環境とSNS

 どうも、こんにちは。先日四十ウン回目の誕生日を迎えた。ますいけです。
四十歳を超えると一の桁の数字を忘れがちになってしまい、あれ?私何歳になったんだっけ?となる現象が起きています。私だけではなく周囲にも同じ現象が起きているようで、「私だけじゃない」とほっとしております。
さて、今日はSNSのお話です。

誕生日パーティー

 先日誕生日を迎える直前の土曜日に、姉一家が私の誕生日パーティーをしてくださるとのことで姉宅へと行ってきました。土曜日だというのに仕事だった姉が、姪っ子と一緒に私の誕生日パーティーのごちそうを作ってくれる。とてもうれしいくありがたいことです。

 その日のメニューは私の大好きな漫画「きのう何食べた?」(よしながふみ著)の再現メニューで鮭と卵の混ぜ寿司とグリーンサラダでした。
そのころ繁忙期真っただ中でちゃんと緑の野菜を食べられていない。と嘆いていた私の声も拾ってくれて、何食べレシピからサラダも選んでくれたことがうれしくてうれしくて。「ボウルいっぱいサラダ作ったからモリモリ食べて!!」と言われ酒を片手にサラダと混ぜ寿司をいただく幸せを味わってきました。

 その混ぜ寿司とサラダの写真をSNSにアップしたのがどうやらまずかったようなのです。

写真についたいいねとコメント

 多くのSNSには、いいねなどで好意的な感情を表すマークがあります。ハートだったり、グッドの指文字のマークだったり。それが押されるとこちらもにっこりしてしまいます。一緒に喜んでくださる人がいる。と。

 そんな鮭と卵の混ぜ寿司とグリーンサラダの写真に一つコメントがついたのです。
「いいね……兄弟仲よくて。うち、そうじゃないから……」
 この「……」がネガティブな感情をもろに表していて、私はひぃっ!となったのです。これが同じ内容でも「おー!いいね。兄弟仲いいの!」とかだったらそこまで気にしなかったかもしれません。こんなにネガティブな感情丸出しのコメントをわざわざ送ってくるとはどうしたことでしょう。

 兄弟の仲がよい、悪いはそれぞれの家の事情もありますので私にはどうしようもない。私は幸い兄弟の仲が良く姉と一緒に姪っ子もつれてお茶をしたり舞台を見に行ったりもします。
 そのコメントをくれた方が仮に兄弟仲がよくないとしても、悲しいことではありますが私にはその兄弟仲を取り持つことはできません。
 だからといって、こんなネガティブな感情をぶつけていいのか?と思うとそれは違うと思うのです。

そっ閉じ能力

 私には現在9歳児の姪っ子がいます。生まれてからすぐに会いに行き、貢物をもって姉宅へ行き、姪っ子がかわいくてかわいくて仕方ないと私はその 姪っ子と一緒の写真もSNSにあげていました。ミルクを飲んでもかわいい。げっぷをしてもかわいいと。

 するとあるネガティブ発言の方に「産んだことも育てたこともないくせに育児のいいとこどりをするな」ということを言われたのです。SNSにも姪っ子の姿を上げるなと。

 呆然としました。

 人それぞれ事情はあるというのはわかるのです。例えば不妊治療をしている方が子供の写真を見るとつらくなる。同じく子育てをしている人からしたら私は子育てのつらい面を知らない。と不快になる。そんな気持ちはよく分かるのですが、写真を載せているのはSNSであり、直接その人に「見て見てー。うちの姪っ子かわいいでしょ」としたわけではないのです。

 SNSなんだから、見たくなかったら見なければいいのです。そっとブラウザ閉じて、頭からその記憶を消し去る。SNSをする上でこれとても大事なことだと思うのです。匿名性の高く相手の顔が見れないSNSでも、匿名性が低くその人の人となりも知られている相手とつながるSNSも。
 その書き込みの画面の向こうには人がいるということを忘れてはいけない。そう思いました。

幸せとSNS

 世の中には人の幸せを喜ぶ人とねたむ人がいるのだな。と、この一連の出来事で思いました。
 人間だれしもうれしいこと、楽しいことがあったら人に言いたくなる。心の中でその幸せを一人かみしめるのもいいですが、分かち合いたくなる。そうなったときに現代の世界でちょうどいい場なのはSNSです。そこでは多くの人と繋がっていて悲しいことや、つらいことも書かれていますが、喜ばしいこともたくさん書いてあります。
 それらのSNSに書かれた喜ばしいこと見て自分が悲しくなってしまうと感じるのならば、そのSNSを見なければいいのでは?と思ってしまうのです。
 そんなネガティブなコメントを残したくなるくらい私の発言がその人を悲しくさせるのなら、いっそ私のフォローを外してほしいとも思いました。

 よくよく考えるとそういうネガティブな発言をしても私なら許してくれるだろうと思われているのかもしれません。が、私も人間なので感情があります。
 画面の向こうには人がいる。それを分かっていただけない方が世の中には一定数います。そういう方はSNSは向かないのだなぁとも思います

 私は自分の幸せをSNSにこれからも上げていくでしょう。それを悲しく思う一握りの人もいるのはわかっています。わかったうえで幸せをあげていく。見たくないなら。フォローを外し、ブラウザを閉じてほしい。一握りの人を悲しい気持ちにさせたくて私が幸せをSNSにあげているわけではないのですから。

SNS,使い方さえ間違えなければ楽しいツールです。自分に合った使い方をして今後も楽しんでいこうと思います。

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