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別居親のらくらくスマホをMNPしてechoshow10でスマートにする手順

2023年7月版。
私は50代前半です。母親は70代後半の女性です。ありがたいことにすでに屋内wifiをつかいこなして楽天セールに参加しLINEで写真をおくってくれる程度にはIT知識がある、でも耳のとおい弱った母親。そんな母のための悪戦苦闘の記録です。5300字くらい。
最後に付録で、「iPhoneSE2を初めて使う人むけの簡単な説明書」と、「シニア向けのiPhoneSE2ロック画面(フラミンゴ)」をつけておきました。

1.アレクサ設置まで

 関東にいる母親が独居状態になった。一人では不安だ。中部にいる私がどうにかしてやりたい。
 耳が遠くて不審な音にきづかなそうだから、とりあえず防犯カメラをつけてやりたい。LINEでメッセージを読むことは出来るが自分でアプリを入れたりログインパスワードをつくったり……ということはできない母なのである。
 いろいろ調べて絶賛されていたのが「amazonエコーショウ10(アレクサの高級機種。本体3万円)」。これと「防犯カメラと附属のソーラーパネル(スイッチボット製の高級品)」をamazonプライムセールで購入した。
参考url https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=GDHB98S32QPQ5H4Y  
 ふむふむ、アンドロイド8以降ならいいんだな。ならば、母親のらくらくスマートフォンで動くだろう。
benrilife.com/alexa-call/ 本当にこんなに無料通話が便利になるのなら言うことなしだ。音声通話の際に自在に動くスクリーンに「ユーザー補助字幕」も出せるのなら、母親にとってはすごい価値があるぞ。おらわくわくry
 東京へコンサートのついでに新幹線で担いでいき、前泊しながら実家に設置した。
 設置してわかったのだが、防犯カメラはスイッチボットアプリも必要だった。もちろん自分のスマホにスイッチボットアプリをいれれば防犯カメラからの画像が飛んでくるが、新幹線に乗らないと助けにいけない距離では意味がない。なお緊急時に母のスマホに電話しても、夜は別室で充電しているから出ない。なーんだぁ……。
 時間もなかったので、防犯カメラのほうは動作検証せず放置。コンサートはとても楽しかった。
 アレクサだけでも、呼べば振り向くのがとってもかわいい。エコーショウのアレクサと私のスマホのアプリのアレクサの間で、無料通話ができた。母親の顔色も確認できた。なぞなぞや天気や音楽や……と楽しんでくれたようだ。このときはまだamazonアカウントとしては私のアカウントで動かしている状態。(母親はアカウントをもっているが父に任せきりでパスワードもあやふや)
参考url https://www.benrilife.com/alexa-call/

2.MNP始動まで

 やはり母親のスマホがいろいろと不便になってきた。なかなか必要なアプリが入れられないことがある。 アプリを入れる操作はつぎの参考urlのとおりなのだが。 
https://www.kyocera.co.jp/prdct/telecom/consumer/support/kantan-sumaho2/guide/04/guide04.html
 というのも、母親は、スマホ待ち受け画面にPINコードや指紋認証といったセキュリティをかけていないのだ。数字4桁すら面倒だそうな。
 だがセキュリティをかけないとアプリが仮認証ばかりでまともに動かない。でも4桁は面倒なのね。じゃ、指紋認証ができる機体に変えましょう!
 だってセキュリティのせいでせっかく買ったスイッチボットアプリが動かないのでは本末転倒だし。
 とにかく安くてあたらしいスマホが必要!
 OSの選択については、iPhoneの操作性が良く安定していてしかも音声認識入力がめちゃくちゃ便利で母親向けだと選んだ。

余談 
後で気づいたがアンドロイド端末がアレクサの親になった状態だと、アレクサが通話のアシスタントをしてくれるらしい。ならアンドロイドでもよかったな……。
「https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?ref_=hp_left_v4_sib&nodeId=GYSXE9CTW5AS2BZU」

Android端末でAlexaをデフォルトの音声アシスタントとして設定する

 母はITは面倒がるが父はITがかなり得意だ。らくらくスマートフォンの最新機種は2019年発売の「らくらくスマートフォンme F-01L」だが、2人ともそれに切り替えている。
 大事につかっていて電池容量も十分だが、らくらくスマホ自体が4年たっても新機種が出てない。触ってみるとアプリの立ち上がりももっさりゆっくりだ。よって最新アプリからだんだん取り残されている感じがある。
 調べてみると日本国内のメーカーのスマホは撤退戦が続いている。もうどこの会社も「次のシニア向けスマホ」を出す気など失せているとみた。
 あとdocomoの支払いが少々お高い気がする。やはり新機種ゲットしつつMNPするしか!となった。

 さてそういうことならまずキャリアを選ぼう。どの系列にするか。
 うちは田舎なのでdocomoの電波しか自宅にきていない(しっかり3大キャリアのカバーエリアで検索しましたよ)。
 よってMNP先のキャリアはdocomoとカバーエリアが同じdocomo系格安simの「IIjmio」にした。
 サイトのMNPキャンペーン機種の中ではiPhone8がものすごく安く4000円程度ででていたので惹かれたが、SE2のほうが新しく性能もよいので3万円かかってもそちらにした。OPPOだのAQUOSだのアンドロイドは正直、名前をきいても操作感がいまいちわからない……ごめん。

 そこまで決心してから母親を近所のドコモショップにつれていった。
 実は母親の回線の名義人は父親なのだが、その父親が長期入院中で近々世を去りそうだった。もし「らくらくスマートフォン」をつかいつづける場合も引き落とし口座とメイン名義人を変更する手続きも、それにahamoなど安いコースの検討も必要だったのでそこから相談しようとした。
 が、番号札を取ってくれたスタッフさんにそういったところ「ご相談に乗れるか聞いてきます」からの「どうしても、意識不明入院中でも、ご本人をつれてこないと一切のご対応ができません」とのお告げ。
 これ幸いと「母だけMNP転出します!」と宣言したところ、スタッフさんの顔の曇りも晴れ、すぐに母の電話番号のMNP予約番号を用意してくれた。
 名義変更不可の件については親切なdocomoスタッフが上司に何度も確認しに行ってくれたので恨みなどはない。うわ~不便なんだな~と感じただけ。「父親の死亡後にはきっちり回線停止手続きができるから除籍謄本もってきて」とはさぞ言いにくかったことだろう(最終的に言わせたけど)。高齢化社会~~。
 MNP予約番号を手にして、実家にもどり、その日のうちにサイトからIIjmioにMNPの移行手続きをした。なお発行された予約番号の有効期間は15日です。
 MNPキャンペーン対象機種の中でiPhoneSE2はらくらくフォンと同じ大きさでリーズナブルな高品質なのでそれにした。端末色は鞄のなかで見つけやすい赤。
 母は楽しみにカバーなどを選んでおりました。家の鍵と一緒に持ち歩きたいから鳩目のあけられる栃木レザーカバーにしてました。https://item.rakuten.co.jp/mobileplus/100063461/

3.端末とsimが実家にとどいた

 まあ、届いたところで私が実家にいないんですけどね。
 MNPでのキャリア移行では、開通手続きをするその日までは端末とsimを放置温存しても差し支えないです。開通にも一応は期限がある(予約番号の期限と同一)が、手元で何もせず温存しておくと

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