カジュアルな感じの訪問着。

暑い一日でしたが、着物ですと意外に涼しいものです。背中の帯は重いけど、なかなか着物姿は涼しいなぁと思います。
さて、本日は三島市にて仕事に行きました。此のときは、大体訪問着なんですよね。最近は小振袖もよく登場してますが、やっぱり職場に対応するのは、訪問着が一番のようです。コンサートなどにも使えますが、訪問着といいますと、娯楽で着るというより、仕事で着用したいと思うのが私の基本的な構え方でいます。
本日の訪問着は先日購入した、訪問着をためしてみました。

薔薇を全体に入れた訪問着ですが、バラは吉祥文様には該当しないため、格としては、少しカジュアルになります。
格を決める要素として、柄内容、柄の大きさ、柄と柄との隙間、着物の素材、地紋あるなし、着物の地色など、様々な要素が在りますが、どれも一つだけでこうだと決めつけられない所が、着物の魅力だと思います。着物を何に着ていこうか迷ったときは、まず初めにフォーマルか、カジュアルかを決めると良いですね。それはつまり、相手に敬意が発生するかどうかです。柄の派手さはその次なんだなと、最近気が付きました。
そう言うのが、着物の難しさであり、楽しさなのかもしれないよね。
フォーマルも、カジュアルも、良いところはたくさんありますから!
あと、大事な注意点ですが、着物を着ること自体が礼装とか、振袖を着ること自体が礼装ではありません。着物の中でも、振袖の中でも格は発生し、着る場所が限定されてきます。ただ、着物一枚で格は決まることはなく、帯によってまた変わってくることも忘れないようにしてください。もし、気になる方は、もっている着物の順位わけをしてみると良いですよ。そうすると、どこへ着るか、ちゃんとわかってきます。

拝読有難うございます。何かの参考にしてくだされば嬉しくもいます。