おんどく

#実践記録  2020/08/24(月)

夏休み明けから早や一週間。
週マッハだ。
2週目は,何を意識していこうか。

□ アーサー・タイム

ちょいと遅れて入室。
すでに何人か。
子どもたちの反応が今一つ。
先週の方がよい。
案の定,Yさんの準備が遅れている。
先週末は,ランドセルが空っぽで帰ったという…。
※連絡帳より
1人お休み。

 て
 ら
 せ
 も
 な

上から確認。
『“て(手洗い)”は,大丈夫かな?』
ぞろぞろと水道へ。
いろいろなところに歪が見られる。
こんな時だからこそ,朝から何か仕掛けよう。

朝の話題は,図工で使う材料について。
一人を除いて全員が持ってきた。

□ 朝の会

▼ あいさつ
▼ 日付け

黒板係が日付けを変えていない…
“粗”を探せばいくらでも見つかってしまう。
さっと書き直す。

最高氣温と最低氣温。
これも毎日読んでいくことにした。
氣温“差”に着目させるのもおもしろいかな。
「繰り下がりのある引き算」の活用場面。

氣温は,毎日変わる。
これがいい。
ニュースの話題へも移りやすい。
夏の氣温をどこかに記録しておいて…
冬の氣温と比べれば…
感覚と数値をマッチさせられる。


もう4年か。
友の命日。
ちょっと子どもたちにも話をした。

▼ ことわざ

一斉での読みだと,読めないものがほぼなくなった。

「ことわざ」もそろそろ切り口を変えたい。
覚えた93個を使って…

□Ⅰ 基礎

▼ 暗誦『雨ニモマケズ』

カタカナの導入にもいいかなと。
また,先日,宮沢賢治の記念館へ足を運んだ。
そこで手帳(レプリカ)を目にしたのに触発されてか。
『雨ニモマケズ』

「意味わからんない!」

と,子どもたち(笑)
あえて「長い」ものをと思ったが,長すぎたか。
時期尚早。
内容がワカラナイのでおもしろくもない。
リズムを躰で感じられるほど読む力もない。
だからこそ,鍛えがいがある。
この詩文程度は,覚えて集中して読み続けるだけのスタミナをつけたい。
直感的に,必要感を強く感じる。

▼ トランプ神経衰弱

7・8の合成分解。

『利き手とは逆で,カードをめくります』

違う刺激を入れる。
その後は,両手同時に使わせる。
もっと極端にやるなら…
「親指」と「小指」だけでもいいかもしれない。

▼ フラッシュカード

久しぶりに「+1」「+2」。
「いくつといくつ」の検定が全て合格(2~19の合成分解)した子たちがチャレンジしているもの。
トランプでも行う。

トップ集団は,繰り上がりがあろうが関係なく即答できる。
感覚づくりが利いているか。
あらゆる子たちに対して有効か,検証していきたい。

▼ 5マス計算(6~10の合成分解)

1本目は,通し。
50題を2分制限だと…
早く終わった子にダラけが見られる。
特に,朝から微妙な時は。

制限時間を変える。
1列5秒制限(5題)。
速い子たちは,1,2秒だが…
終わってから3秒後には,よーい,どん!
ましてやギリギリの子たちにとっては…
かなり負荷がかかる。
緊張感がちがう。
子どもたちの目付が変わった。

100マス計算「1分切り」を見据える。
トップ集団は,すでにこの域に達しつつある。
50題だと,30秒を切る。
この先を目指すには,“スタミナ”もいる。
通しの場合は,もう50題解かせるようにした。
100題を2分ペース。
まだ合格者は,4割ほど。
底上げができてきたので,またABへアプローチを変える。

 Aは,2分で200題を目指す。
 Bは,2分で100題+αをどれだけ積み重ねられるか。

 50題……シングル
 100題…ダブル
 150題…トリプル
 200題…アンタッチャブル

何人が聖域に足を踏み入れるか。

▼ 音読『かいがら』

まだ全然読み込んでいない教材である。
触り程度。
だからこそ,ねらい目。
初見(もしくは,それに近い)の文章をどれだけ読めるか。

前半は,一斉指導。
途中,長めの文章を取り出して,一人ひとりに読ませる。
うーん,微妙。
声が出ていない。
たどたどしい。
変な読み回し。
基本的な音読スキルがまだまだ。
“表現”も同時にやりつつ,確固たる土台を築き上げねば。

「場数」が足りていない…。
緊張感を伴う場での本氣の音読の数が。
場数がバカンスになるくらいに練習していこう。

□Ⅱ 図画工作科

流れの確認。
ポイントの提示。

活動させるからには,何かしら身に付けさせたい。
ただ材料を持ってきて,切って貼ってでは…
そういう点では,もう少しテーマを絞ればよかったか。
「自由」の良さを感じつつ,発想の貧弱さも感じさせられた。
「もう終わりました!」
創作に終わりはない…。
だが,それらの子への動機付けが今一つし切れない。
“その子”が終わったあと判断したら,終わりなのだ。

「テーマ」があれば…
テーマへの追究が如何様かを確認させられる。
大抵は,もっとできそうだと考えるはずだ。

□ 業間休み

図工の続きをやっている子も多い。
図書室で本を借りられる時間なので,そちらへ行く子たちも。

□Ⅲ 生活科

先ほどの図工のことを作文で書かせる。
感動を文章に封じ込める。
4段落構成。

 はじめ…したこと
 なか1…持ってきた材料
 なか2…活動したこと
 おわり…まとめ

それぞれ,意見を前で述べてから書かせるようにした。

 段落ごとに全員発言 → 書く

―――――――――――――――――
 きょうのずこうは、「うきうきボックス」をつくりました。
 わたしは、パイのみのはこともーるとはねとけいととわりばしとぬのとつまようじをもってきました。
 わたしは、いればこをつくりました。もーるとかはことかはねとかをつかっていればこをつくりました。まずパイのみのはこにもーるをパイのみのはこにくっつけます。そしたらはねをくっつけてさいごはびーずをはこのなかにいれますそしたらおわりです。
 いればこをつくるときがむずかしかったです。
―――――――――――――――――

もっと多作,楽作でいきたい。
今やっている実践は,ちょっと大掛かり過ぎる。

□Ⅳ 算数科

▼ 10より大きな数のプリント

 17

「7」から書く子いた。
案の定,「02」という解答も発見される。
※正解は,20

▼ 教科書問題

2とび・3とび・4とび・5とび

問題に応じて,数え方が異なる。
しかし,最後はちょっと違う。

 ○○○○○
 ○○○○○
 ○○○○○
 ○○○○○
 
「2とび」「4とび」「5とび」
いずれにおいても,ちょうど数えられる。
何だったら「3とび」でもいける。

『どれが一番数えやすいか?』

意見を決めさせ,理由を述べさせた。
「5とび」の考え方が最も合理的だった。

 ・一度にたくさんの数を数えられる
 ・○で囲む数が少ない

▼ 実際に数える

『じゃあ,実際に数えたらどうだろうね?』

おはじきを使って,それぞれを数えさせる。
先ほどの理屈でいえば…
5とびが数えやすいはずだが。
これはうまくいかない(笑)

『ならさ,10とびだったらもっと速い? 10・20! はい,終わり』

これまたうまくいかない(笑)

▼ 計算プリント50

たし算とひき算をそれぞれ1回ずつ。
スタミナ養成期として,100題通しで行っていく。

明らかにSさんの回路が繋がり始めている。
まだ「たし算」だけだが。
私が口出す機会が減っている。
個別指導なくして,彼の成長はない。
先週は,ひらがなカードを持たせた。
彼の読めない文字+発音不明瞭な文字。
保護者の方との共育である。
楽しくやれているようだ。
「数の合成分解」に関しても,ピックアップできるとよい。
ずらっと並んでいると,うげえとなるが…
カード(1つ)だとやる氣になる。
特に彼の場合は。

記録発表はなし。

□ 給食

チーム3班。
意識はまあまあ高い。
着替えのスピードに現れている。

▼ おたよりノート

連絡帳1頁以上にわたる視写。
毎回工夫をこらしている。
今日は,ある子が見やすい位置から書き始めた。
※目で文字を追うのが弱い子
行間隔もあけていくようにした。
一文と一文の分かれ目が見やすい。

それでも最後まで残ってしまったSさんとYさん。
彼らの座席ごとに前に来させる。
黒板を目の前にして写す。
それぞれなりの課題がある。
診断できているので,あとは治療を繰り返していくだけだ。

■ ABC理論

学級の空氣をつくるには,Aに働きかける。
まず変わりやすいからだ。
Aに引っ張られるように,Bも動き出す。
同時に,Cへの個別指導も進めておく。

過去の学級において,ABと大きな差ができたまま終わってしまったこともあった。
あまりに離れすぎてCの子たちのやる氣が減退…。
そうなる前に,手を打つ。
雰囲氣をつくりつつ,底上げも図っておく。

集団としての強烈なパワーを発揮させるには,やはり全員がいる。

□Ⅴ 国語科『かいがら』

▼ 題名をどう読むか

「かいがら」
どんな貝殻なのか。

 ・くまのこの好きなかいがら
 ・余り物のかいがら

全然読み方が異なってくる。
私の方でシチュエーションを説明する。
その上で表現してみせる。
ここは真似させる。

▼ 表現読み

それぞれの会話について。

 ・うさぎのこ
 ・くまのこ

「ああ。」の読み方。
ここが解釈によって変わってくる。

▼ 細分化

 ① かいがらをそっとしまって,うちへかえりました
 ② その日の晩
 ③ 次の日の朝

それぞれの「くまのこ」について。
今日検討した箇所も重ねて,明日はもっと細かくいこう。

発言のさせ方が難しい。
指名なし発言が全然できない(笑)
黒板前に来させれば言えるが…
それだと聴くことに集中できなくなる。

いっそ座席を後ろにさせて,円形にしようか。
意見を言いたい人だけ立つ。
次の人は立って待つ。
環境を変えようが,結局は意識の問題。
でも,意識を変えるのもまた環境か。

▼ 帰りの用意

私に,今日一日の感想を伝えたら「さようなら」。
曖昧だったり抽象的だったりした場合は,軽く突っ込む。

□ 放課後

▼ 要請訪問
▼ 明日の構想+これからのこと
▼ 掃除

念入りに。

▼ 事務処理


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