日常と非非日常・意識と無意識②

#実践記録  2020/08/31(月)

□Ⅲ 国語科

▼ かんじのはなし

前半は,音読。
初見の文章をどこまで読めるか。
かなり速めの読みについてこさせる。

▼ 漢字クイズ

「象形文字」から,どんな漢字であるかを当てる。
1年生の漢字の象形文字は凡てカバーしたい。
■漢字は,反復のみで覚えるわけではない。

 インパクト(衝撃)×回数

記憶の定着には,上記の方程式があると思っている。
馬鹿デカい衝撃であれば…
一度で覚えてしまう。
むしろ,忘れたくても忘れらない。
こういう類の記憶である。
一方,大したことでなくても,繰り返していくと…
脳が大事なことだと勘違いしてくる。
これが反復によって記憶が定着する仕組みである。

ならば…
と私はずっと考えていた。

毎回の反覆をインパクトのあるものにできないか。
変化のある繰り返しも,この考えを入れると…
ちょっととらえ方が変わってくる。
単なる飽きさせないバリエーションではない。
その子に刻み付けるためのインパクト(非日常・特別感)を盛り込む。
だからこそ,字源や成り立ちは大事である。
その子の脳を揺さぶるために。

▼ 漢字を使って文章を書く

象形文字を漢字に変換しながら視写する。
さて,Yさんやその他の氣になるメンバーはどうか。
いつもより喰らい付いている。
6・7月と比べると…
雲泥の差。
例えば,毎日のおたよりノート(子どもが書く学級通信)が生きている。
素早く写せている。

だからこそ,丁寧さにも目を向けられる。
始めから「丁寧さ」をごり押しするとつらくなる。
一生スピードが上がることはないだろう。
もちろん,徹底的に丁寧さを要求するときもあるが…
速くなおかつ丁寧に。
余裕ができたところで,丁寧さに氣を回す。
この時間は,このルートであった。

▼ 音読検定

先に写し終わった子たちには,その文章を音読させる。
私のもとで「合格」を目指させる。

 ・はっきり
 ・すらすら
 ・正確に

読めるかどうか。
「音読スキル」を子どもたちに絞って提示する。
例えば…
ページをめくりながら読まなきゃいけない箇所がある。

 1頁目:「きりんが口をもぐもぐうごかして,くさを」
 2頁目:「たべていました。」

「くさを」を読む前に,少なくともページをめくっていないといけない。
「くさを」を覚えておく。
具体的にこういうことも教える。
ただし先に目を送りながら音読できないと,これはできない。
口で言ったところで全員ができるわけではない。
が,何人かはこれで変わる。

□Ⅳ 算数科

▼ 教科書問題

2.5時間分進めた。
これまでの蓄積があるので速い。

後半は,私からのスペシャル問題。
10より大きい数の計算。
ノートに書く。

 14+5=19

この場合は,「十の位」の1は赤で描かせる。
「一の位」の下には波線。
全ての問題をこのフォーマットで解かせていった。

教科書問題だと…
親切に「たし算」のあとに「ひき算」。
私は不親切なので,まぜこぜで出題する(笑)
「+」「-」を捉え間違えると大変なことになる。

▼ 計算プリント

たし算・ひき算の100題を2分で切れたら…
「和か差(混合)」に進める。
こういう展開した。
制限時間は,4分 → 2分になったようなもの。
さすがにハードルを高く感じているようだ。

システムが固まったので,記録をとるようにしていきたい。

□ 給食

チーム4班。
全員女子。
意識が高い。
着替えるのが速い。
挨拶の声がよい。
準備や片づけも率先して行う。
何より給食当番が好き(笑)
すごい才能である。

ジャムパン。
「先生,これ(ジャム)は何にかけるんですか?」
『君はオムレツにかけたらいいんじゃない?』
この子は,前にもこの質問をしてきた。
今回は,ジャムの袋や献立表を読まずに…
皮肉で対応したが,本当にオムレツにかけてしまった。
ケチャップと勘違い?
いや,そういうことではないと考えている。
もう一人,訊きに来た子もいた。
あとでこのことで子どもたちに話をする。

『キセキ』を流しておく。
途中,校長先生が来室。
「これ,M先生が歌っているんじゃない?」
あわせて『そうです(笑)』。
信じる子どもたち(笑)

▼ おたよりノート

Yさんが昼休み中にも写し終えなかった…
その他の子たちは,スピードアップ。

□ 昼休み

検定組との戯れ。
昔遊びも。

□Ⅴ 生活科

Yさんのくだりからスタート。
さすがにあり得ない…
厳しく追及する。
ただ,彼にこれは効き目がない。
全然響いていないのが分かる。

▼ おたよりノートを素早く書くには?

結果的には,ここからの話し合いがおもしろくなった。

『Yさんのために,どうしたらいいか考えていこう』

 ・目でぱっと覚える
 ・いくつか(文章や言葉)を覚えてから書く
 ・写す文章を覚える
 ・黒板を観る回数を減らす
 ・間違わないようよく観る
 ・素早く手を動かす
 ・集中して書く
 ・丁寧に書く
 ・給食が終わったら,すぐに連絡帳を準備(日付け等は書いておく)する

など。
ついでなので…
それぞれの活動をどこまで認識できているか。
確認していくことにした。

最後の1人の子が意見を言うことができなかった。
まるで考えていない。
ジャムのくだりもそう。
自分で考えてようとしてない。
安易に人に答えを求めている。
まずは,自分の頭で考える。
正しいか,正しくないかではない。
考え抜くからこそ,成長できるのではないか。
人から答えを貰う「構え」ができるからだ。

▼ 意見が思いつかないときは?

『でもさ,意見が思いつかない時もあるよね』

 ・もうちょっと考える
 ・友達の言ったことを覚える
 ・友達が意見を言っている間に考える
 ・友達の意見をヒントにする
 ・友達の意見を改造する
 ・友達の意見と自分の意見が同じならば,そのまんま言う
 ・真似する
 ・意見は,目をみて姿勢を正してしっかりと聴く
 ・友達の意見でも,自分の言葉で言い換えていう
 ・意見と意見を合体させて言う
 ・話し合いの間,集中する

など,私が想っていたよりよく考えていた。
無意識のうちに,先ほどのおたよりノートとリンクさせている。
いくらか私の方でつなげたが…
あまり子どもたちにはその氣はないようだった。
『同じところ,似ているところは?』
なんて言う発問もよぎったが,止めにした。

▼ 歌のこつ

『それらのコツを使って,歌をうまく歌うためにはどうしたらいいか話して』

私の指導(言葉)がどれほど認識に入っているか。
意見を通してよく分かる。

 ・口を大きく開ける
 ・ゆでたまごを入れる(口の中を開く)
 ・目をしっかりと開ける
 ・まぶたに力を入れる
 ・きれいな声で歌う
 ・涙袋よりも上で声を出す
 ・頭の上に響かせる
 ・笑顔で歌う
 ・表情をかえる
 ・声を響かせる

など。
これまでに私が指導したことの一部だ。
でも,彼らにとっては,それが全てなのだ。
認識できたものしか,意識に上がらない。
意識した上で練習しなければ上達しない。

あぁ,自分が歌をうまく歌うためにどうするか??
意見を言うとしたら何を発言するか。
今一度書き出そうと思った。
それらの中から,子どもたちにどう認識させていくか。
今後の練習において意識させていくか。
ピックアップする作業も行っていきたい。

▼ 発声練習

ここで,全てをよくしようとしない。
楽しく活動させつつ,感覚づくりを行っていく。
そんな感じ。

 ・犬の遠吠え
 ・マダムの笑い声
 ・「ほ」の響き
 ・「ほたるこい」

先ほど,話し合いに挙がった点をよく意識している。
意識に上がったことで,歌い方が変わる。
 
 A 意識に上げさせて,練習する
 B 感覚的に掴ませる(無意識…本人の意識とは別もの)

今年度は,特にBを意識をして指導している。
だからこそ,反対のAも氣になってくるのだろう。
おもしろい。
無意識に働きかけるからこそ,意識に上げさせる…
対極が呼び起こされている。

▼ 歌『私と小鳥と鈴と』『友だちはいいもんだ』

とかいって,歌聲がどれだけ変わったかだ。
結果が物を言う。

…また映像でチェックし忘れてしまった。
生できくと,主観が入る。
都合よく聴いてしまうのだ。
録画だと,幾分それらが薄まる。

▼ 帰りの用意

音楽を流しながら。

▼ たけのこニョッキゲーム

先週もお世話になった遊び。
金曜日の最後の最後でやった(笑)
少し時間があるので,遊ぶ。

 全員 → 女子 → 男子 → 女子 → 男子 …

「協調性」が試される。
担任に似て,協調性に欠けるためなかなかカウントが進まない。
最高2とか3(笑)
でも,楽しいからいいだろう。

□ 放課後

▼ 下校指導

校内,いろいろと荒れていたようだ。
廊下で何度も目にしていた光景にガッテンがいった。

▼ 掃除

念入りに。

▼ 事務処理
▼ 教材づくり

教室で鉄棒ができないかと考えている。
手ごろな棒を購入した。
しかし,このままでは握ると棒が回る。
私が押さえればいいのだが…
理想は自分たちだけで手軽にできるとよい。

あれこれと試行錯誤…
結局ゴムシートを置くにとどめた。

その他,教材に印刷。


5時半過ぎに退勤。


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