最後の“ひとり”を潜らせられるかどうか

#実践記録  2021/07/19(月)

土曜日は,劇場にて映画三昧。

 『竜とそばかすの姫』
 『東京卍リベンジャーズ』
 『るろうに剣心 The Beginning』

“三昧”の言葉にふさわしく3本。
いずれも漫画やアニメ発の映画。
共通項は「私が君を守る」。
BELLも竜も,タケミチもヒナも,剣心も巴も…
皆,同じことを口に(あるいは行動)していた。
己の命以外を守りたいと想う心って何なのだろうか?
自分の身を危険にさらしても,傷ついても…
あるいは命に代えてもその人を守る。

“命を燃焼(もや)している”姿に…
心打たれる。
「東京MER」もそう。

日曜日もゆるりと好きなことを。
読書,カラオケ,ドラマ三昧。
2日間の構想を立てる。
通信を6号分発行。
何だかんだで朝になっていた(笑)
仮眠だけとって,学校へ。

□ アーサー・タイム

金曜日にワックスがけをした。
そのため,机と椅子などが廊下にある。
皆で中に運び入れる。
ランドセルを広げている子が…
声をかけ,まだ来ていない子の分も定位置に。
復元完了。
朝から重労働。
席に着くや否や丸付け。
先週の提出物がそのままだった。
リズムが狂う。

本日も全員集合。

□ 朝学

直し。
提出された算数ドリルもその場で丸付け。
終った子たちは,計算の特訓をしている。
新しいプリントに変わり,またもやブーム到来。
やるだけ伸びる。
練習すればできるようになる。
この因果関係が分かっているからやるのだ。

□ 朝の会

▼ あいさつリレー

残り2日間なので…
一人ひとり声を出させてみる。
封印を解き放つ。
何かを言われる前に夏休みが来る。
このチャンスを逃すものか(笑)

全体としては,今一つだが…
一人ひとりの声はそれなりに出ている。
もっと磨きをかけてやりたい。

▼ 日時

私の土日の出来事を話す。
映画の話。
3本も観ていると,誰のアンテナにもヒットする(笑)
最近いろいろな人と話していて感じることだ。
ドラマや映画,アニメ,マンガ…
わりと何でも興味があるので,ある程度話せる。

映画の合間に食べた鮨。
そのお供に呑んだビール。
「またか!」
と総ツッコミに合う(笑)

本日も絵日記を書いてもらう。
『君たちの土日はどうだった?』
書きたくてたまらない子が多い。
「絵日記が好きです」
と言っている子たちもいる。
今年度,毎日書かせるようにはしていない。
“書きたいこと”がありそうなタイミングを図っている。
よし。
今日もマッチした。
ちょこっと近くの子たちと話させる。

□Ⅰ 基礎

▼ 漢字スキル

読み。
前期分の全漢字。
個人でどれだけ読めるか試す。
その後は,一斉で読みの確認。

今日はペアでもやる。
私とEさんとで手本を見せる。

実際にペアで。
私はLさんとHさんのフォローへ。
Lさんはわりと読める。
Hさんは壊滅的。
一緒に読みながら覚えていけばよい。
この子の課題の一つが暗記力。
覚えないから計算も遅い…
ぱっと覚える。
即座に覚えたことを再現する。
あらゆる面からアプローチしていきたい。

六から十のプレテストへ。
終った子たちから持ってこさせる。
その後,一から五の本テスト。
こちらはペアで丸付け。
プレと本テスト,丸付ける人は逆の方がよいか。
本テスト,×の子が多い…
担任よりも厳しくチェックしている(笑)

『なぜ×をつけたのか相手に説明できないといけない。なんとなくじゃダメだ。明確な理由を相手に伝えられないと,どう良くしたらいいか分からないでしょ』

スキルを再び交換するタイミングで,説明し合わせる。
なぜ×をつけたのか。
本テストが終わった子たちは,裏面。
時間の使い方がいまいち…
初回を経て,良い流れが浮かんだので良しとしよう。

▼ 5マス計算「2~10の合成分解」

ひょんなことから,昔のプリントに。
今週もこれでいく。

上の段。
下の段。

ここで時間差をつける。
速い子たちは30秒待たせる。
「先生,まだですか?」
逸る氣持ちが意欲を高める。
『5秒前,4,3,2,よーい,どん!』

『ほら,ハンターが迫ってくるぞ(笑)』

先にスタートした子たちにも緊張が走る。
これがいい。

裏面は,100題連続。
まだ基準に達しないのがYさん,Mさん,Hさんを含む4人。

▼ テスト「たしかめよう」

花マル100点。
ダブル花マル100点。
ていねいさという付加価値にこだわらせる。
解くのは当たり前。
その先を常に狙い続けたい。
それが現在は「ていねいさ」。

ほとんどの子たちが5分ほどで終了。

□Ⅱ 生活科

絵日記。
またも新しい作文シートをつくった。
今回は「マス」あり。
縦に10マス。
今は,これぐらいがちょうどよい。
国語ノートとも対応する。
裏面にも印刷。
書きたい子がどんどんと長く文章を書ける。
ただ,名前の漢字が読めなかったらしく…
名無しが多い。

書かせる前で勝負が決まる。
書きたいという氣もちは高めた。
内容も皆,あるようだ。
すぐに絵は描き始まった。

問題は,「作文表現」である。
今回事前に指導を入れたのは,3つ。

一つが,段落の書き出しは1マス空けること。
もしもこれをしたいのであれば…
やはり「はじめ」「なか」「おわり」で書く場所を変えた方がよいかな。
あるいは囲ませるか?
境目が子供たちの中で曖昧になっていた。

2つ目が,会話文を入れること。
これはまだ時期尚早だったか。
実際に使えている子は,5人。
改行こそできていないが話の流れにあっている。
その他,使っているがどこやねん!
という子が数名。
全く使っていない子も数名。
もっと会話文というものに触れさせないと駄目だ。
前提がないので子供の中に落ちない。
「会話文」をうまく使えた子たちのは,明日取り上げよう。
これでピンとくる子も何人かはいるはずだろう。
少しずつ少しずつ。

最後は,中を詳しく書くこと。
これは要らなかった。
そもそも1つ目をうまく機能させられていないので…
意味なし。
もっと工夫しよう。

でも,子供の作文を読むのは楽しい。
もっと自由自在に書けるようになったら…
子供たち自身ももっと楽しくなってくるのだろうな。

□ 業間休み

着替え。

□Ⅲ 水泳

最後の水泳授業。
天氣は,バッチリ。
水温も…
30℃を超えている(笑)

▼ 水慣れ

今年度初めて水が温いと感じる。

▼ ワニ歩き
▼ 潜れるかチャレンジ

『手をつけたらいいね。もっとすごいのは両手。もっともっとすごいのはお尻(笑)』

大分潜れる子が増えてきた。
ボビングも合わせて行う。
その場で。
その後は,前に進みながら。

▼ グループに分かれて

私の担当は,50人以上(笑)
効率よく,かつ上達させるためにはどう動かせばいいか?
どうやって個別指導する時間を捻出するか?
頭をフル回転させる。

だるまかクラゲ浮きを合格した子たちは…
すぐにけのびへ。
今回は,プールの横を使う。
青い線の2本目を目指す。
ここまでいけたら,レベル③が合格。
壁を蹴って挑戦。
また同じ壁に戻る。
これを繰り返す。

その間に,あとちょっとで浮けそうな組の相手。
今日はビート板を使わせる。
腹の下に入れさせ脱力させる。
ビート板があってもできないようでは…
難しいだろう。
ビート板の感じがいい子には,どんどん本テスト。
少しずつ合格者が増える。
背浮きにもチャレンジさせた。
いろいろな方向から“浮く”感覚にノックする。

けのび組もテストを行う。
5人ずつ。
合格者は,大喜び。
それを観て,次の挑戦者が燃える。
最終日なので,バタ足も教える。
けのび組全員で。
プールサイドに座りながら。
水の中でつかまりながら。
3mのけのびが成功した子には,バタ足もつけさせた。
氣になるのは…
けのびの姿勢が崩れること。
まだ不完全なのである。
本来であれば,ここでこの子たちの手をもっととってやりたい。
が,相手する時間がない…
東京MERでいうトリアージ。
優先順位はどこか。
まだ3mに達していない子たちの手は一人ひとりとった。
私の手の上に,そっと乗せさせる。
ぎゅっと握ると余計な力が入る。
すっと推進力をつけさせると…
けのびの姿勢が安定する。
これですぐに感覚をつかませた子は2人。
この感覚づくりも何度か必要だ。

今度は,まだ浮けない組のもとへ…
といった感じで3グループを回る。
移動させている間に,検定をしたり個別指導をしたり…

▼ フリータイム

最後なので,5分ほど自由時間を。
私はひたすら子供たちを投げまくる(笑)
プールに謎の列ができる(笑)

◆ 今年度の水泳指導

学年合同での指導であった。
59人。
1組の子たちもガンガン伸ばした。
我がクラスの戦績。

 レベル①「潜れる」……9人
 レベル②「浮ける」……9人(くらげかだるま浮きで5秒以上)
 レベル③「けのび」…11人(3m以上)
さらには,けのびからのばた足も何人かが合格。

当初は40人近くが潜れなかった…
凄まじい状態からの立ち上がり。
でも,あと1人のところまできた。
逆に,あと1人をなんとかできなかった。
時間を巻き戻したい。
ノリで水に投げたらいけたんじゃないか。
もっと家庭に働きかけるとかあったんじゃないか。
最大限にやっても悔いは残る…

□Ⅳ 学級活動

▼ 計算プリント

新プリントでの記録もぐんぐん上がる。

▼ 自学講座

いくつか自主学習できそうなネタを紹介した。
またこれまで受け持っていた子たちの話。

 ・言葉集め
 ・図鑑作り
 ・絵日記
 ・計算プリント
などなど。

□ 給食
□Ⅴ 学級活動

▼ プリントの配付
▼ 夏休み前の振り返り

がんばったことや成長をひたすら語らせる。
発表したら鉛筆を一本机上へ。
まんべんなく指名するのに分かりやすい。

『今の黒板は真っ黒でしょ。まぁ,緑色か。これを君たちの意見で真っ白に変えよう』

いろいろな意見が出された。
黒板がどんどん白くなっていった。
時間があれば,もっともっと…

ここでの振り返りが,明日個人カードを書く時に役立つ。
板書は残しておく。


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