市民の満足度っていうのは、市民の個々が抱える具体的な課題についてのみ、その市民が判断できるものなんだよね。
大雑把に〇〇分野の満足度はどうですかなんて尋ねたって、それについての要望を抱えていない人、つまりニーズがないところについては、それに関する自分の満足度を判断しようがないんだよ。
だから、満足度っていうのは、個々が抱えている、不満に思っている要望、ニーズ。
つまり行政側からすれば課題だよね。
それを探るために、そういった市民の個々の思いから帰納的に行政が対処すべき課題を探るには有効かもしれないけど、広範囲な分野や事業の枠について大雑把な満足度をアンケートで訊くことには何ら意味がないと思う。
間違っても満足度を計画や事業の進捗度の指標にしないでね。評価に足る回答はアンケートで得られないから。

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