「この世の中、女性が優遇されすぎじゃね?」と思ったあなたは……
おそらく童貞でしょう。
いやね、最近SNSの投稿で見たのです。
投稿者は1枚の写真と一緒に「こういうのを見るとムカつく」といった旨のコメントを載せていました。
その写真というのが、トイレの標示を表したものでした。
トイレは個室が2つあるようで、1つは女性専用、もう1つが男女兼用でした。
投稿者は「男性専用がなく、女性だけが両方使えるのはおかしい。不平等だ!」
と言いたかったのだと思われます。
その投稿に続く返信を見ると、同意のコメントが多数。
「世の中にはこんなにも童貞が……いや、トイレがなぜこのように分けられているかわからないから、童貞をやっているのだろう」
と、投稿を見た私は思ってしまったのです。
女性とお付き合いしたことのある男性諸君はおわかりでしょう。
女性というのはトイレに非っっっ常に時間を要する生き物なのです!
男性はトイレに入って便器の前に立ち、ズボンのチャックを開け、さきっちょだけ出して用を足したら、腰振って元に戻しておしまいです。
女性は違います。
トイレに行ったあと、さらに個室に入るという一手間があります。
スムースに入れればいいのですが、その時点で待つこともしばしば。
入れたらまず荷物を置き、下にズボン(スカート)を下ろし、さらにはパンツも下ろします。
用を足し終わっても紙で拭き取り、今度は履いていたものを上げるという作業があります。
個室を出たらそれでおしまいではありません
手を洗います!
男性の一部には汚ねぇチ◯コを触っておきながら、洗わずに出ていく不潔の塊みたいな輩もいるようですね。
ですが、女性はほぼ全員が手を洗います。
そして、服の乱れがないかを鏡で確認する(ズボン下ろしたからね)人もいます。
……と、女性の方が生物学的な事情で、どうしてもトイレに時間がかかってしまうのです。
2つあるトイレを男女それぞれに1つに割り振ることは確かに平等です。
でもそれをすると、女性トイレが列をなす可能性が高まります
男性はすぐに用を足せるのに対し、女性は我慢しなければいけません
それが整理現象であるから、余計に我慢させちゃいけないんですよね。
というわけで、「用を足すまでにかかる時間」を平等にするために、冒頭の様のようにトイレを分けているわけです。
女性とお付き合いしたことがないと、気づけないのでしょうね……。
似たようなことは他にもあります。
映画館などのレディースデーですね。
これもトイレと同じ理屈です。
是正されつつあるとは言え、生涯的に稼げるお金は男性よりも女性の方がまだまだかなり少ない状況です。
子育てはまだまだ女性が中心で、女性がキャリアを諦めなければいけない(給料が減る)ことが多いからです。
映画館で言えば、チケット代が1,900円だとして、
1,900円/男性の生涯給与
1,900円/女性の生涯給与
だと、女性の方が1回あたりの負担の割合が大きくなります。
女性が映画を観るのを我慢すればいいだけなんですけど、レディースデーを提供する各種業界としては女性にもお金を落として欲しいわけで……
なので、レディースデーは消費の機会を平等にするために、是正をしているんですよね。
女性が男性と同じくらい稼げるようになり、男性も女性と同じくらい家事や育児をするようになったら、なくなってもいいと私は思います。
ちなみに女性専用車はこれらと論点がまたちょっと違います。
痴漢防止(冤罪防止も)を徹底したいのであれば、その路線と時間の男女の乗車比率を調べて車両を割り振り、完全に男女別にするべきだと思う私は間違いなく過激派でしょう……!
というわけで、「この世の中、女性が優遇されすぎだ」と感じたら、そこには大抵是正するための力が働いています(そうじゃない場合もあるけど)
どんな理由があるか考えられるようになり、想像力を身につけられるようになったあなたは、近いうちに童貞を卒業できるでしょう……(予言)
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