステスバント、ピピオラ
☆注目したい傾向
馬体重480kg~499kg
(出走全頭中) 10-3-4-45/62 勝率16.1% 連対率21.0% 複勝率27.4%
(上位5位まで) 10-3-4-1/18 勝率55.6% 連対率72.2% 複勝率94.4%
まず、前提条件として僕の中でリバティアイランドは抜けて強いという評価です。
古馬相手ならまだしも同世代相手だと不利、展開向かずでも馬券外に飛ぶイメージは湧かなかったです。また個人的に今年の牝馬クラシックでリバティアイランドに逆らうなら桜花賞だけだと思って、ここまで買ってきました。(実際、桜花賞のみ〇評価。)
なので、ここからは◎リバティアイランド、他全頭は団子という前提の下で、買い・不安だと思う要素に触れたいと思います。
○全頭コメント
・フェステスバント
別路線組。調教後馬体重426kg。
キズナ産駒。キズナ牡馬は比較的京都2000mで成績が良かったはず。前走WASJでは-4の418kgでの出走。デビュー時が396kgなことを考えれば、あげてきてはいるが。これまでの戦歴を見ても、戦ってきたメンバーもあまり強いとは思えず。また、他に推し要素があるとも思えず。
・ハーパー
オークス直行組。調教後馬体重494kg。ロベルト持ち。
デビュー時478kgで東京開催のクイーンCでは-12kgとなかなか馬体が大きくならなかった中で、今回は関西での競馬、かつ調教後馬体重494kgとここに来て成長してきたか。ただ、しぶといタイプ勝ち切れるかというと怪しいし、基本的に前傾になりやすいこの舞台では後方勢を上に取りたいので、この人気、リバティアイランドを本命にする以上、相手次第だが切りたい。ただ、すっぱりと切るのが難しくなった。
・マラキナイア
ローズS組。440kg。ロベルト持ち。
兄ステイフーリッシュは京都新聞杯勝ち馬。前走ローズSはひと夏超えて+14kgでの出走。マスクトディーヴァのレコード駆けに隠れているが、マスクトディーヴァと同じような脚は使えているので、(14日21時頃時点で100倍超え)なら押さえてもと思わされる。基本的に外有利なレースだったと思うので、その点をどう評価するか。
・コナコースト
オークス直行組。調教後馬体重468kg。
桜花賞◎。バレークイーン牝系出身。デビューから馬体重を減らしている点が気がかり。桜花賞では、かなり良いレースをしてリバティアイランドに完敗。前走馬体重が(+4)の458キロ。JRA発表の調教後馬体重は468キロ。大きな成長も見込めなさそう。贔屓目を入れてもなかなか高い評価はできないか。
・ドゥーラ
クイーンS組。調教後馬体重486kg。
前走は-14kgの458kgでの出走。さすがに細いかと思ったが、内を走った馬が上位を占める中、本馬は外から差し切り勝ち。斤量の恩恵はあったとはいえ、展開に逆らっての勝ち切りなので、調教後馬体重で成長も見込めるなら、一定の評価は必要か。
・リバティアイランド
オークス直行組。調教後馬体重490kg。ロベルト持ち。
単純にこのメンバーの中では抜けて強い。内枠分だけ、不利を受ける可能性はあり。2,3着の馬券を買うならこの馬より前でロスなく加速できそうな馬を買いたい。
・マスクトディーヴァ
ローズS組。調教後馬体重452kg。
前走は444kgでの出走。マラキナイアのコメントでも触れた通り、前走はレコード勝ち。素質馬ブレイディヴェーグの追い込みを凌いでの勝ち切り。外からスムーズに加速できたとはいえ、長く良い脚は使えていたので評価は必要。後は他のオークス直行組などの成長力と比べて、どう評価するか、また前走のレコード勝ち分の人気をどう捉えるか。
・モリアーナ
紫苑S組。調教後馬体重488kg。
前走◎。前走は+4の474kgでの出走。前走はオッズ的にもおいしく、1.8秒の前傾ラップで展開は向いたとはいえ、詰まりながらの勝ちなので、やはり地力は世代上位の評価。あとは前走と同じ走りでリバティアイランドより前にいるかと言われると疑問符が付くし、個人的には、前走で満足しているので、ここは人気を吸ってほしい。あと個人的に人気上位のノリさんは本命にできない教なので…。ノリポツン発動なら飛んできても、2,3着までと考えて押さえるか悩む。
・ミシシッピテソーロ
紫苑S組。調教後馬体重446kg。
前走は+4の438kg。阪神JFでの5着後、過剰人気気味だと思っていた馬。自分も万が一と思って、押さえてきたが、前走は前で負荷の大きそうなヒップホップソウルなどとあまり変わらない脚では高くは評価できないか。馬体重があまり無い点も個人的にはマイナス。
・グランベルナデット
紫苑S組。調教後馬体重510kg。
前走は+2の500kgでの出走。忘れな草賞では同日3勝クラスの勝ち馬セイウンハーデスと0.3秒差の時計を叩きだした。前走は人気を背負うも10着。ペース負荷を考えて、ノーカンとするもありかとは思う人気落ちだが、個人的にはあまり買いたい気持ちは起きず。
・キタウイング
クイーンS組。調教後馬体重436kg。ロベルト持ち。
新潟2歳S◎。フェアリーS〇。とことん良いところで貢献してくれた馬なので、押さえたい気持ちは抑えられない。
前走は-4の426kgでの出走。クイーンSはさすがに古馬相手で厳しいと思ったが、勝ち馬ドゥーラと0.5秒差。デビュー時432kgで馬体が増えていない点はマイナスも、この人気で世代戦なら押さえても良いか。今後はかなり狙える条件が限られそうで。
・ドゥアイズ
オークス直行組。調教後馬体重460kg。
オークスでは+8の456kg。オークスではテンションが上がってしまい、実力を発揮できていない。ここまで世代戦では今回人気の馬達と僅差の内容を続けているし、オークスの大敗だけでオッズがつくなら押さえても。
・ラヴェル
ローズS組。調教後馬体重464kg。
オークスでは、3歳牝馬には厳しい2400mの差し決着を先行しての4着は強かった。ただ、さすがに前走のローズSは外からスムーズな馬の方が伸びていたように見えるとは言っても…という結果。あまりにもムラがありすぎて、重めの印は打ちにくい。ただ、逆にローズSの結果で遊べそうなオッズにはなりそう。
・コンクシェル
ローズS組。調教後馬体重474kg。
前走は+8の470kg。2,3走前は圧勝のいわゆる上り馬。世代戦ではアネモネSで2着の実績があるが、ここのメンバーは2勝クラスでもかなり手こずっているので、メンバーレベル的にも評価はできなさそう。2,3走前に圧勝したメンバーも2勝クラスで手こずっているメンバーなので、実力的に厳しそう。
・ヒップホップソウル
紫苑S組。調教後馬体重504kg。
前走馬体重490kg。モリアーナにはやられてしまったが、先行負荷が強い中、最後までしぶとさを見せて2着の内容で紫苑S組では一番評価したい。馬体重的にも好走条件に合致するので、高めの評価。
・ピピオラ
別路線組。調教後馬体重482kg。ロベルト持ち。
前走は+10の484kg。未勝利からの3連勝でここに間に合った。3代母はウインドインハーヘア。ただし、ここまで戦ってきたメンバーは評価できず。京都開催の秋華賞ではロベルト持ちの好走が目立つので、その点で押さえても。
・ソレイユヴィータ
紫苑S組。464kg。ロベルト持ち。
前走は+4の456kg。前走はHペースに巻き込まれて失速なので、度外視しても。父ただ、こちらも戦ってきた相手には疑問符がつくので、世代戦ということを考慮しても押さえまで。スクリーンヒーロー×母父カーネギーはモーリスと同配合。
・エミュー
紫苑S組。422kg。ロベルト持ち。
前走は+4の426kgでの出走。紫苑Sではあまり冴えない脚で評価できず。ただ、桜花賞ではコナコーストなどが前でかなり良い競馬、リバティアイランドだけ別の競馬をしたなかで展開的には不利な中脚は使えている。母父スペシャルウィークという点、外からスムーズに加速できる点では枠の面では下げる必要がないと思うので、その点を踏まえて押さえても。
長くなってしまったので、印は次の投稿で!
ここまで読んでくださった方ありがとうございました。
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