着物で日本の理想?

本日は三島にて、お琴教室でした。三島、静岡、芝川、熱海、いろんなところに出没してます。そのときは、必ず着物ですが、何か意味がある柄の着物を着たほうが、気もちが、引き締まる気がいたします。だから、可愛らしくとかだけではだめなんだなあと、よく思わされるわけです。
そんなわけで、本日のお着物は、赤に雲や本をいれた小振袖に、白の袋帯を合わせました。

柄の意味を考えますと、雲は平和、本は、勉学を表します。つまり、平和と勤勉さを同時に願ってつけられた柄つきです。袖は、元禄袖で、対象年齢は若い人ですから、平和をまもり、勤勉に生きて欲しい、とメッセージが込められている着物なのでしょうか。言ってみれば、日本の理想を示しているような。そんな気もちがしてしまうお着物です。
勤勉ときくと、パワハラとか古臭い言葉だと思われがちですが、単に勤勉だけではなく、平和を願う雲を入れてあることから、パワハラのようなことが、ないようにという願いもあるのかもしれません。決してやり過ぎでは良くないけど、勤勉で平和的にとは、ずっと日本人の理想として言われてきたことであり、それを身につけられるのは幸せだなと感じます。
でもねえ、着ているくせに、ぐちばかりで弱音をすぐ吐き、なまけものの私ですが。
そうならないためにも、着物を着ることが必要なのですよ。
最近、西洋文化ばかり注目されていますが、こういう日本のよいところは、忘れないでほしいなあと思います。勤勉で、平和的にというのは悪いことではないです。何度も申しますが、パワハラとは違いますよ。それは雲柄でわかることだから。

拝読有難うございます。何かの参考にしてくだされば嬉しくもいます。