星占い基本のキ「ハウス」

[2021.6.24 公開記事]

ホロスコープの基本として
サインと星の話をしてきました。

星占いには、
ホロスコープを読み解く
もうひとつの大きな柱があります。

それが「ハウス」です。

サインは
ホロスコープの座標軸であり
星の個性の出かたを示します。

これに対してハウスは、
星やサインが関連していく
１２のテーマを示します。

ハウスの分け方には、
いくつか種類があるのですが、

ここでは、
出生時の太陽がいるサインを
第１ハウスとして反時計回りに
第１２ハウスまでを
各サインに割り当てる
「ソーラーハウス」を用います。

ハウスのテーマ
　第１ハウス：アイデンティティ
　第２ハウス：自分の財産
　第３ハウス：初等教育や兄弟姉妹
　第４ハウス：プライベートな居場所
　第５ハウス：楽しみ
　第６ハウス：健康や労働条件
　第７ハウス：対等な相手（パートナーや敵）
　第８ハウス：パートナーの財産
　第９ハウス：哲学や宗教
　第１０ハウス：キャリア
　第１１ハウス：友人
　第１２ハウス：悲しみや秘密

このハウスの考え方は
出生時ホロスコープを読む場合でも
ある時点のホロスコープが
あなたにどんな影響を与えるか、を
予測する場合にも便利に使えます。

例えば、てんびん座に
ルーラーである金星がいる時、

てんびん座が第１ハウスの人は
自分自身の魅力が最高に高まるし

てんびん座が第２ハウスの人は
金運がよくなるし

てんびん座が第３ハウスの人は
兄弟姉妹と仲良くなるし

てんびん座が第４ハウスの人は
自宅を整えるのが楽しいし

てんびん座が第５ハウスの人は
自分の趣味や楽しみが充実するし

てんびん座が第６ハウスの人は
仕事の条件が良くなるし

てんびん座が第７ハウスの人は
パートナーとの関係が良くなるし

てんびん座が第８ハウスの人は
パートナーの金運がよくなるし

てんびん座が第９ハウスの人は
哲学的な分野で深い喜びを感じるし

てんびん座が第１０ハウスの人は
キャリアアップのチャンス到来だし

てんびん座が第１１ハウスの人は
友人関係が明るく楽しいものになるし

てんびん座が第１２ハウスの人は
心に秘めていた悲しみを軽くできるし

・・・というように読むことができます。

ハウスに星がない時は、
すなわちサインに星がない時です。

このような場合は、
サインのルーラーがあるものとして
ハウスを読んでいきます。

ホロスコープを「読む」ということは

　サイン
　星
　ハウス
を掛け算していく、
ということなのです。