体育ローテーションのメリット3
#実践記録 2021/08/26(木)
6時半過ぎに起床する。
ぱっと起きられなかった。
スヌーズ機能を何度かかわした。
自転車に乗りながら登校班に挨拶する。
昇降口に向かう途中でも。
靴箱の前でも。
いずれも反応はいまいち。
一部からだが,学校全体の空氣感を察した。
□ アーサー・タイム
挨拶をして入る。
反応がいまいち。
うちのクラスもか。
後から来る子たちの方が挨拶はよい。
が,意識してギアを上げているわりにまだまだ。
ローギアでアクセルを踏んでいる感じだ。
エネルギーを解放できるギアにシフトされていない。
その人の能力に関わらず……
モード( 状態)によって左右される。
重い荷物を運んで歩いてきただけで疲れ果てている(笑)
忘れ物をして泣いている子が2名。
『大丈夫だよ(死はしないから)』
他の子たちはどこか私に対してよそよそしい?
あんなに踏み込んでいったけど……
36日後の先生は大丈夫か,なんて思っているのかな(笑)
夏休みの課題「工作」「絵画」のみ,先に出させる。
絵画は重しを乗せて伸ばしておく。
音読カードや検温表などはいつも通り。
連絡帳が10冊近く出される。
半分は,下校のこと。
□ 朝会
栃木県も 緊急事態宣言下におかれている。
「短縮日課で早めに下校させる」
※時数は確保しながら。
8時10分より朝会が始まる。
ほとんどの子たちは準備が間に合った。
Yさんのはちょっとだけ手伝う。
錯覚でなければいいが,彼の成長を感じている。
夏の間に一皮むけたか。
地が出てくるのは,来週あたりからかな。
他の子たちも含めて。
テレビ朝会。
校長先生のお話のみ。
10分弱で終了。
□ 朝の会 →Ⅰ 学級活動
▼ 挨拶
▼ 日時
▼ ことわざフラッシュ
繰り返してきたユニットは,声が出る。
自然と飛ぶ。
「息を思いっきり吸おう」
言わなくても,自然と肺に空氣を取り込もうとする。
休み明けは,いつもの+新規。
▼ 早口言葉
生麦生米生卵
一文字ずつ提示する。
『“生”の字って,見たことない? 一年生』
“一年生”の提示の仕方は,もっと工夫できたな。
『一……年,これは?』
さらっと扱うなかでも緩急を利かせたい。
変化をつけて何度か読む。
だんだんと前のめりに。
▼ 夏休みの課題の回収
課題を一つひとつ集める。
記名の確認。
漏れの確認。
列ごとに集めさせる。
忘れた子のチェック。
もう一つ工夫したのが,課題をコミュニケーションの材料にしたこと。
「絵日記」
『夏休みでの思い出が描かれていますね。友達の5人以上に話してきてごらん』
課題回収中に,それを教材に扱って授業を展開する。
これ,おもしろいなと思った。
ペアトーク後に,自由に歩き回って。
ここでの様子から価値づけポイントを探す。
・一緒にやろう! → いいよ。
・目を見て話す。
・あいづちを打つ。
など。
対話のスキルも高めつつ,思い出を共有させながら課題を集める。
□Ⅱ 体育科
▼ 高速着替え
バチっとスイッチが入る。
たらたらと着替えている子はあまりいない。
ユニットとしての質が上がっていた証拠か。
▼ 準備体操
▼ 登り棒
校庭は炎天下に晒されている。
やはり,そうか……
養護教諭が駆け寄ってくる。
「熱中症警報アラートが出てます!」
『はい。』
『よし,体育館に行くぞ!!』
▼ ローテーション
「先生,もう一回準備体操をやりますか?」
『やらんわい(笑)』
鬼ごっこから始める。
「やったー!!」
この間に,器具庫から物を運び出す。
子どもたちの走りっぷりを観る。
スタミナはないようだ。
出し途中だったが,集合をかける。
一つひとつの用具を移動させながら説明。
・平均台(途中から2台連結)
・肋木( 上まで登ってタッチ)
・フラフープ(10回以上)
→腰か足か,あるいは縄跳びのように回す。
・ポイント10個をタッチする(低い姿勢になる)
・ステージから飛び降りる(マットを敷いて)
・ミニ跳び箱で馬跳びをする。
・ボールでドリブルする。(10回以上)
・マットで前転や横回りなどをする。
「8ブース」が出来上がった。
あとは,ひたすらぐるぐると子どもたちが回る。
ねらいは,いろいろな感覚器官を目覚めさせること。
楽しみながら体をたくさん動かせる。
使ったことのない筋肉も刺激されることだろう。
一番は,「まねる(盗む)力」を育むことを狙っている。
友達と一緒にやるうちに自然と上達していく。
いくつか例を挙げる。
◆Lさんの場合。
最初は,ステージから降りられなかった。
先っちょに腰掛けさせ,私が手を取ってなんとか降りられた。
2回目は……
『一人で降りる!』
もう用済みかい(笑)
座りながらだが,自力で降りることができた。
その後は,立った状態からのジャンプにも挑戦していた。
自分なりに課題を設定して,何度もトライ。
できる・できないは,あまり意識されない。
みんな,ぐるぐる回っているから(笑)
みんなが一つの運動体。
各自違うことをやっているのだが。
この感覚が少しわかった。
◆Aさんの場合。
「Kさんは先生よりもフラフープがうまいです! 」
『なんだと!……確かに,うまい! 負けた……。』
Aさんは,誰がうまいかを認識できている。
まねるべき対象を見つけられているということだ。
これがよい。
さらにここでの私の役目は,ひたすら騒ぐこと(笑)
リアクションを豊かに,注目してほしい子にスポットライトを当てる。
ただそれだけ。
余計なことは言わない。
◆Yさんの場合。
8種目の中で彼が得意としていたのは,肋木だった。
上まですいすいっと登ってみせる。
そりゃあそうだ。
体育の他の授業の時にも,彼はひとり勝手に登っていたからな(笑)
でも,このローテーションでは許される。
むしろ『すごいじゃん!』と言ってもらえる。
この3つの事例は,ローテーションのメリットを端的に表しているように思う。
どうだろうか。
最後は,みんなで片付け。
□ 業間休み
着替え。
太陽のがんばりにより,外遊びはなし。
夏休みの本を返し終えた子は,新たな本を狩りに図書室へ行く。
あとは各々で。
私は事務処理を進める。
今日中に返さなければいけないものを優先する。
課題や自学帳は一時預からせてもらう。
自学は,最大が4冊だった(3冊終了で,4冊目突入)。
私の思惑通りに,その子はその氣になった。
やり切ったのが素晴らしい。
『本当にやってきたの!?』
驚きを見せながら,内心は嬉しい(笑)
4月からがらっと変わった子の一人だ。
一人ひとりとまた変えていきたい。
□Ⅲ 算数科
▼ 課題回収の続き
工作関係では「鑑賞」も行う。
『作った人のところに行って見させてもらおう。お願いして触らせてもらおう。あと,質問していろいろと訊いてみよう』
私の役目は,ひたすら騒ぐこと(笑)
リアクションがまんま,一人ひとりへの評価である。
また労いの言葉である。
騒ぎを聴きつけ,ほかの子たちも集まる(笑)
これぐらいでよいのかなって思う。
▼ 教科書
2時間分進めた。
指示の言葉を削る。
なるべく自然な展開になるように。
授業を撮って分析したい。
※撮り忘れた……4校時も,途中で氣づいて。さらに,なぜかカメラが電源OFF。
→もっと言えば,ファイルが変換されて動画も観られなかった。明日はリベンジしたい。
10より大きな数の単元。
子どもたちからのアイデアを出させながら,活動の中で体得させていく。
・チェックマークをつけて数える。
・番号を振って数える。
・10ずつ囲んで数える。
いずれも子どもたちから必要なタイミングで出させられた。
「メモ」を教える。
16
/\
10 6
サクランボも余裕がある子には書かせる。
空白禁止でもある。
お金を積極的に使う。
「10のまとまり」は,ブロックよりもお金の方が分かりやすい。
最後は,ノートチェック。
ここでも余裕がある子はメモ。
□Ⅳ 国語科
漢字スキルから始めたかったが,忘れが4人。
違う活動から入る。
▼ 漢数字
一から十までは指導済み。
別の角度から復習を行う。
10~20までの大きな数とつなげる。
十一以降から板書。
ただでは書かない(笑)
大きさに緩急をつける。
そのたびに悲鳴が上がる。
まずは,十五までで空書きチェック。
・線の長さ
◆今回意識したのは,「書く方向」。
漢字の「原則」に触れた。
左から右へ。
上から下へ。
一つひとつ確認。
「九」の書き方では,30発ぐらいボケ倒す。
▼ 音読
A 『あるけ あるけ』
B 『おおきくなあれ』
変化をつけて読む。
追い読み。
男女交代読み。
順番を変えてもう一度。
一斉読み。
3時間の単元で考えていたが……
第1次をがらりと変える。
いきなり,ABの教材比較から入る。
『どちらの方が好きですか?』
好きに理由はないなんて言ったらそこまでなのだが……
“根拠”を上げて意見を述べられるかどうか。
何も読解していない段階で,子どもたちに問う。
意見を言えた子は3人。
この人数が,そして意見の質がどう変わるのか。
そこにコミットしていきたい。
明日の授業で追究する。
さらに,好き者同士で集まっての音読。
表現はまだまだ。
音読そのものもまだまだ。
でも,表現の中身も育む。
外から観たら変わって観えなくても,ここはこう! という態度に仕立てたい。
◆ 解釈×表現
ここを切っても切れないようなところへ連れていきたい。
そう表現せざるを得ないよね。
解釈がそうなら,こうとも読めるんじゃない。
私の場合は,模倣させる中で表現力を鍛えてきたところがある。
真似さえできれば,それなりの見栄えはする。
中身はあったのか?
中身がつくれれば,もっと表現は変わるはずだ。
中身ができれば,自分自身で表現を考えられるはずだ。
1年生を前にして何をなんて言う人がいるかもしれない。
どこまでできるかは,さておき,やっている本質はどの学年も同じだ。
目指すなら一流。
明日の授業の流れを伝えて終えた。
家庭での音読もあわせて勧めた。
▼ ちょっとしたゲームをしようとしたが脱線。
残り3分ほど。
ハンカチが舞っている間に拍手というゲームをやろうとしたが……
見事に脱線する。
自学の紹介へ。
とりあえずは,一人ひとりの夏休みの頑張りはおおかたは全体へ広げられた。
□ 給食
着替えのスピードも悪くない。
準備や片付けに意欲的だ。
配慮を要する子の量を調節。
歯磨きタイム。
昼休みなし。
教室の簡単な清掃。
□Ⅴ 学級活動
▼ 連絡帳
宿題や持ち物にあわせて,授業感想を書かせる。
型を示しつつ,空欄をつくる。
穴埋しながら理由を書く。
▼ 計算プリント「+&ー」
多くの子は,夏休み前と変わらず。
むしろ上がっている子もいる(笑)
逆に,ちょっと落ちた子。
大きく落ちた子は,1人。
この子の課題の一つひとつを観ていっても……
どんな生活を送っていたかが分かる。
▼ 名前
『人生で一番たくさん書く言葉なんでしょうか?』
A:名前。
宿題の名前欄に書いたものを一人ひとりチェック。
やり直しの場合は,手本を観ながらもう一度書く。
▼ ハンカチのゲーム。
▼ お尻ペンペンリレー
実にくだらない取り組みだ。
ある子が私のお尻を触ってきたので,私が叩いてみせた。
音の鳴りがいい(笑)
『よし,先生とお尻を叩く音で勝負しよう』
希望者は前へ。
私の圧勝だった(笑)
□ 放課後
事務処理。
課題をチェックしながらメモ。
良い取り組みは,すべて書き留める。
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