捨てる行為は「脱皮」に似ている
捨てる行為は、例えて言えば、「脱皮」に似ているでしょうか。
脱皮と言えば、子どものころ飼っていた一匹のアメリカザリガニを思い出します。
ある朝水槽をのぞいてみると、元気がなかったアメリカザリガニが、二匹になっていて驚きました。
「やった!一匹増えてる!」と思ってよく見てみると、一匹は抜け殻でした。
その脱皮したアメリカザリガニは、その後、もりもりと餌を食べて元気になり、
以前と比べると大きくなり、確実にパワーアップしていました。
脱皮の性質をもった生き物は、脱皮できないと死んでしまうそうです。
人は捨てられないからといって、死んでしまうことはないでしょう。
しかし、捨てることのできない人の人生はある意味、
生きながらにして死んでいるようなものかもしれません。
あなたは、生まれるときはどんな ”もの” も持って来なかったはずです。
そしてまた、死ぬときもどんな ”もの” も持っては行けないのです。
いらないものは勇気を持ってすべて捨ててしまいましょう。
過去のしがらみ、自分が生きてきた人生、積み上げてきた部屋の磁場を、
いったんゼロに戻してみましょう。
あなたは生まれ変わるのです。
『夢をかなえる「そうじ力」』P.67
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?