憎しみを操る悪、憎しみから生まれる悪。

昔、鉄腕アトムが大好きでした・・

皆さんいかがお過ごしでしょうか?MUです。

今回は、いつもの感じと違った視点から悪とは何か?について考えを巡らそうかな?と思います。

つい先日から、Netflixの独占配信が始まりました故手塚治虫氏原案、浦沢直樹氏のアレンジによる作画された話題作アニメーション プルートゥ を鑑賞しました。

往年の手塚治虫氏の名作 鉄腕アトム をリアルタイムで夢中になって観ていた物心がつかないほどの幼児だった私が、今浦沢直樹氏のイマジネーションに新たに触れて、時代を経たテーマの変遷を思いました。

ネタバレは致しません。あしからず。でも、皆さんには是非ともこの作品は観る事をお勧めします。

鉄腕アトムと言えば、当時は基本悪さをするロボットや人間を懲らしめる、基本勧善懲悪の子供向けのアニメーションでした。でも、そのストーリーの中でも、決してそればかりではない内容についても作者である手塚治虫氏は盛り込んでいたように思います。

さて、今回その鉄腕アトムを浦沢直樹氏は そればかりではないストーリー の方のエッセンスを、アトムではなく、宿敵のプルートゥの方に主眼をおいた主人公として作品にしました。

題材として、人間とロボットの違いはどこなのか?それによる様々な問題点とはなんなのか?

は、表向き。

私の鑑賞した感想からすると・・


憎しみとは何か?です。


感情を持つ生物なら、憎しみを覚える存在は何も人間だけとは限らないのではないか?と個人的に思います。

話は脱線しますが、例えばカラス。彼らは非常に頭が良く、記憶力にも優れた鳥です。追い払おうとした人間を 敵 とみなし、執拗につけ狙う事もあります。

まあ、これからの未来でロボットに感情がインプットされる状況にこの世界がなったとしたら、どうなるのだろう?と想像してしまいます。

深堀りして考えると難しい。

しかし、私はこの作品を観てその様なたて分けた事ではない、人がどうとか、ロボットがどうとかよりも大切なテーマがあるとの認識をしました。

それは愛が深ければ深いほど、奪われた時の、また失った時の悲しみや憎しみもそれと同じか、それ以上に変わるという事。


そして、これは未来だけのテーマではありません。


そうです。人類史そのものなのです。


よく、愛は憎しみと表裏・・と言われる事がありますが・・

その憎しみから生まれる復讐心。

その憎しみから生まれる悪。


そして、その憎しみを煽り利用し利益を得ようとする 本当の悪 。

その悪から、また新たな憎しみが生まれる堂々巡り。

今、リアルタイムで起こっている争いもここから抜け出せないでいます。

決して民族や宗教、思想や文化の違いがこの問題の本質ではないと個人的に思います。

一方的に正義を主張し、相手の事を偏見の眼差しで見るように仕向け、それに乗って攻撃してしまう。


そして、生命を利益に変える冷酷な本当の悪。


人間とロボットは、生殖以外に何が違うのでしょう?

ロボットは電子頭脳に新たな命令やデータをインプットし、アップデートします。

では、人間はそんなに単純ではない。

果たしてそうでしょうか?

では、このコロナ騒動で大半の日本人が政府の言う事は正しいと思いワクチンを何回も接種した・・

医学的なエビデンスや重要であるはずの認証までまだない、不充分な予防接種を。


見たり聞いたりした情報でアップデート完了・・

でも、それが事実とは違い 洗脳 だったとしたら?

感情があるだけ厄介かもしれません。人間は。決まって後になればなるほど事実と違うと大騒ぎになります。

それでも、人間は素晴らしい。感情があるから、違った考え方があるから 気づく事 が出来るのかもしれません。

感情を持ったロボットが誕生した時はどうなる事でしょう?

是非ともロボット三原則は確立したルールにしてほしいと思います。

悪用するのも、多分人間でしょうから。

倫理とは何か?思考するという事は何か?悩むとはどういう事なのか?を決して捨てなければ、きっと上書きされ続けられてきた、人類の黒歴史にピリオドが打たれる事でしょう。

その頃には私は生きているのか、どうなのやら・・・ポジティブ過ぎでしょうか?

とりあえず、私はまずは私の接する方々を尊重する事を心に決めて、生きて行こうと思います。


さて、皆さんはどう思いますか?

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