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宣伝会議の編集・ライター養成講座40期を受講した感想

編集・ライター養成講座40期修了生です。

受講に16万円するこの講座。

本当にその価値があるか?

無駄にはならないのか?

受講前にネットでの口コミを探しましたが、見当たらず……。

結局、えいやぁで受講してしまったんですけどね(笑)

とりあえず、受講した感想を結論から言います。

とても勉強にはなったが、受講しただけでは編集者やライターの仕事に直接はつながらない、ということです。

そこで本日は口コミが気になる人のために、受講してよかった点と、思い通りにならなかった点についてまとめたいと思います。

【よかった点】

1. 業界の内部事情を知れた

2020年5月末まで、私は出版業界とは一切のない会社員でした。

例えば「どのようなライターが重宝されるか」ということを現役の編集さんから聞くことは、受講をしなければなかったでしょう

有名な雑誌やWebメディアの企画の立て方にしてもそうです。

プロのノウハウをコネもなく聞けるのは、有意義な経験です。

業界に対する解像度が上がったな、というのが感想です。

2. ポートフォリオを制作できた

卒業制作として、6,000字の記事を作成します。

受講中に企画の立て方、取材の仕方、写真の撮り方、もちろん文章の書き方等を習い、それらを活かして記事を仕上げます。

卒業制作を作るというきっかけがなければ、この分量はまず書きません。

取材をすることもなかったと思います。

また、この卒業制作をポートフォリオとして、今後のライターの仕事に活用できます。

勉強し、それをそのまま実践にスライドできるという環境はありがたいです。

「6,000字も書いたぞー!」というように自信にもつながりました。

【思い通りにいかなかった点】

前提として、編集・ライター養成講座では文章講座ではありません。

少人数のクラスに分かれ、文章を書く課題に取り組むことはあります。

でも、きれいな文章を書くことが一番の目的であるのであれば、この受講はおすすめしません。

市販の本を読んで、noteなりブログなりで繰り返し書くことの方が勉強になります。

それは受講前に行った説明会からもわかっていました。

授業のプログラムを見ても、「文章講座ではない」ということはわかります。

「じゃあなんで通ったの?」ということですが……。

コネ目的だよ!!

ずばり、これです。

だって講師が某大手メディアの人とか、某大手出版社の編集長とか、あのすごい作品を手掛けた編集さんとか、あの有名なライターさんとかなんですよ?

受講後に顔見知りになれれば……なんて下心があったのです。

受講生同士で情報交換をしたり、仕事を融通しあったり、といった期待もありました。

だが、受講を開始したのち、誰も予測していなかった事態が起こる……!!

新型コロナウイルスの襲来である。

これにより受講は一時ストップ。

再開もオンラインでの受講ということで、講師陣や他の受講生には会えず……

私の下衆な期待はあっさりと打ち砕かれたのでした。

不純な動機を持つと、やっぱりダメなんですね!笑

でも、いくら上手な文章を書け、企画が素晴らしかったとしても、わかりやすい実績がないとなかなか採用してもらえません。

そういったときにモノをいうのは、つてやコネです。

事実、ある受講生が大手雑誌のWebメディアに記事を掲載できた理由が「知り合いの知り合いだったから」だそうです。

なので、少なくとも新型コロナウイルスに苛まれた40期では、直接的に仕事につながるということは、多くはないかと思います。

ただ、なんでもそうですが、勉強しただけで待っていれば仕事にありつけるというわけではありません。

繰り返し勉強と練習を重ね、自分で仕事を取りに行く!

その姿勢がないと、素人に仕事が舞い降りてくるということはないでしょう。

編集・ライター講座を受講したことで、業界事情と需要が分かり、取りに行きやすくはなったかと思います

繰り返し言います。

勉強にはなりますが、受講そのものは仕事に直結しません。

書くこと、そして動くこと。

それができる人が、ライターとして食べていけるんだな、というのが受講の感想です。

(2024年4月24日追記)

宣伝会議の取材を受けました。

https://educ.sendenkaigi.com/edwr/writer01/?utm_medium=social&utm_source=twitter&utm_campaign=edwr_post0216

言っていることは、この記事で書いたこととほぼ同じです。






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