制限時間を明確にして

#実践記録  2021/06/11(金)

6時頃起床。
学校でないとやれないことがある。
早めに家を出た。
おっ…
不燃ごみの日だったか。
溜まったビール缶を捨てたいが,スルー。

テーマソングを聴きながら風を切る。
何度も何度も聴いているが…
通して歌う時には細かな表現が吹っ飛ぶ。
一方で,歌いながら歌手の声が聴こえる時もある。
“感覚”に入るとそうなるのだろう。


「認定書」の印刷。
ノート1冊終わるごとに渡すことにした。
何冊目かが分かる。
また,通し番号「クラスにおいて何冊目か」も分かるようにした。
フォントは「闘龍」。
他にも鬼滅の刃っぽさを演出。

立哨指導があるため,学校近くの交差点へ。
コインランドリーが地域のコミュニティセンターに変わっていた。
田舎とはいえ,変化はある。
1班だけ見送る。
…この場所に担当は居るのだろうか。
学校に戻る途中で,いろいろな子たちと話す。
Yさんとも遭遇。
母に見守られながら歩いている。
※一人で班に混ざって登校するのが難しかったため

□ アーサー・タイム

すでに子どもたちは登校している。
『おはようございます!!』
元氣な挨拶が返ってくる。
Yさんも比較的早くに教室へ。

本日は,朝から3人居ない。
一人は鼻血のため遅刻?
後から訊くと,兄もそうだったそうだ。
妙なリンク。
あとの2人のうち1人は,3日連続。
なかなか熱が下がらないそうだ。
お大事に。

□ 朝学

▼ 5マス計算「2~10の合成分解」

時間割に算数がない日だった…
「さんすうドリル」は持ってきてないとのこと。
5マス計算のプリントをやることにした。

タイムアタック。
100題を4分制限にて。
1回目は,8人がCLEAR。
2回目も,人数変わらず。
惜しい子が何人かいる。
来週は動きが変わってくるだろう。

制限時間内にどれだけできるか?
ようやっとこのスタイルでやれるようになった。
これから“伸び(成長)”を自覚しやすくなる。
楽しみだ。

□ 朝の会

▼ 挨拶
▼ 日時

時刻を訊きがてら「5とび」も。
他の「とび」にも取り組もう。
10より大きな数の単元の前提づくりにもなり得る。

▼ 1日の予定

□Ⅰ 基礎

▼ 慣用句フラッシュ
▼ 高速読み「あひるのあくび」

一人でもどれだけ速く読めるか?
ある子が挑戦。
なかなかのスピード。
ただ,声がか細い。
Tさんも挑戦。
声は出ているが遅い(笑)

『2人が合わさったら最強だね(笑)』

再び挑戦。
声量とスピードが一氣に上がる。

▼ 説明文「どうやってみをまもるのかな」

3匹の動物が取り上げられている。
1番目は,ヤマアラシ。
せっかくなので「ジレンマ」を取り上げる。
…あまりピンと来ていなかったか。

一つ映像を観てもらう。
「ハリネズミ」の話だが(笑)
彼に近づきたいけど…
トゲが邪魔してどうにもならない。
そんな彼に皆で渡したプレゼントとは?
短時間だが,感動的なストーリー。

この前にそもそもヤマアラシの敵とはだれなのか?
ちょっと話し合った。
草食性の彼らを捕食する生き物とは?
誰に狙われるかによって,守り方は必然的に変わってくる。

 天敵 → 守り方

この観点でまとめてもおもしろそうだ。

▼ 文づくり

五味太郎さんの本から。
「うごきのことば」。
見開き2ページ分をコピーして渡す。
テーマは「遊園地」。
動詞のことばが書いてあるのが有り難い。
それらを参考にできる。

 主語 目的語 述語

簡単にこれらを図解。
「が」「は」
「で」「に」「を」
なども示しておいた。
これらを繋げることで,文が詳しくなる。

私は質問を受け,ひたすら答えまくる。
子どもたちはひたすら書きまくる。
今日も何人かが1冊目のノートが終了。
認定書は,これで13人に行き渡った。
もうすぐ半分の子たちが2冊目へ。

ノートの使い方指導もなかなか骨が折れる。
学力が低い子たちほど,バラバラに使う。
付箋紙を貼って印をつけてあげても…
抜ける・飛ばすといった傾向が強く表れる。
冊数を重ねながら少しずつ掴ませていければいいかなと思う。

□Ⅱ 図画工作科

ひらがなプリントの直しが終わった子たちから始める。
チョッキンパの続き。

ほぼ全員の作品が完成。

この単元でもってやれることはなかっただろうか。
一つひとつ皆で…
とも考えたが,やはりこれはこれでよいか。
ただ,身に着けさせたいスキルはもっと明確にすべきだった。

□ 業間休み

事務ワーク。

□Ⅲ 国語科

▼ てにをは問題

本日も2問。
 
 か〇る〇、ながいべろ〇つかって〇〇〇つかま〇るのがとくいだ。

といった問題。
間違いを自覚することができる。
Yさんが間違いに落ちこんでいた。
逆に,落ち込むのか(笑)

ノートに貼らせる。

▼ アサガオの観察日記

国語のノートに視写させる。
アサガオの観察日記を。
4時間目の未来日記となる。

段落構成は3つ。
1つ目は,見たこと。
次は,やったこと(先日の間引きと支柱立て)。
最後は,感想。
ここは本人に任せることにした。

ノート2ページ分。
それなりの早さで書いているが,わりとついきている。
書くスピードが格段に上がった。

▼ 計算プリント「たし算&ひき算」

たし算に絞って行う。
こちらもシステムを敷く。
タイムアタックに挑戦。

50題を2分制限にて。
裏表のうちよい方の記録を発表する。
この発表にえらく時間がかかる。
1分34秒だと…
名前の順にテンポよく言えるように訓練せねば。
声出しの訓練にもなる。

合格者は,まだ7人。
ひき算ともなると,もっとダメだろう。
※まだ単元にも入っていないが
一番できない子が3個?!
Yさんの4個よりも少ない。
一体何をやっているのか…
他にも大変な子たちはたくさんいる。
がんばせるしかないな。
現在地が分かったところからがスタート。
来週から追究の日々が始まる。

ちょっと時間があったので,残りを解かせる。
終わった子から丸付け。
今年度は,終わったプリントに一応〇をつけている。
30人居ると…
それなりに時間がかかる。
周りながらつけるに限るな。

□Ⅳ 生活科

Rさんもようやっと日付けを書けるようになったか(笑)

教室横のテラスに置いてあるプランターへ。
日差しが強い。
帽子をかぶっているとはいえ,暑い。
すぐにダレてくると思いきや…
時間いっぱいまでもった。

子どもたちの氣づきや表現を全体に広げる。

 ・茎に生えた毛
 ・葉の模様
 ・表と裏の葉の違い
  → 裏返して観る
 ・触った感じを書く
 ・観たまんまを描く(写実主義)
 ・虫に食われるということは…
 ・前の観察結果との比較

など。

今日は,プランター前で色塗りまでしている子が多かった。
早めに教室へ。
続き。

観察カードを提出した子から自学。

□ 給食

動きが悪くはないが,時間がかかっている。
量を調節する方式に変えてからだ。
一律に少なめの方がいいな。
数分単位の時間が消費される。

配膳中にYさんが暴行。
先日の噛み付き事件に続き…
朝からわりと頑張っていたが,これが現実だ。

□ 昼休み

事務ワーク。

□Ⅴ 音楽科

昼休みから切り替えられないYさん。
彼のペースに合わせると全体が遅れる。
ただ,放っておいたら何もできなに。

リズム打ち。
手でなくて足も。
発声練習 → リズム打ち → また発声練習 …
サンドイッチ方式で行っていった。

「うみ」の曲をいろいろな声で歌い分けて聴かせる。

 ・地声
 ・歌う声
 ・裏声

問題は,ぱっと真似できない子たちへの指導。

□Ⅵ 図画工作科(4-2)

準備に手間取っている…

いじめゼロポスター「銀河」LAST。
私がやったことのない手法をとったので…
私自身がワクワクしながら指導できた。
毎回,指導に没頭しきった。

絵画指導を通して,心を育てたい。

この子たちと接して強く思った。
今日もRさんが「劣等感の固着」を患っていた。
私とポスターに入れる文字を相談したはいいものの…
自分で勝手にやってしくじって落ち込んでいた。
全然挽回できる。
そう口で言っても拗ねたまんま。
私が彼が色をのせたオレンジに,さらに色をのせる。
ほとんど水を混ぜない。
原液を。
色はのったが…
まだ彼の中ではしっくりきていないようだった。
そこでもう一度塗り重ねる。
あれ?!
劇的に色のノリが変わる。
Rさんの表情が変わった。
彼のイメージに近づいたようだ。

『ほらね。あきらめんのが早いんだよ。何とでもなるだろう(笑)』

その後,彼は最後の最後まで全力で絵と向かうことができた。
この例から得られる教訓は…
彼のマインドにアプローチしてもしょうがないということ。
“事実”を変えてやらねば。
自分でもできるかもしれない。
そう想わせるだけの事実を突きつける。

絵を通して,この子たちの心が変わってきている。
ぜひ掲示したいな。
前に描いた自画像も。
ラミネートして貼ればもっといい感じになるだろう。

□ 放課後

▼ 職員打ち合わせ
▼ 掃除
▼ 事務ワーク
▼ Yさんのお母さんと

たまたま学童に迎えに来たところで(笑)
たまたま(笑)
彼の頑張りと課題の両方を話す。
あとは家庭にお願いしたいこと。
提出部や物の準備は,学校ではどうにもできないところである。

▼ ある家庭へ

3日連続で休んでいる子のうちへ。
顔を観に行った。
声もかけ,その子への手紙も渡す。
これでもかを尽くす。

5時過ぎに退勤。
急いで飯をかき込み,カラオケへ。
本日は2時間コース。


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