大阪府の言う特別区制度をどう考えれば良いのか。

制度論もいいけれども、政令指定都市について日頃思っていることを言えば、都市制度はどう運用するのかという部分がとても大きいですよね。
まあ、政令指定都市だろうが普通市だろうが、各々運用が全然違っていますし。
地域のガバナンスを推進しながら市民ニーズにきちんと対応できるのか、きめ細やかな地域のソフト、ハードに係るプランが運用、実現されるのか。特に財源の使われ方、区への配分状況に注目して判断したいですが、これは制度導入前の制度論の議論だけだとなかなか顕在化してこないかも。
制度を変えるといったい誰が得するのかという視点も大切かと思います。
それから今の23区が、どうして自分たちはwardじゃなくてCityだと騒いできたのか、その辺の理由も探ってみたいですね。そこに23区制度の課題が見えてきそうです。
そして、やっぱり都市制度を語る時に外せないスタンダードを一言で言うなら、補完性の原理だなあ。
でも、現状の課題も、制度導入後の利点も説明しないなんて言語道断ですね。
将来を見据え、いろいろと難しい道程を抱えた都市運営において、何に重点を置いていくのか。そしてその重点を実現するためにはどんな都市形態として運用するべきか。
制度も手法の一つですからね。

https://www.tokyo-23city.or.jp/chosa/chosa/index.html

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?