小振袖に名古屋帯はあり?
皆さんこんにちは。今日は雨ですね。久しぶりに雨が降って、お湿りという感じのお天気です。
さて、今回の着物に付いてのエッセイですが、最近よく疑問に思うことを書きます。ツイッターなんかに、着物の写真をアップしている方は多いですけど、中には、小振袖に名古屋帯を使っている方がちらちら。普通の一重太鼓ならまだ良いが、なんと、銀座結びをしている人も数多く、果たして、小振袖に名古屋帯はあり得るのか?というお話です。
結論からいえば小振袖は、振袖の仲間なので、名古屋帯はつかいません。名古屋帯は、カジュアルな帯ですし、振袖の仲間には基本的に合わないとおもいます。
ですが、最近は着物を着ることが非常に珍しくなりましたし、崩れにくい一重太鼓は、長らく座っていても楽だという主張をする方もいます。さらに、着物屋さんなんかも、着物を着てほしい人を増やすために、小振袖に一重太鼓、を黙認しているようです。そうなると、時代も変わって来たのかなと想わざるを得ませんね。コンサートなどに着物を着るのであれば、一重太鼓は崩れにくく便利な結び方ですし。そういう意味では、一重太鼓でも良いのかな、と柔軟に考えるのが大切なのかなあと思います。
ちなみに私は、小振袖に一重太鼓をしたことはありません。小振袖には、文庫の袋帯をつけるようにしています。伝統から外れてしまうのは、ちょっと?という気がするので。
確かに、小振袖は、おしゃれだし、着てみたい人も多いよね。それに、崩れにくい一重太鼓を、選ぶというのも、わかる気がしますよ。逆をいえば、小振袖に、名古屋帯が合わないと注意する人が少なくなったのかな。口で言われると、着物から遠ざかってしまうから、こういうネット記事は、すごく役にたちますよね。
もう一度言いますが、小振袖に名古屋帯はあいません。カジュアルな用事でも、小振袖には、袋帯を使うようにしてください。
最近、訪問着は苦手だが、小振袖を着てみたいという人はよくいますが、帯はなんでもいいわけじゃないですよ。
OOのときは、XXの帯という、ルールをもっと明確にしてほしいよね。
あ、ちなみに、小振袖には、丸帯も使えますよ。それも、頭の片隅に入れておいてくださいね。
小振袖には、やっぱりこういうきらびやかな袋帯が合うなあと思います。
一番自然でしっくりきます。
拝読有難うございます。何かの参考にしてくだされば嬉しくもいます。