話したがり屋を育てる

#実践記録  2020/07/22(水)①

ひとまず今日で倒れてもいい(笑)
明日からの4連休が,いわばGWだ。
※年度始まりからの節目にあたる
ようやっと一息つける。
“前のめり”で実践してやる。

燕たちの巣立ちも間近。
家から躰がはみ出ている(笑)
運試しで…
彼らの真下を通る時がある。
ひやっと緊張感を味わうために。
ちょっと趣味が悪いか。
刺激が足りなくて,韓流ドラマを見る奥様方のよう。

いまだ“ウン”がついたことはない。

□ アーサー・タイム

音読・暗唱詩文集をつくろとしていたが…
朝の時間では間に合わず。
教材群の一部を印刷するにとどまった。
もし,4連休前に配れたら…
一生懸命に取り組む姿が目に浮かぶ。
物事には,“仕掛け”時(旬)がある。
ちょっと悔いている。

教室で子どもたちを出迎える。
■話しかけて来た子の話をしっかりと聴く。
聖徳太子のように複数人が同時に来るが…
一人ひとりに正対して,目を見て…
“話したがり屋”を育てたい。
「書く」土台となる。

『先生に話すように書いてごらん』

「せんせい,あのね」が強力になるだろう。

本日から個人懇談のため,短縮日課。
朝学の時間がない。
支度を済ませたら,プリント直し。

□ 朝の会

ちょっと前に,特支の2人もやってきた。
一人がファイルを渡してくれる。
「お願いします」と言えるようになった。
※先日,指導を入れた。
今日は再び両手で渡すことを教えた。
この子が,おっかなくて教室に入れなかった日々が懐かしい。

ライオンとキリンのパペットが大活躍してくれたっけ。
彼らに情が湧くほど…
“交流”を充実させたいなと心から思う。

▼ あいさつリレー

一発限り。
声が前に出ている子を,呼名する。
3/4を超えた。

いまだ座席に残っている子たちは,本人の認識と実際にズレがあるのだろう。
小学校にあがり,痛いほど“ズレ”に悩み苦しむことになる。
良きにつけ,悪きにつけ…。
社会にもまれるとは,ズレとの戦いだ。
私も今,もまれている(笑)

前で全力を出し切った子たちは清々しい顔をしている。

▼ 返事リレー

私からの呼名なしでいきなりやらせると…
見事に声が飛んでいかない(笑)

 返事 + 呼名(次の友達の名前)

2つのことをやらねばならないのも大きい。
音読では声が出ても,発言では声が出ないのに等しい。

後半にいくにしたがって,弱さが顕著に表れる。
来週,この点をどこまで高められるか。
やはり,私からの呼名で基準をつくってからやらせた方がよさそうだ。
まだいきなりやるのは時期尚早。

▼ 日付け

黒板係が責任をもって仕事をしている。

□Ⅰ 基礎

いつもよりも朝の会がさらっと終了。

▼ ことわざ31①

新しいことわざシリーズ。
昨日のを“受けて”どこまで覚えているか。

覚えているものが一氣に増えた。
毎日少しずつ…
角度を変えながら言葉(日本語)に触れさせる。

夏休み前に,62個はいけそうだ。

■ 音読・暗唱詩文集の中に…

「ことわざ」も載せる。
現在,テレビ画面をフラッシュカード代わりに音読している。
プリントを読ませることはしない。
教師の方でカードを提示する。
子どもたちの意識を“一点”に集められるからだ。
1年生指導において,とても重要なことだろう。

ただ,個人で練習することはできない。
導入し,全体で練習することはできるが…
自主的にことわざに慣れ親しむことは難しい。

ここで登場させるのが,詩文集だ。
一人ひとりに配布する。

 一斉に音読 → 個人へ

現在,家庭での音読もかなり活性化している。
火に注ぐ“油”の役目となるだろう。

▼ おもしろ詩PART②

早くも子どもたち同士の掛け合い。
男女で読む箇所を分ける。

 ・きりなしうた
 ・さかなやのおっちゃん

やはり,こちらの方が自然な表現が引き出される。
教材の特性が活かせる。
画面にくぎ付けになっているのは,もったいないが…
劇化につなげるなら覚えさせて表現させたい。
言葉の感覚づくりと同時並行でやっていきたい。

▼ おもしろ詩PART①

こちらの3つも,子ども同士にて。
人氣は『ことばのけいこ』。
一時期,J-POPでも歌詞の意味が分からんノリのよい曲が流行った。
何となく心地よい。
意味は分からんけど…。
それがいいのだろうな。

全て音読・暗唱詩文集に掲載する。
これも家で楽しく読めることだろう。

▼ トランプ神経衰弱

「7」と「6」の合成分解。
扱うカードが減るので,回数を稼げる。
それぞれ2分制限にて。
子どもたちの手際が大分よくなってきた。
トランプゲームの「スピード」をやっているかのよう。

▼「いくつといくつ」の検定

先生役が,6人。
教室の端六方に椅子を持って行かせる。
誰にところへ検定に行ってもよい。
2人に合格をもらえたら…
教師の下へ正式に検定を受けに来られる。

先生役は,5人が適しているか。
燃えに燃えているが,私のもとにも来るとなると…
列が途切れている先生役も見受けられた。

また,交代してやってみるのもいいだろう。
あえて,まだ合格していない子たちを先生役にする。
“逆”のことを経験させる。
「答える側」から「問題を出す側」へ。

“人に教えるからこそ上達する”

これぞ真理である。

▼ 5マス計算(6~10の合成分解)

50題を2分制限。
あと,4人のところまできた。
一人がようやっと今日,合格!
昨日,悔しくて泣いていた子だ。
笑顔がこぼれていた。
こうなってくると,俄然やる氣が湧いてくる(笑)

1本目と2本目の間に練習タイム。
燃えに燃えまくる。
仲間の成長が起爆剤となって,さらに燃え広がる。

これができれば,「引き算」もいけるだろう。
そのためにも,まずは合成分解の完全マスターを。

□Ⅱ 国語科

▼ リズム漢字

一斉読みの後は,リピート読み。
一人ひとりでもそれなりに読めるようになってきた。
どんどん声量が上がっていく。
一斉に読ませるより“一人ずつ”の方が意識が高まる。

最後は,高速読み。

▼ 輪郭漢字カード

自然編。
並び順にも工夫をこらしている。

 本 → 木

『どこが違いますか?』

 雷 雲 雪

『似ているところはどこですか?』

 雨

『これも,似てるよね』

 草 花 葉

『同じところがありませんか?』

などなど。
深く入り込んで教えることはしない。
さらっと問いかける。
発見を促す。
漢字を観る目をつくる。

▼ かぞえうた

この詩? は,創作に発展させようか。
型を利用して,自分たちでつくる。

▼ 振り返りカード

B4版。
左側は,観点にそって◎○△。
国語,算数,生活。
全て音読しながら,一斉につけていく。

1年生たるや,みんな◎なのかな…
なんて思っていたが,わりと自分をしっかりと見つめている。
それぞれの「△」の付け所に納得。

右側は,記述欄。

 ・他にがんばったこと
 ・夏休みにがんばること
  「学習」「生活」

どんなものが挙がれられるか,ちょこっと話し合い。
そらは全て板書しておいた。
個人作業中は,求められれば対応。
Sさんへは,質問しながら訊き出す。
『なるほど。こういうことね。なら,こう書いてごらん』
書き方を板書。
写させるようにした。

ここでも子どもたちからの問いかけには,丁寧に対応する。
「“ちゃ”ってどう書くんですか?」
その字を書きたいと思った時が,覚え時。

罫線の全てをうめようと,頑張っている。
まだまだ拙い文章,形の整わない文字だが…
一生懸命に書き上げた。

□ 業間休み

続きを書く子も。
その他,検定を受けに来る子も。
いつも教卓の周りがにぎやかだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?