子どもたちとの距離感
#実践記録 2021/05/14(金)
5時ちょい前に起床。
何かに憑りつかれている…
正体はコレだ!!
“疲れ”だ。
記録を書く。
構想を練る。
本日は,運動会の全体練習がある。
いよいよ来週が本番。
7時20分ごろ学校到着。
放送係に向けて,メッセージを書く。
“ありがとう”と“教育的視点”。
「マイク・ケーブル」をどうすれば使いやすくなるか。
□ アーサー・タイム
入ってくる子どもたちと挨拶を交わしていく。
中での子どもたちとの関わりが盛りだくさん。
女子の方が心の距離が近い。
その証拠に…
1年生は分かりやすい。
心の距離=○の距離
また,親から「慣れないと全然しゃべられないんです」と聴いていた子が…
ガンガンしゃべりかけてくる(笑)
今日は髪止めの話から。
その子の心が動く話題がある。
「先生,問題ね。わたしはダンスとピアノをやっているでしょうか?」
すごい発問である(笑)
『うーーーーーーん,やってる!』
「正解!」
といってAさんの場合は,話が始まる(笑)
クイズから会話を始めるんだな。
男子とは,もっと遊びの中で近づきたい。
彼らこそシンプルだ(笑)
一緒に汗を流した人と絆を深める。
自主的に「5マス計算」をやってくる子がどんどん増えている。
現在,宿題は出していないが…
自主学習は勝手にスタートを切っている。
花マルと鬼滅の刃スタンプがお決まり。
“練習(努力)”と“結果(成長)”の法則を知れれば…
このサイクルはもっと加速するだろう。
支度が終わった子は,スキルノートの直し。
1校時から運動会練習だが,やるべきことはやる。
1年生の場合は,こういうもんなんだなと思っている。
□ 朝の会
▼ 挨拶
起立の前に空氣を整える。
『姿勢を正して』
▼ 日時
5月からの派生。
さつき
きつつき
しんぶんし
たいやをやいた
とまと
流れで「回文」へ。
▼ 本日の予定
トイレ休憩を挟んで外に出る。
□Ⅰ ブロック練習
1・2年生合同練習。
団体種目の順に整列する。
我がクラスは,2人が見当たらない…
1人は「居ない」と言っていた子の勘違い。
もう一人のYさんは,体育倉庫で金属バットで遊んでいた。
皆と同じ場所に連れて行く。
係の先生がお話している間に,場づくり。
デカパンの代わりにバトン。
2色から4色に変わったのでカラーコーンも2つ増やす。
音楽もつけて競技+入退場の練習。
その後は,徒競走の練習。
賞状をもらい,児童席に行くところまで。
終わったら,トイレ休憩。
10分早くおわりにしておく。
□Ⅱ 全体練習
開会式と閉会式。
私は放送担当。
6年生が3人。
それぞれの良さを引き出しつつ,課題に焦点を当てる。
入場行進を担当する子。
マイク越しに声を出すのが楽しくなってきたようだ。
『カラオケ行ったことないのか? Rさんなら多分好きだと思うよ。将来,声を使う仕事も向いているからかもね』
この子に,一つひとつの言葉を粒だてることを教えた。
開会式を担当する子。
全体として腹筋の力が抜けている。
「選手,退場!」
この最後の「退場」の部分では力が入っている。
その感じで全て発声できるとよい。
いくつかの文で一緒に練習をする。
意識を抜きさいしなければいい感じになるだろう。
私が以前2年間担任していたTさん。
彼の成長が嬉しい。
閉会式を担当する子。
この子も担任していた子だ。
しゃべり出しの言葉があいまいだが…
放送(音読)するのが大好きである。
“好き”という氣もち,自信が声から伝わってくる。
自分の癖を見つめ直し,改善していけばぐんとよくなるだろう。
今日の練習を受けて,本番用の音楽CDをつくる。
この作業がなかなか大変…。
数時間は要するだろう
運動会を音楽でデザインする。
今年度も,いい仕事をしたい。
□ 業間休み
やはりYさんが居なくなる…
校庭にて探し出す。
学童の方まで行っていた。
『Yさんはどこにいる?』
もう学年問わず,大抵の子は彼を知っている(笑)
『行くよ』
教室に連れ帰る。
まずは着替え。
脱いだ体操服が裏返しになっている。
直し方を教える。
服をたたむことはできるようだ。
今朝は,初めて自分から体温カードを出せた。
本当にちょっとずつちょっとずつ。
彼が居てくれるおかげで,全員を特別支援教育できる。
が,今は彼に囚われているところがある。
他の一人ひとりとの時間を大切にしたい。
□Ⅲ 算数科
▼ トランプ神経衰弱「10」
スピードが加速してきた。
“何回戦できるか?”
基準がはっきりとしたからだ。
『前回,1回戦だけだったTさんはどこまでいけるかね?』
1回多くやれば進歩。
ちょっとでいいなら頑張れる。
・カードのめくり方
・切り方
・ペアを見付けるコツ
トップレベルは,これらに氣がつけている。
3分間もあれば10回戦以上いける。
これらを波及させていきたい。
できない子たちには細かく教えないとダメだ。
▼ 時計フラッシュ
毎日少しずつ続ける。
間に「目覚ましじゃんけん」が入れる(笑)
あわせてやるのが「5とび」。
数をまとめて捉える概念…
もっとダイナミックな授業はできないか。
▼ 5マス計算「2~10の合成分解」
今日は,まず私の解く姿を見せる。
2~10と毎回答えが変わるので…
意外と難しい。
記録は,100題で1分26秒。
かなりていねいに書いたとはいえ…
ちょっと遅い。
見た目もぼちぼち。
子どもたちからは「遅い!!」
と畳みかけられる(笑)
『よーし,自分たちでもやってみよう!』
えぇーーー!!!
まあ,まだまだこういう根性である(笑)
今日から補助輪を一つ外す。
なぞりではなく,全員が問題を解く。
自分たちの実力を測る。
15分間の追究となった。
100題終わったら返事をさせる。
タイムを読み上げる。
私が赤ペンで薄く書いてやったところをなぞらせる。
1枚終わった子は2枚目へ。
今は裏表ありよりも,片面だけがよい。
“1枚”がすぐに終わる。
いきなり10までの合成分解でもいける。
「数字の書き方」「鉛筆の持ち方」などの基本との同時並行学習。
さらに,口頭での「いくといくつ」も導入しよう。
▼「ひ」と「き」のつく字
ペアでの交流。
その後,一人ひとり発表。
考えられる言葉をあげられるだけあげる。
全て板書。
まだ子どもたちには書かせない。
私がひたすら書きまくる。
『よーし,「ひ」のつく言葉に負けないように「き」のつく言葉を見付けよう。これは,勝負です』
勝負の体をなしていないが…
なぜか燃える(笑)
そして「き」の方がたくさん見つかった後,大歓声が上がる(笑)
いやいや両方自分たちで見付けたものだよ(笑)
子どもは,○○だから盛り上がるのではなく…
そういう雰囲氣(空氣感)だから盛り上がる。
□Ⅳ 生活科
▼ スキルノート
先ほどの2文字の練習。
うまく書けない子たちには,赤で書いてやる。
『なぞってごらん』
逆に先に終わった子たちにも同様に。
でも,声かけは違う。
『どう? 自分の書いた字と比べて? そうなると,この隣の字ももっと良くなりそうだね』
▼ 学校探検PARTⅢの計画
一度目は,私と全員とでぐるっと。
二度目は,2年生と班ごとに。
三度目は,自分たちで班をつくって。
今回は,三度目の正直。
班決め。
3人ずつにした。
条件を示した。
『これが守れないようなら,全て私が決めます』
・誰かを一人にしないこと
・男女を混ぜること
以上。
Yさんがある子と一緒に組めずに班を離れている…
一度は納得して組んだはずだったが…
一時的に目的を共有するチームであること。
組んだ相手の氣もちを考え,振る舞い方を選ぶこと。
一つひとつ彼には教えていく必要がある。
そういう意味では,全体への指導も今年度の方が細かいかもしれない。
10分前に終了。
□ 給食
チーム5班,最後の仕事。
氣もちのよい働きっぷりだ。
が,終盤Lさんが戻す。
イワシの骨がひっかかったとのこと。
昨日はおもらし。
続いている。
なんとか袋でキャッチできたのでよかった。
処理は養護教諭に任せる。
私は子どもたちとワゴンの片付けなど。
□ 昼休み「リレーの代表練習」
私はサポートに回る。
時間オーバー。
だが,この1回で通せるには至っただろう。
□Ⅴ 生活科
Yさんが居ない。
また学童の方まで…
職員室にいらっしゃる先生にお願いする。
▼ ことわざフラッシュ
古いのと新しいものを。
覚えたてのカードだとテンポが下がる。
1回終わった後で,もう1周。
ちょっと覚えられるカードも出てくる。
これを価値づける。
▼ 学校探検の計画つづき
どこを調査するかを決める。
チャイムが鳴ったところで終了。
ここで手紙を配付していなかったことを思い出す。
急いで配る。
…5校時の時間の使い方をしくじった。
・手紙の配付
・朝顔への水やり
・図書室で本を借りる
・帰りの支度
・遊ぶ
これでよかった。
運動会練習+Yさんの対応などで余裕がなくなっていた…
まだまだだ。
瞬時に対応を考えられぬようでは。
後悔したことを後で“こうしておけば”と考える。
私の場合は,ああ言っておけば…もそう。
自分ではだから言葉や思考が磨かれるものと思っている。
できなかった,言えなかった過去を受けて,次の未来がある。
□ 放課後
▼ 教室掃除
▼ 黒板磨き
▼ 事務ワーク
週案と格闘。
その他,いろいろと。
Yさんのところへ渡す紹介状も完成。
2年前に担任していた保護者の方と話す。
保護者に対してこんな言い方はないかもしれないが…
この方はいわば戦友である(笑)
「出逢い方が違っていたら,呑み友になっていましたね」
と言われたこともある。
教育や子育てに真っ直ぐなところがお互いに似ている。
…今の6年生。
私の手を離れた後のこと。
娘の悩み。
私にできることは,限られている。
「味方が居てくれるというだけで娘の救いになっていると思います」
と,言われたものの,祈るが精一杯。
自分の手を離れた後のこと。
昨年度ほどこのことを考えさせられたことはない。
辛い想いもしたし,後悔や懺悔の念も湧いた。
それによって1年間でどう関わっていくべきかについても散々考えた。
“私の元でピークでなくてよい”
これからの最高をつくっていくための土台づくり。
1年生担任ともあり,そんなことを意識した学級経営をしていった。
それなりにうまくいったところもあるし…
課題もいろいろとあった。
さて,今年度はどうなるか?
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