相手の関心に関心をむける

#実践記録  2020/10/20(火)

「相手の関心に関心を向ける」

信号待ち,手袋を外してスマホにメモ。
先に“プレゼント”を贈ってしまう…
自分の関心に関心を向けてもらえることこそプレゼント。
たくさんの頂き物をした相手だから,心が開けてくる。
逆転の発想がおもしろい。
コミュニケーションの質を見極める重要な視点を得た。
さっそく教室から実践していく。

□ アーサー・タイム

珍しく子どもたちよりも先に教室へ。
挨拶に応える。
矢継ぎ早にやってくる子どもたちの関心に関心を向ける。
例えば,昨日髪の毛を切るといっていた子が…
あれ?
切っていない。
『どしたの?』
こういうのが相手の関心に関心を向けるということなのだろう。
子どもたちは自らアピールしてくるので分かりやすいが(笑)

早め早めのうちに声かけも行う。
十分に子どもたちにプレゼントは渡せているだろうか。
私から真っ先に上から命令を下してやいないか。
「指示」だけでなく「趣意説明」も添える。
なぜ,今それをしておいた方がよいか。
君たちを想って伝えていることが,伝わっているだろうか。
ただの指示ではなく,これそのものもプレゼントである。

着替えが終わったあと,書写ノートの直し。
それも済んだ子たちは最終ページ。
自主学習。

□ 朝の会

▼ あいさつ

保護者へのVTR(舞台)に向けて,少しずつギアを上げていく。

『カッコいい姿を見せたいんだよね(笑)?』

ずるい戦法かもしれないが…
かっこよく見せたい!
とか思っていてもやらないのが人間。
思っているのなら,やろう。
背中を押すのが私の役目。
スタンスとしてはそんな感じか。

▼ 日付け 
▼ 朝の準備について

学びのフォームができていないと…
子どもになにも残らない。
教師の技術がどれだけ優れていようが…
正しいことを何度も伝えようが…
入らないものは入らない。

『素直じゃないね』

一言で云うと,これか。
素直に振る舞わせてくれない指導者は,イカンと思う(笑)
Rさんが私から×をもらったときに,なんでー!!
と怒り散らした。
氣もちは分からなくはない。
でも,その感情だけで受け取っても…
学びはない。
恨んでもらいたくて,×をつけるわけではない。
成長を願ってこそだ。
その点が伝わるように,学びのフォームを教える。

なぜ,私が君の文字に×をつけたのか?
×を貰った時の心の在り方とは?
正しい指導も,“マイナス感情”が伴えば意味をなさない。
指導者は知るべきだ。
どうプラス感情へ変換させるか。
受容体を変えてやらねば,真の学びはそこにない。
もっと高みにいくのに,フォームを調えなければならない子がまだまだいるなと感じるこの頃だ。

▼ だじゃれ遊び

下手なだじゃれは…
「やめなしゃれ」
で締めくくられる。

□Ⅰ 基礎

▼ 四字熟語

今日もテレビを隠したが…
隠し過ぎて,つまらなかった(笑)
偶然にもちょっとはみ出る…
これがおもしろい。

▼ 10マス計算

いつもよりもテンポアップ。
11~15の合成分解。
100題。

▼ 5マス計算

炎の10分間。
フライングもよしとしているので,11分以上はあるか。
集中し続けている。
純粋に“自分自身”が伸びていく喜びに浸られている。
タイムで切ると…
嫌でも,周りと比較してしまう。
特にうちのクラスはそういう傾向が強い。
勝手に落ちこんで,練習すらままならなくなる。

Sさんが一人で進めるようになった。
今日は一切教えていない。

▼ 表現×解釈『おとうとねずみ チロ』

新単元に突入。
すっとどれだけ音読できるか。
とはいえ,追い読みから入る。

「ある日」から始まる。

『「スイミー」のと同じ読み方でいい?』
違う,ということはよく分かっているようだ。
場面転換のある日。
ある一日を表す「ある日」。

3人のねずみの兄弟のもとに,手紙が届く。
送り主はおばあちゃん。
手紙の内容が記載されている。
けいとでチョッキを編んでくれているそうだ。

一つひとつの言葉にツッコミを入れる。
 
 ・チョッキ
 ・けいと
 ・手紙

『手紙ってもらったことある?』
半数近くの手は挙がらない。
こればかりは経験させないといかんな。
手紙が届いたとき。
封筒を開けるまで(あるいは,葉書の裏面にひっくり返すまで)。
読み進める間。
そうした氣もちの移り変わりなど分かるはずがない。

“ない”ところで想像させるのも大変だろうが…

『手紙を読む前には,どんなことを考えていたんだろうね?』

手紙を読む前と,読んだ後との対比。
予告編。

▼ 漢字スキル

プレテストのページ。
自分で丸付け。
間違ったものだけ直し。
合格したら,「鬼滅の刃」スタンプを押す。

□Ⅱ 運動会練習

入場門のところに1・2年生が整列する。
騒がしい…
自分の場所にも並べていない。
まずは私のクラスの子たちだけ呼び寄せる。
教室で話したことをまるで活かせていない。
1年2組への指導を周りにも聴かせる。

全体へも“喝”を入れる。
本氣の語りだ。
辺り一帯に緊張感が走る。
真剣な眼差しが注がれた。

一生懸命にやっている人たちの努力を無駄にするな。
自身も一生懸命にやろうぜ。


その後の動きががらりと変わる。
変容は全て,伝えていく。
実況中継で子どもたちをどんどんのせる。
「待っている姿勢も見ごたえがある」
他に観ていた先生もおっしゃっていた。
だるま運びだけでなく,他の動きにも意識を巡らせる。
 
退場後は,ほめちぎる。
できるなら,やろうぜ。
結局,伝えたいメッセージはそれ。

▼ 徒競走

1年生に徒競走の順番を入れ替える。
保護者への配慮。
個人的にはどうでもいいのだが…
主任の意向に従う。

よーい,どんでゴールしたら休み時間。

□ 業間休み

ちょこっとリレーの代表選手への指導。

□Ⅲ 国語科

▼ 漢字プリント

全部で20問。
制限時間は5分。
終わったら,書き込み。
四字熟語や文章を空いているスペースに書く。
宿題でも取り組んでいるので,すんなりと始められる。

さっと書けないと,力がついたとは言えない。
明日も同じプリントを行う。

▼ 読解『おとうとねずみ チロ』

続き。
チョッキについてもちょっと切り込む。

『もう編み上がっているのか? まだなのか?』
『ちょっとしかできていないのか? かなりできているのか?』

全ては教科書に根拠が書いてある。
想像だけで意見を述べさせない。
その他にも…

『今,おにいさんとおねえさんと言っていたけど,チロの兄弟が兄と姉なんて書いてあった? もしかしたら兄と兄からもしれないよ』

「登場人物」という言葉も改めて確認する。
「おばあちゃん」はどうなるのか?
やはり疑問として挙がる。

手紙を読む前と読んだ後とで意見を言わせていく。
一人ひとりの意見が長い。
まとまりがない。
時間制限を設けて,何度か挑戦させる。
発言欲も大事だが,これだけの人数がいると…
スキルも必要であるように思えてくる。
20人近くだらだらとした意見を聴き続けられるこそ,お人よしでも聴くチカラがあるわけでもない。
授業中の鍛える場なのだから,お互いに相手への配慮すべきだ。
話し手は,聴き手に伝わるように。
聴き手は,話し手が伝えやすいように。

チャレンジは,また明日。

▼ 好きな教科について

スピーチの単元。
昨日,書かせてある。
即興で,言わせていく。
これまた時間制限を設ける。
なかなかクリアできないのがおもしろい(笑)
誰かがしゃべり過ぎる。
しゃべりがたどたどしい。

1年生としゃべっていると…
日常会話からトロイ。
田舎だからか?
ちょっとずつギアを上げていこう。

これまた明日も行う。

□Ⅳ 算数科

▼ 計算プリント

1分切りが増えてきた。
たし算は,あと2人で達成。
ひき算は…
あと8人だったか。
ここを突破しない限り,繰り上がり・繰り下がりに進めない。
逆にいえば,理論的にはこれが基準を超えれば…
繰り上がろうと繰り下がろうが,すぐに達成できるだろう。
扱っている数字が違うだけで,やり方や考え方は変わらないから。
もう一つ違うと言えば,答えの桁が2つになることぐらいか。

▼ 繰り上がるのあるたし算のまとめプリント

3時間目にして,まとめプリント。
説明。
問題を解く。
説明。
文章題。
説明。
間に説明を織り交ぜながらの展開。
もうちょっと説明の言葉を詳しくしよう。

▼ 時計問題

昨日に引き続き。
繰り返し,やり続けるしかない。
ある域まで達すると…
分かってくる。

□ 給食

チーム3班,グッド。

□ 昼休み

リレーの代表選手の練習。
並び方。
移動。
走り方などのあれこれ。

放送器具の片付け。

□ 掃除

申し訳ないが,今日も事務処理。
休み時間がない…
連絡帳や漢字練習帳にコメント。

□Ⅴ 図画工作科(4-1)

本日も5分遅れでの到着。
日課に無理がある。
1年生に帰りの会と授業スタートが重なっている。
おかしい…

帰りの会の終了時刻では,5分遅れになる。

版画の下書きの続き。
今日はアイテムを2つ配る。

 ・鏡
 ・顔写真

写真を撮られるのが嫌? で,自力で描いている子たちもいる。
顔を触ったり,鏡を見たりして描く。
これはこれで味が出てきておもしろい。
写真を観ながら描く子たちも,おもしろい。
あえて「白黒」にして渡した。
一人ひとり明度や色合いを変えてある。
その子が一番よく写った感じに仕上げた。
子どもたちからも歓声が上がった。
目が輝いてる!
みんな紳士淑女に早変わり。

今日も10割褒める。

教えるべきは教え…
子どもたちの工夫やこだわりを言語化し…
あとは,ひたすらエネルギーを与え続ける。
子どもたち自身が“けっこういい感じになってきた”と思ってきたのだろう。
雰囲氣が前回とは打って変わった。
「えっ,自分の顔なんて描きたくない」
大方の意見をひっくり返した。

□Ⅵ 委員会活動「放送」

後期の担当曜日決め。

その後は,運動会実況中継の練習。
事例集を配った。
まずは音読して練習。
ただ…
そのまま読んだだけではおもしろくない。
実際にレースをやらせる。

『1年生のたし算・ひき算を赤白に分かれてやってもらいます(笑)』

それぞれのチームが10題解いてはバトンタッチ。
勝負の様子を実況中継する。
なかなかおもしろかった。
他でもやってもいいかもしれない。
定型文があるのだが…
即興性も試される。
今の状況において,適切な文は何か? と。

□ 放課後

▼ 整理整頓
▼ 番組づくり

『スイミー』の絵コンテが完成。
コロナ禍ならではの作品に仕上がるだろう。
今までにやったことがない演出。
楽しみでしょうがない。

その他,番組メニューづくり。
構成,演出,計画などなど。
もう学期末のお別れぐらいの力の入れよう。
後に取っておこうとかは考えない(笑)


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