1日を通して楽しい時間に

#実践記録  2021/06/24(木)

6時過ぎに起床。
HERO-KONPAI。
アルファベットにしても和らぐことはない。
動き出すと脳内麻薬で薄れるが…
遠征疲れを引きずってしまっている。

読み聞かせCDの作成。
「昔話」をチョイス。
学校への到着が遅れる。

□ アーサー・タイム

7時50分ごろ,入室。
『おはようございます!!!』
思いっ切り息を吸い込んで吐き出した。

本日も国語ノートが何冊か。
自学が一部の子で広がっている。
「テーマ」を自分で決められるのがよい。
なんと…
Yさんまでやってきた(笑)
ポケモンの名前。

『おぉ,すごいね~ほら,Yさんのを紹介したいから準備を早くして』

実に単純である(笑)

□ 朝会

臨時で行うことになった。
TV放送にて。

 ・交通安全
 ・児童指導

下校の仕方や放課後の過ごし方で地域の方から…
それを受けての指導。
挨拶や礼を立って行う。
ついでに,話も立ったまま聴くことにした。
すぐに手が椅子に触れてしまう子がいる。
何度も声かけ。
声をかけられたり,私が側を通ったりすると…
はっとして氣がつく。
本人としては無意識の崩れ。

立ち方,ひとつ。
まだまだの育ちである。
太鼓判を押せる子は,まだ一人も居ない。

話は10分以上続いた…
もう少しコンパクトにまとめてほしかった。

□ 朝の会

▼ 挨拶

「あいさつ週間」について触れる。
明日でもうラストか。
効果はあったのだろうか…
我がクラスは,私の働きかけもあり挨拶がよくなったが。

▼ 日時

8時35分。
時計の針を動かさせる。

 ・3時33分
 ・4時44分

お題を変えて,針を操作させる。
HさんとLさんペアが機能していない…
フォローに入る。

□Ⅰ 基礎

▼ 5マス計算「6~10の合成分解」

「いくつといくつがやりたい!」
という声が上がる。
いつも朝学の時間にやっている。
上達してきた今。
やるのが楽しくてしょうがなくなっている(笑)

 ・1列ずつ(10題を15秒制限)
 ・連続(上段 → 下段)

連続50題は,3分制限としている。
あと少しで全員合格。
人数にしてみたら,あと5人。
この時間で,新たに1人が合格。
ただ…
ミニ先生制度を敷いているため,正確なものではない。

さて,Yさんはというと…
集中しきれず,全然鉛筆が進まない。
そういう時には,思い切って休ませる。
やらなくてよい。

『やるなら,ちゃんとやろう! やらないなら,中途半端にやる必要はない。もう何もしないで』

先日の塾であがった森田療法?
もう何もさせない。
2回目の前になった時に確認をとる。

『やるの? やらないの?』

やります!
とのことだったので,取り組ませる。
1回目とは別人。
やればできる。
Yさんは口頭検定なら残り1つのところまできている。
やる氣になればいけるはずだ。

新たな合格者が出るも,ある子が3分を切れず…
あと4人。

▼ 検定「いくつといくつ」

ミニ先生のところで2回合格したら…
検定を受けに来られる。

ここへきて,何人かの回路のつながりを感じる。
繋がった瞬間に答えをぱっと出せるようになる。
繋がっていない箇所をピンポイントで繰り返すことが大事だ。
闇雲に全部を反復しても上達しない。

5マス計算もそうだが…
こちらも「検定やりたい!」と子どもたちから声が上がってのスタート。
一つひとつのユニットへののめり込み具合が最近ぐっと高まっている。
こうなってくるとおもしろい。

▼ 音読「あひるのあくび」
▼ 音読「かぞえうた」
▼ 表現読み『おおきなかぶ』

一文ずつイメージを問いながら…
いや,寸劇を交えながら読む(笑)

「うんとこしょ。どっこいしょ。」

このセリフだけを取り上げる。
個人の練習時間を10秒ほど…
いざ,一人ひとりの発表へ。

うーん,いまいち(笑)
でも,全てにツッコミ笑いにする。
爆笑に嵐。
まだ膝から崩れる子はいないが(笑)
本当に笑い過ぎると人間立てなくなる。

意外な子たちを取り上げる。
一人はクールな男の子。
最近,解放されつつあるうちの一人。
以前はほとんど発表しなかったが…
結構積極的に手を挙げる。
苦しそうな“表情”のつくりかたが上手い。
Sさんもいい。
発音は相変わらずなのだが,感じが出ている。
必死さが伝わってくる。
一番輝いていたのは,Lさん。
この子にリミッターはない。
いつも全力。
全力で泣いて,喚いて,喜ぶ時も全力。
「表現」系の切り込み隊長になるかもしれない。
想い切ってやってみることの良さを,この子を通して伝えていきたい。
もうあまりに全力過ぎてそれだけ笑えてくる。
照れ隠しで変な笑いを取りに行く子たちとは次元が違う。

次の時間もやりたいとのことだったが…
一端終了。


心臓検診の二次がある子は保健室へ。

□Ⅱ 体育科

私も,途中で呼び出されレントゲン写真を取りに行く。

その間の子どもたちは…
「ひらがなすうじ」のスキルノートの直し。

『私に×をつけられる前に氣づけたらいいね。その分だけ文字が綺麗になるよ』

その日に直しをさせると…
間違いに氣がつきにくい。
書いた文字から時間をおいて離れるから…
客観的な目で確かめることができる。

何文字を直すことができたか。
ここを大いに奨励していった。
みるみる文字が変わっていった。

▼ ドッジボール強化練習

校長先生がちょうど梯子状にラインを引いておられた。
ドッジボールの練習用コート。
今週はドッジボール強化週間で休み時間に使うものだ。
せっかくならいろいろと話を訊きながら使わせて頂くことにした。

 ○

 ●
 
 ○。

全部で10コート。
3人組をつくらせ各コートへ移動。
ボールを投げて当てたら1ポイント。
「1点!」
と言う。
真ん中の●は,ボールをキャッチしたら「1点」加算される。
ワンバウンドしたボールを獲った場合でもプラス。
このルールがおもしろいなぁと思った。

場づくりやルールがとても参考になる。
梯子も1~10に向けて段々とコートが広くなっている。
上級者向けに。
子どもたちは楽しく活動しつつ,私もすごく学びを得られた。

□ 業間休み

そのまま校庭にて遊ぶ。
私は鉄棒をしている子たちと。

後半は教室にて事務ワーク。

□Ⅲ 算数科

▼ 文章問題

引き算にも2種類ある。
文章題がどちらの図に合うかを考える問題。

ペアでの話し合いの仕方にも指導を入れる。

 ① どちらの図を選んだのかを告げる
 ② なぜそう考えたのかを伝える
 * これをどちらもやる

その後は,ノートへのまとめ。
早く終わった子たちは,プラス1の書き込み。

『こんなのも書けるよ。もし余裕があったらでいいよ』

大抵はこう言わるからこそ書きたくなる(笑)

▼ 穴あき計算

 ①□-6=3 →6+3=9
 ③□-5=0
 ⑥10-□=10

など,全部で7題。
その場で変化をつけながら出していった。
「→」を使って,たし算とのリンクもはる。

▼ 計算プリント「たし算・ひき算」

これまた白熱しているユニット。

□Ⅳ 図画工作科

箱を使って作品づくり。
「箱」の特徴を生かせるとよい。
この箱だからこそ…

ボンドの使い方を伝授。
忘れた子たちには貸し出す。
箱は職員室からいくつか持ってきて渡す。
牛乳パックを乾かしておいたものがあるのでそれを使わせる。

今回は私への質問や声かけをなくさせるようにした。

『もう自分がそう想うなら,その通りにやってごらん。○○やっていいですか? 訊かなくていいよ。失敗しても死なないでしょ(笑)思い切ってやっちゃいなよ』

たっぷりと時間を使う中,自分の思うままに活動する。
こういう時間も尊いと思う。
私は私の職務を全うする。
「チョッキンパ」の掲示。
教室後方へ貼り出すことにした。
後ほど,ここに「七夕の飾り」をつけるつもりだ。
去年もこのアイデアを採用した。

 チョッキンパ × 七夕 × 授業参観(保護者に観て頂ける)

いくつもの要素のコラボ。
作品としての付加価値を高める。
時間ギリギリまで作業。

□ 給食

準備のフォローは私の方で。
意識の高い1班はすぐに作業へ。
定刻2分前にはいただきます。

昔話は…
教務から…
あれだけ苦労して創ったものだからこそちょっと腹が立つ。
もう何もするなと言われているようだ。

片付けが終わった子たちから連絡帳。
手紙の配付。
この隙間時間でもなんとかできるようになりつつある。

□ 昼休み

事務ワーク。
6校時で使う書写の紙ばさみ作り。

□Ⅴ オードブル

午前を受けての午後。

▼ 5マス計算「6~10の合成分解」

3分制限だと…
あと2人のところまできた。
新たなに合格した子たちも友達の力を借りてなのだが。
それでも全員での取り組みは学級に追い風を吹かせる。

Yさんは自力で解きたいらしい。
友達からの助けを借りない。
これはこれでよい。
が,考えものなところもある。
1回目は助けを借りる。
2回目は自力で。
変化をつけられるとよい。

▼ 計算プリント「たし算・ひき算」

1回ずつ。
どちらも3分制限とした。

たし算の合格者は,24人。
あと6人のところまできた。
ひき算の合格者は,18人。
残るは12人。

全員達成のキーマンは,YさんとHさん。
と、もう一人はMさんか。
自力で練習できる状態でないのがいかんところ。
また,親の助けもない。
個別に練習を積み重ねるしかない。

多くの子たちは大躍進への道に入っている。

▼ 1セリフ「うんとこしょ。どっこいしょ」

午後もやれば盛り上がる核心があった。
案の定,大盛り上がり。
イマイチなのも全力なのも上手いのも全て笑いにしていく。
もう少し長めで,表現しがいのあるものをチョイスしたい。
「セリフ」「地の文」。
一点突破。

▼ ノートの紹介

今回も自学してきた子のノートを読み上げる。
ディズニーのプリンセスシリーズ…
星の仲間という変わり種も。

我がクラスでは,地球をしらない子が2人いるらしい(笑)

『地球はね…ここだよ(笑)』

でも,その子たちも「月」は知っている。
近く過ぎると見えないという奴か。

▼ 今日1日で楽しかったこと

自由に出歩かせて交流。
ネタはたくさんある。
授業者の私が言うのもなんだが,こんなにも1日が楽しくてうらやましい(笑)

理由も付け加えさせるようにする。

□Ⅵ 書写(4-2)

羊。
ポイントを2つ。

 ・線の長さ
 ・線同士の間隔

エアーでの練習。
2枚のみ。
お手本を下敷きにして書く。
要望があれば3枚目。

『ふと思ったんだけどさ…この時間って素敵だよね。国語や算数,道徳なんかだと1時間の授業でたくさんの字を書くでしょ。でもさ,習字の時間はたった2文字だよ。それだけに集中して文字を書くの。これって贅沢な時間だよね』

しみじみとそう思った。
大人のせかせかした世界とは相容れぬ時間。
逆にいえば,そういう時間を体験させていきたいなとも思う。

□ 放課後

▼ 公園探検の下見

40分ほど。
ここで何をさせようか。
どの道を通るか。
いろいろと話ながら。

▼ 事務ワーク
▼ 実践記録

雨が凄まじかったので,教室にて記録を。
止まない雨はないが…
いつ止むのかも重要だ(笑)

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