月火水木金正日

#実践記録  2021/04/16(金)

今週は入学式に始まり…
月火水木金正日。
早くも最終日。
どんな締めくくりとなるか??

いつも通り,前輪に空氣を入れてからGO。
ちょうど子どもたちが登校する時間帯だった。
うちのクラスの子たちにも挨拶。

□ アーサー・タイム

教室には,先に3人。
元氣のよい挨拶が返ってくる。
関係性によってトーンやボリュームは変わってくる。
短い付き合いなりに,変化がある。
これがおもしろい。
毎日変わり続けている。

その後,一人ひとりを挨拶でお出迎え。
支度の仕方を指導しているため,正対しきれないが。
私の“真似”をして,敷居の前で止まれている子も何人か。

「先生,まだお手伝いしますか?」
『ぜひ!』
6年生の助けを有り難く受ける。
すぐに支度が始まらない子,名札をつけられない子…
対応する案件はいくらでもある。
時間一杯まで手伝ってもらった。

朝の支度の「ルーティン」をもっと細分化しようかな。
ロッカーの前でランドセルを開けている子がいる。
ランドセルに物が入ったままロッカーにしまってしまう子がいる。
これらに対応できるような具体行動を示した方がいいかもしれない。
手洗いやトイレなども事前に済ませられる子が増えたのはよし。

朝の段階で,Sさんと50音チェック。
…なるほど。
昨年度のSさんよりも厳しいかもしれない。
ただ,この子の場合は文字を認識できてはいる。
読めているのだが…
発話された音は母音だけしか聴こえない。
もしくは「ん」に変換されてしまう。
「言葉の教室」に繋げようと考えているが…
それで変わるのか??
根本的に鍛える方法はないのだろうか。
研究が必要になってくる。

□ 朝学

すぐに読み聴かせを始めることができた。
『ろくべえ まってろよ』
たまたま教卓の後ろの棚にあった絵本。
昨年度は,後期に読んだ本だ。

表紙。
1ページ目。
それから本文。
問いかけながら,進めていく。
また,解説も入れながら。
「話が分からなくなる」とツマラナクなるので。

飼い犬のろくべえが穴に落ちてしまった。
それを助けるべく,小学1年生の子どもたちがあの手この手を尽くす。
一端は大人に頼るも…
全然に相手にしてくれない。
自分たちでやろうと決意を固める。

『自分たちなら,どうやってろくべえを助ける?』

 ・紐にかごをつける
 ・うきわを落として,水を入れる
 ・うきわにくっつきやすいように工夫する
 ・いかだを作ってからろくべえに渡し,水を入れる
 ・水の妖精を使う
 ・梯子をたらす
 ・梯子にくっつきやすいようにする
 ・ロープにカゴをつけ,中に仲のいい犬を入れておく

子どもたちの意見だけでは不完全なので,想いをくみ取って言語化してやる。
全体に聴かせるのも大事だが…
発言した本人が納得するかどうか。

チャイムが鳴ってしまったが,せがまれたので最後まで。
無事にろくべえ救出大成功!
拍手をして喜びを分かち合う。

□ 朝の会

▼ 挨拶

『起立』の合図で,バッと立つ。
そして,挨拶。
その後もテンポよく進める。

▼ 日付け

『四月』
「四月!」
『相変わらず先生の真似がうまいな(笑)』

お手本文化を根付かせていきたい。

▼ 時刻

口頭だけでなく,躰全体での体験も取り入れよう。
「五感」をフル活用する。

□Ⅰ 書写 +α

▼ フラッシュカード「ことわざ」

31個。
「拾う神あれば,捨てる神あり」
『こんなに長いのも覚えちゃうの?』
1年2組の集団としての得意を際立てる。

 ・マネするのがうまい
 ・すぐに覚えられる

暗示もあるが,本氣でそう思っているところもある。
この学級の特徴。

『我が身をつねって人の痛さを知れ』

Yさんが筆箱で友達の背中を叩いてしまった件について。
朝の場面を振り返る。
Yさんは,自分が通るのに邪魔だから叩いたようだが…

『どうすればよかった?』

クラスのみんなの問題として考える。
いろいろな解決案が出された。
ことわざを通して,知識の伝達と日常生活の省察を行う。
「言葉」と「体験」を繋げたい。

私の話を聴いている時に,感受性豊かな子は表情が変わるのが分かる。
話を聴きながら本当に痛がったり…
才能でもあるし,逆にいえば心打たれやすいという面もあるだろう。
ふと,そんなことを感じた。

▼ 輪郭漢字カード

新しい漢字と昨日扱った漢字。
部首の導入もさらっと行う。

『似ているとこ,ない?』

今はイラストありでやっているが…
少しずつ線も認識させる。
ただ,時間にしたら数秒。

ラストは,ハイスピードで言う。
その流れで教科書をさっと出す。
…まだランドセルに入れたままの子も。
“支度(準備)”は,来週も徹底していきたい項目だ。

▼ 教科書音読

『絶対にマネさせないように難しく読むよ!』

子どもたちが乗ってくる。

冒頭の数ページ。
あいうえおのうたも
読み方だけでなく姿勢についても触れる。
様々なバリエーションで読む。

▼「あ」のつく言葉探し

音数だけ,手バタキをする。
挙手指名で答えさえる。
手バタキしながら皆で復唱。

挙手指名された後の「はい」。
この「はい」の後も考えさせよう。
「はい。私がこれから答えます」
したがって,聴き手はどうすればいいか?

▼ 書写

姿勢と鉛筆の持ち方。

『抱っこして,枕をそえる』
『三角形をつくる』

比喩で形を作らせ,どうなれば正しく持てているか目安を示した。

いろいろな線をなぞる。
できたら持って行く。
1年生でもらう初めての丸。
皆,嬉しそうだった。
「お母さんに見せる!」

2校時が始まるまでの間,子どもたちとトーク。
「すみっこぐらし」がかなり人氣があるようだ。
私も好きなキャラクターがいる。
それを聴いてか,すみっこグッズがどんどん集まってきた。

□Ⅱ 図画工作科

本当は,視力検査の予定だったが…
1組の検査時間が延びた。
1クラス30人いるので仕方がない。

それまでの間,「好きな物」の絵を描く。
一昨日の続き。
授業参観でのスピーチで使う予定。
それを知らずに,子どもたちは楽し氣にクレヨンを動かしている。

ラスト8分前ぐらいに我がクラスに回ってきた。
5人ずつ検査会場(家庭科室)へ行かせる。

□ 業間休み

視力検査の続き。
終わった子だけ外に行かせるわけにもいかず…
DVDでディズニーアニメを観る時間とした。
ミーヤキャットのように首を伸ばして皆一点を見つめている(笑)

休み時間が終わる頃には,なんとか全員終了。

□Ⅲ 学級活動

業間休みに外で遊べなかったので…
授業時間で外遊びをすることにした。
ついでにいろいろと行う。

校庭の使い方。
ルールの確認を行う。
また,「ルール」とは何なのかについても話をした。
自分だけ楽しいだけでは…
学校に来る意味がない。
“みんな”して楽しめるように工夫がルールそのもの。

 1.遊んでいい場所。NG場所。
 2.けがしたときの対応
 3.集合と整列について

根底にあるのは「命を守る」ため。

▼ 外へ向かう

廊下の歩き方。
これまでで最も意識できている。
忍者のように。

外靴に履き替えた後は,昇降口前に集合する。
先に集まった子たちから座る。
Yさんこそどこかへ行ってしまっていたが…
全体としては,さっと集まる意識が出てきた。
初めてのこと。

▼ 雲梯&登り棒

私の真似をしながら移動。
スキップ。
カニ走り。
チョウのように舞う。

実力を観る。
名簿をもってくればよかった。
あるいは,記録用のカメラ。
頭のHDに保存しておこう。

できる子はどこまでできて,できない子はどれほどできないのか。
正確に記録しておく必要がある。
まだできない子には補助。
雲梯の場合は,降りられない子たちもいたので救助。
できる子たちには,どんどん新しい技を伝授。

 ・腕だけで登る
 ・両手で棒を掴んで,倒立

『登り棒の一番上まで行ければ,プールの水の色が分かるよ』

何人かはすいすいと上まで。
今年度は,いじける子がいなかったのが幸い(笑)

▼ 増やし鬼

ルールを守れるか。
そもそも指示(ルール)を聴けるのか。
この点を意識しながら,ルールを説明した。
スタートの合図で動きだせている。
私の話を聴いている証拠だ。

途中で切る。
やりたい氣もちと体力が追い付かないので。
逃げきれた白と,鬼の赤の両方のがんばりをたたえる。

▼ 氷鬼

ゲームチェンジ。

もうちょっと遊びたかった…
というところで終了。
校庭が貸し切りだったこともあり,存分に躰を動かすことができた。

□Ⅳ 学級活動

▼ 手紙の配付

いくつもある。
事務的な場ではなく,鍛える場にする。

 ・紙の受け渡しの仕方
 ・紙の折り方(折る方向)
 ・連絡袋へのしまい方

「どうしてこの紙は折らないの?」
素朴な質問をぶつけてくれる子がいる。
1年生だからこそ,一つひとつ趣意も説明する。
共通しているのは「配慮」。

▼ 給食準備

私の指示ではなく,自分たちで確認できるように視覚化しておきたい。
昨日よりもスムーズに動けている。
また,静寂もある。

□ 給食

質問とトイレが相変わらず多いが…
完食できた子がちょっと増えた。
じわじわっと成長させていきたい。

その後は,帰りの支度。
金曜日に持ち帰るものの確認。
さようなら。

□ 下校

班ごとに並ぶ。
下校班を一人ひとり確認。
他学年が昼休みが終わって昇降口に戻ってくる…
ということで急いで帰らせる。

が,ここで問題が勃発。
学童に行くはずのYさんが居ない。
校門で子どもたちを帰していると,ある先生が走り込んできた。
皆して捜索する。
下校班に紛れているかもしれない…
と,私は走り出す。
見つけた!!
なぜ,ここに居るのかワカラナイが居た。
学童へ引き渡す。
最後の最後までお騒がせ。

□Ⅵ 図画工作科(4-2)

今年度も図工を出授業で教えることになった。
このクラスの書写も。
昨日のうちに布石を打っておいた。
係の連絡で…
もう子どもたちはワクワクしている。

挨拶。
一人ひとりの名前の確認。
毎回,ものすごい反応が返ってくる。
爆笑の連続。

その後は,2つの手品。

自画像を描く。
描きながら,図工の極意や特性をいろいろと語る。
できることより,変わること。
上手い下手ではなく,前の自分から変わろうとしたか。
そのために私は図工を教えにきた。

『今日ね,鏡を観たら自分の顔の見え方が変わってるよ』

顔のパーツの一つひとつを念入りに触らせながら描かせていった。
子どもたちは,一つひとつに感動を覚えていた。
こういう素直な面はこの子たちの良いところだ。

「書写×図工」でこの学級を底上げしていきたい。
水墨画でもやってみるか。
それは安易か。

□ 放課後

▼ 掃除
▼ 黒板磨き
▼ 事務ワーク

今年度は,仕事(分掌も)を全て一覧表にまとめている。
4~3月まで。
後手に回ったら負けというルール。
先手を取り続けられるか。

しかし,さっそく黒星をつけてしまった。
期限日の提出。

5時過ぎに退勤。


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