九月十日
今は亡き母との思い出をすこし。
「去年の今夜 清涼に侍す」
で始まるこの詩は、
太宰府天満宮に祀られている
菅原道真公の作です。
私が小学校5年生の時、
母が詩吟をはじめました。
教本の巻頭にあった詩が
菅原道真公の「九月十日」。
いまにして思えば
マイファースト漢文。
母の自主練習で聴く
音は何を言っているのか
わかりません。
でも教本で
文字と読み仮名を
見ながら聴くと
不思議なことに
頭に入ってきました。
私は
九九の暗唱が苦手だったのですが、
音から入らずに
目で見て覚えようとしていたから
なのかもしれない、と
今頃(今更!)
思い至りました。
まず聞いて
音をリピートする
学習って、
もしかして
超有効なのでは・・・?
と
四捨五入で還暦になる
年頃で気づいた
今年の九月十日でした。
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