着物の惨状です。

皆さんこんにちは。いよいよ単衣の季節がやってまいりました。着物を着て暑くないか?と言われますが、そんなことはありません。むしろ着物のほうがよく風が入りまして涼しいです。
さて、そんなわけで、我が家の着物たちも単衣になりました。本日は、仕事がありましたので、単衣の訪問着で仕事にいきました。

水色にみえますが、実物はエメラルドグリーンのような色です。
柄付きは、友禅で入れています。菊や梅を入れた古典的なデザインで、日本の伝統らしいなあと思われる柄です。
袖が少し長いのは気になりますが、そこをのぞけばよい訪問着になるはずです。
しかし、リサイクルショップで買いましたが、値段はなんと100円。びっくりするほど安い訪問着なのでした。
思わず、はぁ?となってしまいそうな値段ですね。
着物の現実というか、惨状を目の当たりにしたような気がしました。
そうしないと売れないというか、なんというか。
着物に関心がない人が、どれだけ多いのか!と考えさせられる値段でした。
お琴教室をされている方にお話を聞きましたら、古典箏曲は、やっても意味がないから、やらないのだそうです。
やるのは、沢井忠夫さんなどの現代箏曲や、ポップミュージックばかり。
久本玄智さんの曲もレトロになっていると聞いたときは驚きでした。と、いうより開いた口が塞がらないほどでした。
新しいものを取り入れるのは良いのですが、もう少し、伝統にも関心をもってほしいですね。
やっぱり、古くから続いているわけですから。
そんなことを感じた一日でした。
本日のお話はここまで、とっぴんぱらりのぷう。

拝読有難うございます。何かの参考にしてくだされば嬉しくもいます。