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#連続小説【アオハル】

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自分の半生を振り返ったリアルとフィクションを混合した青春ストーリーです。高評価、低評価問わず遠慮なくコメントしてください。1日1ページ投稿を目標としてます!
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#青春小説

#連続小説【アオハル】〜プロローグ〜

(進路って決めなきゃいけんの?何で?) 中学3年。しかも夏。周りはドコドコの高校行きたいだとか、試験勉強だとか、塾に通う奴までいる始末。 俺は1人川辺にピーチベッドや漫画を広げ、タバコをふかしながら、クーラーボックスに入れてきたコーラやカルピスで乾杯中…何が悲しくて中年のサボリーマンみたいな事をしてるのか… (高校ってそんなに大事か?んだよどいつもこいつも!) 「おー!マイク〜!ま〜たオッサンごっこか?お前も毎日飽きねぇよな?」 「ん?んだよ…シャンかよ。オメェも暇なん

#連続小説【アオハル】〜第一章・動き出す俺の道 1 〜

「優人!さっさと起きてご飯食べらんね!」 朝6時。俺の家の朝は早い。親父もお袋も仕事に車で数十キロも行かなくてはならないので起床時間が早いのだ。毎朝こんな感じだ。ちなみに俺のジュニアも朝からビンビンですが何か? 話が逸れてしまったが気にするな。俺には1つ違いの弟と4つ違いの妹がいる。弟は顔は似てるが体格がまるで違い小さくてヒョロヒョロしてる。妹は顔も似てない優等生。 そんな家族5人が食卓を囲んで朝6時半からご飯を食べる。話題は決まって俺の進路。これがウンザリするんだ…