コロナ禍における指示①
#実践記録 2020/08/27(木)
昨晩は,FNS歌謡祭に釘付けにされた…。
満島ひかりが,以前CMで歌っていた曲を生歌唱。
中島みゆきの名曲『ファイト!』。
透き通るような歌声。
時に力強く,背中を押されるようだった。
Aメロの語りから惹き込まれた。
“ガキのくせにと頬を打たれ
少年たちの眼が年をとる
悔しさを握りしめすぎた
こぶしの中 爪が突き刺さる”
「爪が突き刺さる」と発した瞬間…
満島さんの表情が一瞬,歪む。
本当に痛みを感じていたのではないだろうか。
心の動きが歌に現れている。
歌詞の世界に“同化”しきる。
ハートで歌うとはこのことだ。
昨日,子どもたちに語った堀ちえみさんの曲もそう。
※舌癌の手術後,初ステージ
また歌えることの喜びにあふれていた。
見事な「リ・ボーン」。
子どもたちと目指すなら,こういう世界がいい。
□ アーサー・タイム
教室には,何人か。
『おはようございます!』
今週らしい反応がかえってくる(笑)
その子の1.3倍の明るさで関わる。
同じでも,ちょっと下でも,ハイルクスでもなく。
子どもが私をどう認識するか…
相手の視点に立てば,それぐらいがちょうどいいだろう。
何人かの挨拶が飛び抜けてよい。
脳に焼き付けておく。
□ 朝学
職員打ち合わせは,なし。
読書タイムを共に過ごす。
読み聴かせをしようかとも思ったが…
個人に委ねた。
□ 朝の会
▼ あいさつ
相手よりもちょっと明るく。
「あいさつ」においてもそう。
子どもたちにそんな話をした。
いつでも,どこでも全力で大声を張り上げる。
これは違うと思う。
TPOを使い分けないといけない。
ましてや,相手の状態にあわせた声かけが大事だ。
などと言っているが…
『教室に入ってくる時や,先生に挨拶をする時には全力で来なよ。そうでないと,先生を超えられないから』
と,全力を求めている(笑)
朝の挨拶がよかった3人に,やらせてみる。
実に楽しそうに入ってくる。
▼ はきもの
上履きが綺麗に入れてあった子の名前を板書。
「神は細部に宿る」
言葉で価値付ける。
折に触れて,意識に上げるために。
▼ 日付け
最高氣温度と最低氣温,その差も。
『昨日の夕方も月がキレイだったね。どんな形してた?』
半月の意見が強い。
が,どっち向き?
『確認してみて!』
▼ 2~5とび+10とび
上からと下から読む。
眼を瞑って読む
一人で読む。
自然と声に覇氣が出る。
自信があるからだ。
□Ⅰ 基礎
▼ ことわざ93
AKBでさえ48なのに…
またも93個連続でのフラッシュカード。
「サバイバルやりたいです!」
強い要望に応えて。
1セット目は,高速で。
2セット目は,文字の面だけ見せて(例「論より」)。
3セット目は,口頭。
段々と難しくしていった。
『大丈夫? 難しいよ。できんの(笑)?』
「はいっ!!」
▼ 5マス計算(6~10の合成分解)
最後の3人衆の記録が伸び悩んでいる…。
私の方で観て回る。
まだ鉛筆が止まる箇所がある。
具体的にそこがどこなのか。
診断する必要がある。
治療を施しつつ,本人にも自覚させたい。
この場合の自覚はこうである。
・苦手と得意,まあまあなどの分類ができる
・苦手を集中的に特訓する
満遍なく時間をかけても上達していかない。
ポイントがある。
さっそくHさんを昼休みに呼び寄せた。
どこまでできるかを確認。
できなかった箇所に印をつける。
その問題を口頭で何度も出す。
少しずつ回路が繋がっていくのが分かった。
1列10題ずつを10秒制限。
これまでからした数が倍。
氣を抜く暇がない。
合格者は,まだ半分ほど。
せわしく時を過ごしている子が多い。
▼ 高速表現読み『かいがら』
声をコントロールする。
軽く読ませる。
でも,息をしっかりと吐く。
今日一の氣づき(笑)
毎日こういうのがあるから教師はおもしろい。
『マスクの前に手をかざしてごらん。どう? 布越しでも息が当たる?』
コロナ禍での指示を考えている。
Withコロナ,すなわちWithマスク。
併せて,会話文は視線を切り替える。
「くまのこ」と「うさぎのこ」。
地の文と会話文を使い分ける。
今日は,1分で区切った。
まだ読み終わらない子が何人か。
何かしらが欠けていたら,速く読めないだろう。
・視野の広さ
・目のスピード
・脱力
・発声
・文節の捉え
など。
総合的な力が試される。
▼ 表現読み『おおきくなあれ』
思い切って,オノマトペにメロディーをつける。
歌うように読む。
声を思いっ切り響かせに行く。
▼ 表現読み『あるけ あるけ』
リフレインをどう読むか。
ポーズ(間)も教える。
別の意味でのポーズになっとる…
なぜ読み終わりにその姿勢(笑)??
とかいって,特に男子にはもっともっと悪ノリさせたい。
▼ 漢字スキル
六~十を扱う。
読みは,ズラしで習得済み。
空書きから入る。
手先だけ動かしている子がほとんど。
躰の中心から動かす。
『こうやんだよ』
でも,それなりに動きが変わる。
唱え方も工夫させる。
『なべの蓋。ちょんちょん(六)』
指書きする際には,自分が覚えやすい唱え方を実践する。
なぞり → 写し → 隠し書きと進める。
終わった子たちは提出。
体育着に着替え始める。
□Ⅱ 体育科
熱中症アラームが出ないうちに,始める。
健康係が整列させているが…
いまひとつ。
号令のかけ方を教える。
実際にやらせる。
声は出る。
あとは,意識の問題だ。
日差しによって,アップは済んでいる。
タイヤ跳びから入る。
▼ タイヤ跳び
昨日のミニ跳び箱の布石が生きている。
ほとんどの子たちが跳べている。
が,まだできない子もいる。
▼ 鉄棒
3つの技を教えた。
・持久懸垂
・前回り下り
・足抜き回り
基本中の基本。
それぞれの技のポイントも示した。
▼ 木陰にてボール運動
桜の木の下へ移動。
水分補給後,ボール運動。
・肚の周りを回す(→膝→頭)
・ドリブル(→反対の手→両手)
・背中から大砲(キャッチも)
・地面に叩き付ける(これまたキャッチも)
・左右の手でパスハンドリング
最後は,かごまでドリブルで移動。
『桜の木の下まで戻って来られたら,水筒を飲めるよ(笑)』
自然と戻ってくる足が速くなる(笑)
▼ のぼり棒
上までのぼれる子が2人増えた。
ちょっとずつ技を開発中。
足だけで棒につかまって,手を離す。
両手で持って,逆さになる。
Rさんができずに,ここで拗ねだす。
一人,最後までのぼり棒につかまり続けた…
▼ 雲梯
バックで移動できる子も現れた。
初挑戦で,そのまんまクリア。
いきなり雲梯だと厳しい子も多い。
前段階となる運動を考えたい。
▼ サイドクロスステップ
木陰に戻って水分補給。
サイドクロスステップを教える。
私の見本をみて,動きをマネすることができるか。
再現力を高めるトレーニングだ。
ゆっくりと一つひとつやっていけばできる。
Uさんは,これで昇降口まで戻ろうとしていた。
この子もRさんと同じく負けず嫌い(笑)
Rさんの下へ。
促すと,なんとか戻れそうだ。
特別に足をシャワーで洗ってやる。
ハンカチもないというので…
これまた特別にハンカチで足を拭いてあげた。
何というか,一人ひとりとこういうような時間を創れるとよい。
□ 業間休み
検定組が休ませてくれない。
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