見出し画像

父の人生を変えた『一日』その91 ~信念を貫きとおす~

その91 ~信念を貫きとおす~
 新潟の某電気工事会社の社長がライオンに因縁をつけて喧嘩をふっかけてきた。良い度胸しているなと思った。色々な機会で発言の多くなったライオンの台頭をきにしていたある社長であった。ライオン、森の石松は喧嘩は必ず買うことにしている。
この社長は何時も威張りまくり新潟の電気工事会社の社長達は恐れていた。兄が市会議員しているとも言っていた。「人間平等である」とライオンは考えた。その社長の嫌がることを、ずけずけと面向がってライオンは言った。どんなバックがあろうと無法者は許してはならないとライオンは考えていた。新潟県の某社長曰く「誰も彼には反抗・反発出来ない」という。どんな業界でもボス的存在者はいるがそのボスはやはり中立・中正であるべきである。先方も誰からも今まで反抗されなかったが業界でライオンの吠えには面喰った感じがしたようだ。その後も会うたびにこの社長、私を意識している。暴挙的権力たいしてはあくまで戦うライオンここにありであった。
 水戸黄門でも無いが自分の権力を笠に「虐めや横暴」は絶対に許してはならないものである。今後の事もあり堂々と喧嘩を買ってでたのである。その会社の幹部社員は私に対して非常に紳士的である。社長の行動に対してしっかりと耐えている感じである。しかし執念深いライオンは絶対に暴挙は目をつぶれない性格のである。喧嘩、いつでも受けて立つ構え充分あり八方美人になるつもりはない。傲慢さ横暴さそれさえなければ目をつむってもいいが今後もこの社長だけは注視していく。それも業界をよくするためである。


~倅の解釈~
 親父自身も横暴で財界では敵が多かったが、長岡に来たばかりの時はこのように親父も食って掛かっていたのである。私自身はこの件についてあまり親父から話を聞いたことは無いが、確かになんでも仁義が通っていないことに対してはは親父は恐れず発言していた。時と場合によっては、私の方に矢が飛んでくることも多々あった。また、弊社の営業マンにも多々苦労を掛けてきたと感じる。
 私自身も親父の遺伝子を継承しているので長岡では異端児で通っている。実際、ほとんど長岡に居ないことから、財界の先輩方からはお叱りを受けたり、友人付き合いが悪いと言われたりと日常的に批判されている。ただ、商権を県外へ向けている弊社にとっては致し方ないことである。社長自らが営業マンとして動かないと絶対的に駄目なのである。本社には営業部長がドンと構えてくれているからできることであり、関東・関西エリアの商権拡大は絶対である。
 親父は世界を相手に仕事をしている中、長岡という地方都市に経営者として戻り、「地域企業」としての担い、責任を学んだと思う。ただし、思考や思想はグローバル。ここが重要で私自身も物凄く学ばせてもらったことである。信念を貫き通す大事な大事な教えは実践さえて頂いている。親父の口癖が「住めば都」。「どこでも仕事ができる、そんな人間になれ」。まだまだ私自身、実践出来ていない部分もあるが、コツコツともっと視野を広げて一歩一歩大事に歩みたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?