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【水出し珈琲|アイス珈琲】どこが違うの?

今年の夏はアイスコーヒーと共に
冷たい水出しコーヒーが良く売れました。

『世の中で、水出し珈琲の認知が進んできたのかな?』
と思った、今年の夏だったのですが
アイスコーヒーと水出しコーヒーの違いが
良く知られていないのか、

「アイスと水出し、何が違うの?」

という質問をよくいただきます。

◇◇◇◇

アイスコーヒーと水出し珈琲の違いを
分かりやすく箇条書きにすると
以下のようになります。

1)水出し珈琲はカフェインが半分
2)水出しは酸味があり、アイスは苦みがある
3)水出しの抽出は、時間がかかる
4)アイスは日持ちせず、水出しは1週間はいける
5)アイスは男性に、水出しは女性に好まれる

◇◇◇◇

順を追って説明すると、

水出し珈琲が、カフェイン少なめになるのは
カフェインがお湯に溶けるからです。

水出し珈琲に使う触媒の水は
常温である事が多いです。
つまり、20度前後になります。

逆にアイスコーヒーの場合は
普通のお湯でドリップしたあと
氷で冷やすので、抽出時の温度は90度以上
になるので、たっぷりとカフェインが溶け出します。

その結果、水出しコーヒーのカフェイン量は
お湯でドリップしたアイスコーヒーの
半分くらいになるという訳です。

これを逆手にとって、カフェインタップリの珈琲を
飲みたければ、沸騰している高温のお湯を使えば
良いわけですね。

2)の水出し珈琲は酸味、アイスコーヒーは苦みがあると
いうのは、お湯の温度が深く関係しています。

高温のお湯を使うと、
苦み成分であるカフェインが沢山溶け出し、
粒子の細かい苦み成分も沢山溶け出すので、
苦みの強いコーヒーになります。

逆に、ウォータードリップすると
粒子の荒い、酸味成分が溶け出すので
水出し珈琲はスッキリ爽やかな
酸味主体の味になるわけです。

詳しくは下の水出し珈琲のブログをご覧ください↓

3)の水出し珈琲を作るには時間が掛かるですが、
ウォータリング珈琲を作るには
高温の触媒がつかえないので
珈琲抽出はゆっくりになります。

低温になればなるほど、これは顕著で
冷蔵庫で水出し珈琲を作るとなると
丸一日つける必要がでてきます。

逆に真夏の30度を超える様な
室温だと、1時間程度で氷だし珈琲を
作ることもできます↓

水出し珈琲を作る時間は
水温にもよりますが、
ザックリ5時間程度と思ってもらって
大丈夫です。

急ぎの時に対応できないのが
水出しコーヒーの欠点です。
付けおきタイプの水出し珈琲は
下からご購入下さい ^^) _旦~~

4)の水だし珈琲は日持ちする理由ですが
抽出時の温度差が関係しています。

水出し珈琲は基本的にお水で抽出して
保存は冷蔵庫です。
温度差は10度程度に収まります。

一方アイスコーヒーは95度くらいの熱湯で
ドリップした後、5度くらいまで一気に急冷します。

すると、90度くらいの温度差になるので、
その温度差が痛みの原因になります。
アイスコーヒーが24時間を超えると
エグミが出てくるのがこれが原因です。

アイスコーヒーは保存に適していませんが
長期保存が全く不可能というわけではありません。
アイスコーヒーの保存に関しては下をご覧ください。

5)アイスは男性向き、水出しは女性向きの理由ですが
一般的に男性は刺激が強くて、意識をはっきりさせる
カフェインを多く好みます。

一方肝機能が若干弱い女性は、
円やかで、刺激の少ない味わいの水出し珈琲を
好むという訳です。

これはアイスとホットの飲み方にも出てきます。
つまり、水出しは味わいが柔らかなので
お砂糖・ミルクを入れないでストレートで飲むことが多いです。

一方、アイスコーヒーはストロングな味わいなので
砂糖やミルクを入れても珈琲の風味が損なわれず
がっつりタイプのコーヒーが好きな男性に
好まれるといった具合です。

ただ、これは一般論なので
ガッツリが好きな女性もいますし、
アイスオレで珈琲を飲む女性もいるので
コーヒー牛乳を作る場合は
ウォータードリップ珈琲はやめておいた方がいいです。

水出しの酸味はミルクとマッチしないからです。

◇◇◇◇

水出し珈琲とアイスコーヒー
似て非ざる物ですが、好みや飲み方で
両方色々織り交ぜて楽しんで頂ければと思います。
水出し珈琲は日本人の文化にマッチしているので
これからもっともっと認知されていくと思います。

◇◇◇◇

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