クラス内文通

#実践記録  2020/10/22(木)

課題に対してどうリアクションするか。
日々教室で試されている。
私発ではなく…
“子ども”を媒介として生み出される。
必要感に迫られ,実践がいつしか形作られる。
思ってもみなかった方向へ進んでいく。
これがおもしろい。
昨日でいえば「子音」の実践。
今日もまた,新たに。

□ アーサー・タイム

あるものの用意で教室入りが遅れる。
こだわり抜いた一枚。
どこで使おうか。

着替え。
昨日に比べ,率先して動く子が少なかった。
動き出してしまえば,全体もやる空氣感に変わる。
漢字プリント直し,それから国語プリント。
それも済めば読書タイム。
ぱぱっと動けている子たちは時間の質が上がってきている。

私はこの間,職員打ち合わせ。
全体練習2回目についても。
空模様が怪しい…
もうフラグが立っている(笑)

□ 朝の会

▼ 挨拶
▼ 日付け

一日~十日まで。
読み方をランダムに確認する。
国語プリントにも2問出題してある。

▼ 今日の予定

やることだけでなく…
「意識できるとよいこと」についての話す。

□Ⅰ 基礎

▼ 四字熟語

昨日から新しいものに取り組んでいる。
3年生で習う漢字の四字熟語。
もう少し覚えてくると,子どもたちがノッテくるだろう。
閾値までもう少し。

▼ ダジャレ遊び

ここに工夫を凝らすことができなかった…
でも,求められたのでやる。

「もっと増やしてください」
『ならさ,みんなの方で考えてよ』
「今言いたいです」
「帰りまでに考えます」

振り返りをしている今,この話ことを思い出した(笑)

適当な画像だけ探しておいて…
明日,即興で文字(ダジャレ)を打ち込もうか。
結婚式の披露宴後に流れるムービーのよう(笑)
臨場感が出るかもしれない。

▼ 5マス計算

いきなり11~20の合成分解。
この流れの方が抜群によい。
出発ゲートで馬を足止めしないで済む感じ。
即座に解き放ってやった方がいい。

時間で区切るのもやめた。
10分間,各々なりにチャレンジする。
もちろん基準は超えさせたいのだが…
この勢いを殺してしまうのはもったいない。

▼ カタカナの発音

「子音」に力点を置いて発音する。
くどいくらいに強調(笑)
濁音や拗音も扱う。

流れで最後に「プ」が付く言葉探しに。

 ・スタンプ
 ・キャンプ
 ・フラフープ

など,10個ほど。

その後は,問題を解く。
「言葉探し」だと,自分が書けるカタカナしか使わない(笑)
間違いやすいポイントに挑ませる機会が必要だ。

横書きになると,小さな文字を書く場所を間違える子がいた。
赤でどこの部屋に書くを教えてやる。
「-」の使い方。
母音ではなく,「-」で表記。
カタカナの「ツ」と「シ」の違いについて。
ひらがなの「つ」と「し」と重ねると納得がいく。
その他。

▼ 漢字スキル

上巻最後の練習ページ。
読み仮名で間違う子がたくさんいた。
「上」と「下」ならそれぞれ読める。
「上下」ならばどうか?
えっ!?
となる。
知っている漢字だが,読めない。
「小川」も同様に。
どう見ても「こがわ」だわな(笑)
中国語を読むのと同じで,意味は何となしに分かる。

最後は隠し書き。
終わったら丸をもらいに行く。

□Ⅱ 運動会練習だったが…

児童席に子どもたちは並んでいるが…
雨が降っている。
ちょっと難しい量だ。
来週に延期することになった。

教室に戻る。

▼ 計算プリント

いつものユニットがあると,ぱっと始められる。
授業モードに切り替えられる。

1分制限。
一番厳しいのはSさん。
皆と一斉にやっていて上がるほど簡単ではない。
また個別に稽古をつけていこう。
家庭への協力も仰ぐ必要もありそうだ。

▼ 説明「たし算」

7+5の計算のしかた。

復唱。
ヒントをちょこちょこ書く。

 Lv.1 ヒントを頼りに説明する
 Lv.2 ちらちら見る
 Lv.3 見ないで

それを頼るか,頼らぬかで自力で練習。

▼ まとめプリント

時数的には,単元の半ば。
もうまとめプリントに取り組む。
繰り上がりのあるたし算に対しての抵抗が少ない。
わりとみんなすんなり解けている。
100題を2分で解くほどの力はないが…
10~20問程度であればぱっと解ける。

 設問1は,計算問題。
 設問2・3は文章問題。
 設問4は,説明の穴埋め。
 設問5は,答えが12より大きくなる式を3つ作る。
 設問6は,4+8の式になる文章題を作る。

今日やらせて驚いたことが2つ。
設問5の意味をちゃんと理解して,3つ作れたこと。
今まででは考えられない。
チンプンカンプンな解答がざらだった。
問題に正対して答えることができた。
もう一つが,文章題づくりができるようになったこと。
3つの数の計算の時に集中的に鍛えていた。
あれが生きている。
たし算とひき算がごっちゃになっている子もいたが…
想定以上にはできていた。
もっと鍛えれば,もっとおもしろくなる。
ユーモア大賞はまだ片手ほど。

▼ スマホやゲーム機に関する調査

□ 業間休み

おい,雨が上がっている(笑)

事務処理。

□Ⅲ 運動会練習

1・2年生の部。
校庭で行うことができた。

 ・だるま運び
 ・徒競走(2年生は障害物競走)

それぞれの並び方,入退場の確認。
どんどんどんどん良くなっている。
もう2年生がその氣になりまくっている(笑)
私の言葉の入り方がえぐい。
響きまくっているのがよく分かる。
ぜひとも「表現」のたぐいに挑戦させたかった…

1年生は,発達や特性によってまだ厳しい子も多い。
集団としてどうこうできるレベルにない。
1学年分の違いがよく分かる。

早めに終了。
教室に戻る。

▼ いじめのアンケート

我がクラス…
いろいろな子がいる。
指導しがいがあるということ。

あとで,聴き取り調査をする。

□Ⅳ 国語科

▼ 解釈×表現『おとうとねずみ チロ』

兄弟の台詞もやったが…
つまらん(笑)
物語自体も今一つ。

 ・手紙が届いた時
 ・手紙を読んだ時
 ・兄と姉に余計なことを言われた時

3つについて意見。
さらには,自分がチロだったら…
「僕だったら」「私だったら」
チロと違ってやり返す子がほとんど(笑)
そう,だからうちのクラスは問題が絶えないのだ(笑)

▼ 手紙

『手紙をもらう前に氣もち,手紙を書く時の氣もち,もらったり届けたりしないと分からないよね。みんなにも手紙を書いてもらいます』

クラス内で文通を行う実践を始めることにした。
手紙をもらったことがある子は…
半数ほどだった。
この実態を受けて。
活字文化に馴染ませる…
これが表のねらい。
裏のねらいは,学友同士の仲を深めること。
まだまだ関係性が希薄である。
それどころか,争いも多い(笑)
文通を通して,相手との関係を結べるとよい。
ついでに書くチカラも高まってくれることを願う。

目論見通り,喰い付いた(笑)
帰りまでに70枚(B5)以上書いていた。
20人のクラスなので,一人あたり3枚くらいか。
さあ,どこまで続くか。
私自身が飽きないように工夫していきたい(笑)

□ 給食

チーム3班,片付けが惜しい。
準備とちがって氣が抜けるのだろう(笑)
一たび始まれば,自分たちでどんどんやれる。

給食が食べ終わった後,手紙を書いている子が何人か。
「隙間時間」にやれる活動ができた。

□ 昼休み

久しぶりに教室にて。
事務処理。

□ 掃除

机と椅子の下の埃を全て取り去った。
3年生のいわゆる問題児とされている子と(笑)
彼は本当によく働く。

観えてなかったところから,埃がどんどん出てくる。
観えないところまで清めると…
一層教室の空氣がクリアになる。

□Ⅴ 生活科

掃除後,時間通りに始めるのは難しい。
縦割り班で方々に散っている。
場所によっては戻りが遅い。
なぜこの日課に変えたのか…

▼ チューリップの球根

植える準備をする。
その前に教室にて。
球根とは何か?
チューリップの各部位の名前。

『今日の準備に必要なものは何?』

 ・スコップ
 ・土
 ・鉢
 
そして,「支柱」という意見が出された。
チューリップにはいらない。
なぜか?
一つの意見によって,話し合いが活性化する。
『これがおもしろいのよ』
チューリップをまとめて呼ぶ言葉は,「植物」。
他に何があるか?
近くの子たちと10以上考えさせる。

『じゃあさ,その中で支柱を使った朝顔と同じ仲間は何?』

 ・かぼちゃ
 ・きゅうり
 ・ひるがお
などが出されつつ,ツル科でないものも出された。
抽象と具体を行ったり来たり…

▼ 土入れ

段取りや手際が悪くても,なるべく子どもたちにやらせる。
グループをつくる。
それぞれに土を1袋渡す。
自分たちで鉢に入れる。
入れるコツを伝授。
協力しないとできない技だ。

…まだまだだ。
でも,ある意味で私がこういう体験に耐えながら子どもたちは育っていくのだろう。
私がやれば5分くらいで終わる(笑)

片付けもなるべく自分たちで。

□ 放課後

▼ 下校指導

1・2年生での下校。
私への眼差しが以前とは全然違う。
下校前のほんの1分くらいの積み重ね。
ここも大事な授業だ。
今は運動会での指導が大きい。

▼ 整理整頓
▼ ロッカーの名前シール

ロッカーの使い方を大胆に変えようと思っている。
日常で感じる些細なストレスも取り除く。

▼ 明日の構想
▼ 事務処理


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