攻める柔道から受けの柔道へ

#実践記録  2021/07/27(火)

昨晩も夜更かしを…
3時間睡眠。
コロナのワクチン接種を控えている。
寝不足で変な反応は出ないよな…


またもギリギリに学校着。
すぐに懇談が始まる。

◆ 個人懇談3日目

本日は,5人。

ZARD好きの方と盛り上がった。
私と年齢も同じ。
「夫婦で参加してもよろしいですか?」
と事前に連絡があった。
残念ながら,旦那さんは仕事のため欠席。

「もうあの通信を読んだ瞬間に,俺この先生好きだわと旦那が言っていました(笑)」

書いてみるもんだな(笑)
そして,ぜひお会いしたかった。
その後も爆笑の連続。
氣前のよいお母さんだった。
しっかりした娘のお母さんの特徴がある。
“どーん”と構えていること。
過保護にあれこれ口出しするより,大事なことは伝えつつ後は任せる。
言うは易し,行うは難し。
自分が親の期待に応え続けてきたそうだ。
実際,娘さんもそういう素直さがある。


「ファン」になってもらえるか。
応援したいなと思ってもらえるか。
頑張ってるから協力するよって。
そういう氣になってもらえたら有り難い。
昨日のQ-U事例検討会でも意見した。
問題が起こってから,保護者に連絡するのでは遅い…
聴いてもらえる関係を結んでおきたい。
懇談会ってそういう時間なんだろうなと思う。
何かを解決できるわけではないかもしれない。
でも,いざという時に。

記録を打つ。
教育相談+個人懇談。

軽めに昼食をとる。

◆ ワクチン接種

待機室に皆で集まる。
説明を受ける。
「こうなるかもしれない」
説明が重なるごとに会場の空氣が重くなっていた(笑)

「ハチに刺されたことがある方?」

みんな手を挙げるもんだと思っていたが…
何人かであった。
皆さん,泣いたことがないのかな。
泣きっ面に蜂。
一応アナフィラキシーショックに対処するために30分経過観察する。
※一般の人たちが接種後の待機時間は15分。

先に保健室へ移動。
5分ほどして先生がお見えになった。
妙な緊張感が増す(笑)
利き手とは逆の左肩に,筋肉注射。
思ったよりは痛くなくあっさり終了。

その後,教室で仕事をしていたら…
呼び出される。
「13時までは待機室に居てください」
養護教諭に怒られる(笑)
Yさんよ,私も君と変わらないかもしれない(笑)

今育休でお休みをとっている栄養士と久しぶりに話しをした。
…自分について考えさせられるところがあった。
もっと“楽”に居ていいなと。
変にこうあろうとこだわってないかなと。
多分,この方は私が楽に居られるよう自然に関わってくれている。
不思議な方だ。
もう少し職場に居てほしかった。

待機所を後にしたら,すぐに帰宅。
お昼寝。
起きたら,若干体がだるい?
刺された箇所も痛い…
2回目に打たれるのが嫌だな(笑)

◆ オリンピック応援

ソフトボール。
ライバルのアメリカを下して…
見事に13年振りに優勝。
上野投手が相変わらず光り輝いていた。
徹底的に相手に打たせない,打ちにくい球を投げ切る。
「自分が投げやすい球を投げられれば打てないので,そこまでギリギリのコースを狙わなくてもいいと思うんですけどね」
そう解説の方は言っていたが…
そこまでこだわり切るから,いい投球ができるのだろうなと思う。
でも,昔とスタンスが違っていたようだ。

試合後,特集番組を観て知る。
「自分の競技人生は,北京で終わっている」
それ以降の13年間は,後輩育成に費やしてきたそうだ。
自分が持てるものを伝えきったら引退すると。
後輩のことや業界のことまで考えている…
アンパンマンが好きだそうで…
「自己犠牲。自分の顔まで分け与える優しさがいいですよね」
プレーうんぬんというより人間としの格が違う。

今回活躍を見せたルーキー後藤選手。
その裏には,やはり上野選手の存在もあった。
マウンドに上がる前にアドバイス。
相手や審判の情報を与えてもらったことで,思いっきり投げられたそうだ。
上野投手自身も10年以上前のインタビューで,
「構えた瞬間に,バッターがどこに振るかが観えるんですよね」
「だから,バッターが振らない場所に投げられれば打たれないんですよ」
こんなとんでもないことを言っていた。
この特殊能力は,才能ではなく…
「何度も打たれているうちに,観えるようになったんです」
なるほど…
体験・分析・経験…
氣の遠くなるほど実践を積んだ先に…
感覚・直観レベルにまで錬磨されるのだ。
教師において,錬磨しなければならない能力は何だろうか?

ピッチャーにおいては,バッターが打ちにくいコース。
(逆に,投げ込めばいいコース)

教師の場合は,子どもができるようになる上達の道か。

上野選手の観える話にはぞわっとさせられた。
そこまで観える人にゃ敵わん。
でも,それはギフトだけで得られるものではない。
どれだけマウンドに立ってきたかだ。
どれだけマウンドで考え,工夫し,投げ込んできたかだ。
どれだけマウンドでバッターと闘ってきたかだ。

◆ 新しい種目やルール改正

・スケートボード
・サーフィン
・3×3
など,いろいろな新種目が東京五輪からスタート。

サーフィンも見応えがあった。
「この種目は,波によって変わる」
五十嵐カノア選手が言っていたこと。
運といえば運だが…
それを掴めるかどうかも実力のうちか。
準決勝のランディングの方が抜群によかった。
決勝では…
良い波をつかみ取ることができなかった。
自然界(子供も)を相手にしているという意味では,共感できる。
いくらこちらが技を繰り出しても…
繰り出せたとしても,波がこない決まらない。
波を待つ。
波を見極める。
タイミングを見計らってパドリングする。

3×3の女子も観ていておもしろかった。
展開が速い…
攻守の切り替えが一瞬で行われる。
攻めつつ,守る。
守りつつ,攻める。
スポーツもあるべき姿に向けて進化していっている。

柔道も数年前にルールが改正されたようだ。
5分だったものが4分へ。
また,決着がつかない場合は延長線。
ゴールデンスコア方式。
有効以上をとれば勝ちが決まる。
このルールになるとどうなるか?
まず,試合での決着が付きにくくなる。
理由は2つあげられる。

1つ目は,試合時間が短くなったこと。
2つ目は,有効以上でも相手に勝てるから。
1本を取る,攻める柔道から負けないための受けの柔道が重要になったことを意味する。
大野選手もルールの変更に伴いプレースタイルや練習方法を変えたそうだ。
10人の選手との乱取り。
各選手と1分ずつ対戦する。
相手は疲れずにフルパワーで立ち向かってくる。
また,相手が変わるので攻めのパターンも変わる。
※同じ対戦相手だと長い時間やるとパターンが同じになってしまうことがある
いろいろな相手と代わる代わる闘うことで,“受け(対応力)”を磨く。
時には,2mを超える選手とも闘う。
「柔道も進化している」と大野選手は言う。
さらに…

「自分が我慢できなくなる時には,どんな時か?」

つまり負けの筋道を明らかにしている。
練習であえてその瞬間を創り出す。

「我慢できなくなった時が負け」

練習からして緻密に考えられている。
最悪の場合を想定しておいて,それに対処しておく。
決勝で9分26秒も闘い抜けたのには,そもそも練習からして違っていたのだ。
私の負けパターンとは何だろうか?
要するに我慢できなくなる時。
分析に値する。
世界レベルの闘いからどんどん学んでいきたい。

◆ 女芸人が選ぶ女芸人(一緒に組むなら?)

玄人好みの芸人。
でも,皆さん口を揃えて言うのは“人柄”。

ネタ作りするにもライブにするにも…
ずっと一緒に居るから。
芸人としてのチカラは当たり前に…
最後の最後で,いや最初の時点で問われるのは人間性か。
 
 ・自分にないものを補ってくれる
 ・芸に対するストイックさ
 ・受け容れてくれる(ほめる・面倒をみるなど)

教師の場合は,一緒に仕事をするなら?
どんなに成果を出している人であっても…
原因論でドスドス責めてくる人とは一緒に仕事をしたくない。


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